DH 101

デジタル・ヒューマニティーズ入門に役立ちそうな対話(つぶやき)をまとめてみました。
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Kiyonori Nagasaki @knagasaki

アメリカ歴史学協会が公開した「歴史学におけるデジタル研究を評価するためのガイドライン」の和訳を、同協会の許諾の下で公開いたします。近年話題のデジタル・ヒューマニティーズにも深く関わる話ですのでぜひご高覧ください。(続)

2016-02-05 12:31:02
Kiyonori Nagasaki @knagasaki

(承前)和訳は、菊池信彦、小風尚樹、師茂樹、後藤真、永崎研宣によるものです。和訳についてお気づきの点がございましたらお知らせください。 jadh.org/guidelines-for…

2016-02-05 12:32:16
Hasesaki @Hasesaki

日本のDHの起源について以前調べたことがあるが、自分の今のところの印象では 1)計量国語学会(コーパス研究) 2) 梅棹忠夫氏の刺激を受けた国立民族学博物館 3) 公共図書館でのDBの作成なのだと思っているが、他にも大きな流れが、あるのだろうか。

2016-02-06 11:39:37
Kiyonori Nagasaki @knagasaki

現在の大きな流れの淵源という意味では、京大大型計算機センターの星野先生の流れとか浮世絵DBの赤間先生とか、大蔵経データベースあたりは割とわかりやすいですかね。あとは情報処理学会の人文科学とコンピュータ研究会、が日本では(続) twitter.com/Hasesaki/statu…

2016-02-06 12:39:06
Kiyonori Nagasaki @knagasaki

(承前)大きな流れを作ったと思います。この研究会の主力が中心となって重点領域研究をとって当時としてはかなり大型予算で一気に広まった時期がありました。あとは… twitter.com/Hasesaki/statu…

2016-02-06 12:41:27
Kiyonori Nagasaki @knagasaki

国文学研究資料館の日本古典籍総合目録データベースも押さえておいた方がよいでしょうかね。ちなみに「公共図書館でのDBの作成」というのはどういう風にDHに結びついているとご理解しておられるのでしょうか? twitter.com/Hasesaki/statu…

2016-02-06 12:43:41
Kiyonori Nagasaki @knagasaki

他の先進国に比較した時の日本のDHの難問の一つは、いわゆるサブジェクトライブラリアン制度がほとんどないために図書館の協力を非常に得にくくて、そのギャップを埋める役割を誰が担うかというところで膠着状態になってしまっているところかと twitter.com/Hasesaki/statu…

2016-02-06 12:45:58
Kiyonori Nagasaki @knagasaki

情報処理学会・人文科学とコンピュータ研究会の過去の研究報告はご覧になりましたか?古い方はオープンアクセスになっていたと思いますが、あれを見ていくと色々な流れが集合離散していく感じで、色々な流れの起源をつかむのには役立つと思います。 twitter.com/Hasesaki/statu…

2016-02-06 13:10:13
Kiyonori Nagasaki @knagasaki

人文科学とコンピュータ研究会の過去の研究報告(集)、うまくリンクできるかどうかわかりませんが、こちらをご覧になってみてください。⇒ ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/index.php?a… twitter.com/Hasesaki/statu…

2016-02-06 13:12:05
Hasesaki @Hasesaki

@knagasaki ご教示、誠にありがとうございます。図書館関係というのは書誌DBならびに国立公文書館でのデジタルデータの提供を意味しておりました。ご指摘通り、少なくともドイツでは図書館や公文書館も重要なアクターとしてDHに関わっていると思います。日本はよく分からないのですが。

2016-02-06 13:33:48
Hasesaki @Hasesaki

@knagasaki 「じんもんこん」の過去の論稿はある程度は拝見したのですが(そのために一時期会員にさせてもらったりもしました)、分野が非常に広く、個々のご研究は見てもよく分かりませんでしたので、現状分析、回顧的な論稿に区切って拝読しました。ある程度初期の論稿も拝見致しました。

2016-02-06 13:36:50
Hasesaki @Hasesaki

@knagasaki 私はドイツの歴史系のDBやポータルサイトへの関心から入ったのですが、DHを語る上では避けられない問題とも思うのですが、非常に裾野が広く、人文学とコンピュータという括りになると何でも入ってくる印象を持っております。狭い定義から広い定義があると思いますが。

2016-02-06 13:39:47
Hasesaki @Hasesaki

@knagasaki 京都大学や浮世絵DBに関連してお伺いしたいのですが、それは80年代以降の研究と理解してよろしいでしょうか?1950年代、60年代くらいですと、計量言語学や文化人類学での研究がメインになると考えてもよろしいでしょうか?大型計算機による可視化以前の話です。

2016-02-06 13:45:38
Hasesaki @Hasesaki

@knagasaki 連続になってしまい、誠に申し訳ございませんが、パンチカードの時代にはできる事がかなり限られていたと思います。それでも歴史学でも計量歴史学など、やっているところはあったと思います。お返事はいつでも、本当にお時間のあるときで結構です。ありがとうございます。

2016-02-06 13:49:06
Hasesaki @Hasesaki

@knagasaki 60年代になりますが梅棹先生が人類学へのコンピュータの利用を提言され他あたりを意味しています。その後、計算幾科学の方が具体化していくと思うのですが、雛形という形ではその前にあったのではないかと思っております。印象になってしまいますが。

2016-02-06 14:30:24
Kiyonori Nagasaki @knagasaki

確かにたどっていくことはできると思うのですが淵源と言えるかどうか、文化人類学が研究という意味でのDHにつながっていくのかなというあたりをもう少し知りたいですね。マルチメディア人類学とか色々ありましたけど研究としてどうなっていった/いるのか、とか。 @Hasesaki

2016-02-06 14:50:27
Kiyonori Nagasaki @knagasaki

分野的に人類学としてどうかは十分に把握できていないのですが、組織としての民博が(その余力も含めて?)ある時期DH的なものをリードしていたのは確かだと思います。 @Hasesaki

2016-02-06 14:52:55
Kiyonori Nagasaki @knagasaki

今、私が把握している限りだと、それらは大体80年代からですね。その前から構想としてはあったかもしれませんが、それについてはもう少しきちんと調べてみる必要があろうかと思います @Hasesaki 京都大学や浮世絵DBに関連してお伺いしたいのですが、それは80年代以降の研究…

2016-02-06 15:10:59
Kiyonori Nagasaki @knagasaki

私が論文を読んで想像した限りですと、50年代の『計量国語学』でコンピュータを使っていると確実に言えそうなのは museum.ipsj.or.jp/computer/dawn/… を使った発表でした。 ci.nii.ac.jp/naid/400009746… @Hasesaki

2016-02-06 15:14:42
Kiyonori Nagasaki @knagasaki

一方、すでに某原稿で言及しましたが1959年の『計量国語学』にはすでに「古典校訂本の句点は信用できるか」というエッセイがあって、同じようなことはずっと問題になってきているのだなというところがちょっと面白いです。 ci.nii.ac.jp/naid/400009746… @Hasesaki

2016-02-06 15:17:04
Hasesaki @Hasesaki

@knagasaki いろいろとご教示本当にありがとうございます。集中してお返事したいので、後ほどお返事をさせていただきます。ありがとうございます。

2016-02-06 17:24:46
Hasesaki @Hasesaki

@knagasaki お返事ありがとうございます。文化人類学との繋がりではご指摘の通り、大阪の民博の役割が大きいと思います。そのきっかけは梅棹先生なのは間違いと思います。ただ、彼がどこからその間を発展させたのかははっきりとしません。文化人類学の資料の扱いから来たと思います。

2016-02-06 18:47:10
Hasesaki @Hasesaki

@knagasaki マルチメディア人類学は、博物館学の中に入っているのでは推察致します。ですが、博物館は多いですし、全体を網羅することは難しいと思います。ですが、その中に息づいている推測します。あとは民博がもともと博物館の研究部門ですので、その枠はあるかと思います。

2016-02-06 18:48:41
Hasesaki @Hasesaki

@knagasaki 80年代以降の展開についてご教示下さり、有り難うございます。日文研を初めとして関西の研究機関が果たした役割は大きいですね。京都大学や立命館大もセンターになっているようですね。美学が入ってくると私には評価が難しいのですが。詳細な流れは私も把握しておりません。

2016-02-06 18:52:25
Hasesaki @Hasesaki

@knagasaki 『計量国語学』での論稿についてご教示有り難うございます。いずれ大学でコ入手致します。コーパスは言語学に属していますので読んでも分かりませんので手を付けておりませんでした。歴史学とデジタル化ですとたしか『日本歴史』の特集号がまとまっており、興味深かったです。

2016-02-06 18:56:16
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