野原委員:当初は米国のフェアユースを想定して一般規定を検討していたと理解していたが、検討の結果非常に小さな一歩になってしまったという感がある。
2011-01-25 11:08:47野原委員:今後の技術の発展は急速であるので、この一般規定で満足するのではなく、今後も検討を進めるべきである。新聞協会の方から消極的な意見が見られたが、日頃社会の変化が大きいと国民に訴えているメディアの方から消極的な意見が出されたのは残念。
2011-01-25 11:10:34野原委員:文化庁として、この報告書で満足するのではなく、今後も検討を進めるべき。パブコメへの個人の意見としてはより積極的な意見も見られるので、そうした検討を進めていくべき。
2011-01-25 11:12:08野原委員:国際問題小委員会に関して、注目度が低いような気がするが、重要なことだと思うので、今後の具体的スケジュール等についてお聞きしたい。
2011-01-25 11:12:56大路(国際)課長:権利の主張は権利者が行うべきで、それが大変だからといって、国が代わって権利主張するのは原則として正しくないと思っている。しかし、他国に対して権利行使する場合は国が窓口になった方が適切な問題であるので、二国間協議を進めている。
2011-01-25 11:14:40大路課長:特に中国に対しては、権利帰属証明に関して、日本国内の体制が十分ではないところがあるが、文化庁だけが関連する訳でなく、経済産業省も関連するので色々と難しいところがある。問題意識は共有させていただく。
2011-01-25 11:16:29いで委員:一般規定に関して、特定企業や個人が潤うという話では無く、社会全体の為にということで考えていただければ云々。基本問題小委員会での私的録音録画・補償金についていつまでも棚上げをするのではなく云々。
2011-01-25 11:18:27村上委員:インターネットが発達し、世界的に接続されるようになって、権利制限の一般規定がないことによって、日本がビジネス的に鎖国状態にあることは問題だという認識から一般規定が必要とされたと理解している。
2011-01-25 11:20:07村上委員:今回の一般規定はかなり制限され、小さくなったがそれでも権利者は一定の不利益を被るだろう。それでも、一般規定は必要で、鎖国状態を避けるためにも必要と判断している。
2011-01-25 11:21:55村上委員:鎖国状態という意味では、諸外国と比較して権利者の権利が小さくなっている部分もあると思う。権利の保護期間。個人の保護期間だけでなく、映画の保護期間についても欧米と比較して短くなっている。そこを諸外国と揃えるのもよろしく。
2011-01-25 11:24:13金原委員:一般規定が拡大解釈されないように留意してほしい。出版物の自炊に関して、私的複製の範囲を逸脱している例がみられる。今回の一般規定でもそれは範囲内に含まれないように留意してほしい。
2011-01-25 11:25:35小寺委員:アクセスコントロールに関して、早急な立法化をお願いしたい。権利処理に関して、民放連として強制加入させられるのかどうかに関心がある。
2011-01-25 11:26:42三田委員:教科書の補償金に関して、教科書会社の倒産によって補償金が支払われない例が出てきた。今後そうした事態についても検討してほしい。
2011-01-25 11:30:57というわけで、本日の著作権分科会は終了。荷物をまとめて会場から離脱します。今回資料の枚数が多いので、自前サーバへのアップロードはなしで、文化庁サイトに上がるのを待とうかと思っています。
2011-01-25 11:41:02