分析美学基本論文集 (読書メモ)

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未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)よって、論考のタイトルの「不道徳な芸術を礼賛する」というもう一つの結論にも至るのである。道徳よりも日常のほうが大事である。終わり。

2016-02-01 00:17:31
S H O D A I @Ringoski

@mihatsuikutoshi この本に関する特集は10+1にも掲載されていました。お時間のある時にぜひ^^ 10plus1.jp/monthly/2015/0…

2016-02-01 00:04:52
未発育都市 @mihatsuikutoshi

@Ringoski 情報、ありがとうございます。(^-^)

2016-02-01 00:21:26
未発育都市 @mihatsuikutoshi

興味深い。。/「現代建築は社会状況に対してリアクティブになりすぎて、建築本来の自律性を失っている」「もちろん社会状況など無視すべきだということではない。建築が時代状況に影響を受けることはそれこそ歴史が証明している」「現代における建築の自律性を考えたい。そのとき、歴史との…」>RT

2016-02-01 00:25:39
未発育都市 @mihatsuikutoshi

『分析美学基本論文集』 amazon.co.jp/dp/4326800569 は今日で読み終えてしまってちょっと寂しいのだけど、まぁ、正直に言って、「分析美学」が面白いかと訊かれれば、僕は面白いものではないと答えるだろう。とは言え、この本は自分自身の考え方の偏向を相対化する視点(続く

2016-02-01 00:36:07
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)を提供してくれているようにも思えて、こういった思考パターンがあるのだな、と知っておくことは何かと良い。とは言え、「分析美学」は芸術について最も肝心なことが書かれていないのではという違和感が最初から最後までずっとあって、思考が整理されるという快楽がないわけではないが、(続く

2016-02-01 00:39:42
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)この違和感は一体どうしてくれるのという気持ちがないわけではない。

2016-02-01 00:42:38
未発育都市 @mihatsuikutoshi

美(美的質)をうまく語れていないという点では、ヒューム的道徳主義も分析美学もたいして変わらないという気もする。両者の違いは、前者は曖昧さでかわそうとしているのに対して、後者は「語れないものは語れないんだよ」(ウィトゲンシュタイン)という定式に則っているという点くらいではないかな。

2016-02-01 00:46:50
未発育都市 @mihatsuikutoshi

そういう意味で、(この本の7つ目のジェロルド・レヴィンソンの論文「文学における意図と解釈」でレヴィンソンが批判していた)リチャード・シュスターマンのほうが僕との相性は良いのではないかと思う。

2016-02-01 00:50:13
未発育都市 @mihatsuikutoshi

これだな。一応、メモっておく。/ リチャード・シュスターマン著『ポピュラー芸術の美学』 amazon.co.jp/dp/4326851651 「シェイクスピアもオペラも当初はポピュラーだった。…高級/ポピュラー、本物/偽物、純粋/不純の区分を退け、アートを経験と捉えて生の全体へと拡張…

2016-02-01 00:55:51
未発育都市 @mihatsuikutoshi

まぁ、僕がいつも描いているアイコン建築(~の家シリーズ)は「ポピュラー芸術」(ポップ)ですからね。【定期ツイート】→ twitter.com/mihatsuikutosh…

2016-02-01 00:59:47
未発育都市 @mihatsuikutoshi

久しぶりに定期ツイしておくか。これが21世紀の建築よ!/【これからの建築】拙稿「形態はアイコンに従う(Form follows icon)――情報化時代に適合する新しい建築をめざして」 d.hatena.ne.jp/baby_theory/20… pic.twitter.com/JUbiFPWE0e

2016-01-06 00:26:38
未発育都市 @mihatsuikutoshi

道徳的に正しい「退屈」な建築と、不道徳かも知れないが「ポップ」な建築のどちらが魅力的なのだろうか。まぁ、時代はおそらく前者に傾くだろうけど、僕は後者の可能性をより一層、追求しようと思う。

2016-02-01 01:02:45
未発育都市 @mihatsuikutoshi

というか、「分析美学」で納得がいかないのは、「分析美学」では日常や常識を重んじているのに対して、まぁ、これは僕の偏見かも知れないけど、芸術作品の作り手(アーティスト)はどちらかと言えば、常識を守らない、日常よりも超越を目指すような変人のほうが多いのではないかな…。矛盾してないか?

2016-02-01 01:08:20
未発育都市 @mihatsuikutoshi

『分析美学基本論文集』を作品を批評や観賞する側ではなくて作り手(アーティスト)の側からみた場合に、最も役立つと思えるのは3つ目のポール・ジフの論文「芸術批評における理由」と6つ目のモンロー・ビアズリーの論文「視覚芸術における再現」あたりかな。うーん。

2016-02-01 01:11:58
未発育都市 @mihatsuikutoshi

いずれにせよ、私たちに必要なのは同一性ではなく多様性である。道徳主義が多様性を潰すのであれば、そんな道徳はくそくらえである。

2016-02-01 01:14:43
未発育都市 @mihatsuikutoshi

今日読み終えたダニエル・ジェイコブソンの論文「不道徳な芸術礼賛」の最後のほうでスーザン・ソンダクの論考「ファシズムの魅力」について言及されていた。ソンダクはヒューム的道徳主義者を批判しているのだが、それは「ファシズムの理想の諸側面は礼節をわきまえた人々にとってさえ(続く

2016-02-01 01:18:54
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)抗しがたいものでありうる」からである。具体的にはナチスのプロパガンダ映画『意志の勝利』 ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%8F… の美術批評に関してなのだが、一つ言えることは私たちはヒトラーが好んだ芸術よりも嫌った芸術のほうを評価したほうがマシだろうということである。

2016-02-01 01:21:52
未発育都市 @mihatsuikutoshi

一応、ヒトラーが嫌った芸術はこれな。→ 退廃芸術 - Wikipedia ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%80… 「退廃芸術とは、ナチスが近代美術を、道徳的・人種的に堕落したもので、ドイツの社会や民族感情を害するものであるとして禁止するために打ち出した芸術観である」

2016-02-01 01:24:30
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)というわけで、道徳・非道徳の関係をあまり単純に捉えないほうが良いと僕は思う。終わり。連続ツイート、失礼いたしました。m(__)m

2016-02-01 01:27:09
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