このへんのT-60改善シリーズ、たぶん7t級軽戦車としては最もよく纏まってるんじゃないかって気がします。仮に戦争が無くて世界情勢次第では良い感じに売れそう(FT-17やヴィッカース6tと同じくらい軽くて速度は2倍! 装甲も2倍! 火力も2倍! つまり100倍強い! お得ですよ!)
2016-02-09 15:57:22そもそもTNShナンデ?
T-60の武装についてもうちょっと調べてみると、どうもコレ(とT-30)は当初T-40と同じ武装──つまりDShKTとDTを積む筈だったのね。ただDShKの生産数が全く追いつかない見込みだったので、代わりの武装が必要になった、と。火力強化ばかりが20mmにした理由でもない?
2016-02-11 00:07:07そもそも貫通力で見ると、DShKとShVAKで大差ない感じでもあり。榴弾使える分だけShVAKのほうが強力とも言えるんでしょうが、20mm榴弾にどこまで期待していいかはちょっと疑問符付きだし、そのうえShVAKの弾はただでさえ20mm級としては小さいし……
2016-02-11 00:11:05とまあ、ShVAKは航空機関砲としてはかなり素敵かもだけど、軽戦車の武装としてさえあまり魅力的でない感じもあって、今まで「なんでコレが選ばれたの?」と少々疑問なところもあったのです。でもDShKの生産が追い付かない中での代替という事情があったのなら、割と納得できますわね
2016-02-11 00:17:10生産数を眺めてみると……っと、DShKって1941年初夏時点で第507工場でしか生産してないのね。例えば7月の生産実績は僅か220挺。ShVAKが1006挺、同じ12.7mmでも航空用のUBが2543挺も作れてたのを思うと、地上用の12.7mmの生産状況は全く不安しか無かった訳だ
2016-02-11 00:21:31それとT-40に関してはご存知(?)23mm PT-23TB機関砲(MP-6航空機関砲の車載型)の装備が検討されておった訳ですが、こいつはどうも無茶苦茶に手間取ってたみたいで、一時期「代わりに23mm VYaにしたらどうか?」という話も持ち上がってたみたいです
2016-02-11 00:34:0123mm VYaてのはIL-2の牙として有名なアレ。PT-23TBより一寸強力なヤツです。ただPT-23TBが諦められてVYaが検討されたのは1941年5月の事で、これは正にVYaが採用された月。当然生産はまったく振るわないので、この案も退けられる、と
2016-02-11 00:41:12とすると、ちょくちょく「23mm VYaはT-60への装備も県とうされた」って話が出てくるんですが、これはちょっと実際と食い違うかも……と思いきや、件のお話ではソレが検討されたのは42年に入ってからという事になってるんですか。また別のお話なのかな
2016-02-11 00:44:59