アームヘッド三章ジ・エンドまとめその8
- yosidagumi2025
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ティガーは目を覚ました。「ずいぶん、寝てたわね」秋那は言った。「あれ?姉さん?アブソリュートオメガとともに行方不明になったはずじゃ!」「なにそれ?寝惚けてるの」「はははティガー笑えないぜ」秋那の隣には礼三郎だ。「え?いったい?何が?」「ラスト先輩だよ」そうまだ終わっていない!
2016-01-24 22:44:47ノックの音がした。一人の男が入って来る。「誰だぜ・・・」「セシル・・・」アイリーンに似た男は名乗った。「ティガーくん」「え?」「一周目のことは思い出せたかい」「あの夢のこと?」「そうだよ」「あれは実際に起こったことなのですか?」ティガーは目の前の男の不自然ささえ気にならなかった。
2016-01-24 22:48:36「あれはこれから起こることだよ。君がこの世界を肯定しないならば」「この世界・・・」「おう。俺達は一足先にこの世界を見てきたぜ」礼三郎があむへ!の世界について語りだした・・・。続く
2016-01-24 22:50:30「ここは軽率に滅ぶのを特殊パワーで防ぐ世界らしいぜ。ティガーみたいなのや秋那さんみたいのがたくさんいたぜ」「はあ・・・」外に出て確認するとヘブン学園。「マタヌイが学校を舞台にしたのもあむへ!の世界へ導く為なのだ」「はっそうだったとは」「つまり術中ね。許せない」マタヌイを探せ!
2016-01-25 22:29:09全領域支配皇の奴っぽいのもたくさんいた。「あ、エイワズ!」「誰?」無理もない英和頭という別人なのだ。「しかしここに招いてどうするつもりだぜ」「礼三郎くん、一つ気付いた」「お、なんだぜ?」「僕達みたいのはいない」「あっ本当だぜ、俺やイヤミや烏谷みたいのはいない!」「どういうこと?」
2016-01-25 22:32:49「それには私が答えよう」セシルが言った。「どうしてだぜ?」「ここはアライアンスのページにあるあむへ!のコーナーの世界なのだ。それを始めた頃にはTwitter連載は無かったのでTwitterからの新キャラである君たちは居ないのだ」「?」セシルの高次元俯瞰言動を理解できぬティガー達。
2016-01-25 22:37:20「とにかく、いないということだよ」「なるほど」「でもどうして私達を連れてきたのかしら?」「ホッホッホ、終わりじゃ・・・。ワシは結局ここでずっとお前らのイチャイチャを見せつけられるんじゃ」突如老人。「あ、仙人先輩。老いてるぜ」「お前らのせいじゃ。ワシはこの世界でラスト先輩と・・・」
2016-01-25 22:43:12仙人先輩もこの世界に来ているようだ。どうやら若いままこの世界に来て学園ラブコメを永遠に過ごそうとしていたらしい。「あ、みんな!無事だったの?」幼女先輩達だ。「みんな倒れてふと気付いたらここに」「セシル!どういうことだぜ?」「先輩を補完しているのさ」「へ?」センパイのパワーだ。
2016-01-25 22:46:51先輩の願いを投影したのがこの世界なのでバトル・オブ・センパイに参加した者はここに来たらしい。「マタヌイ見た?」「見たよ!」幼女先輩が上を指すと巨大なヴードゥーヘッドの顔!「ようこそ、ラストヘブンへ。ここで幸せに暮らしてください」「やだ、帰るぜ」「世界は滅びますよ」「滅ばないぜ」
2016-01-25 22:50:25礼三郎先輩の根拠のない自信だ。「世界が滅ぶというのならそれは俺が居なかったせいだぜ!」「・・・」「ねえ他の人は?」秋那が先程から気になっていることを尋ねた。世界が滅ぶので避難というのなら他の人も来るべきだがあまりにも少ない。「・・・。方舟は狭いのです」「なら降りるぜ」
2016-01-25 22:53:52「じゃあ僕も降りる」口を開いたのはティガーだ。セシルは驚いてティガーを見た。「君は、君とお姉さんは特にここに居るべきです」「最終反乱が起こるからか?」「?」秋那は弟の言葉に困惑した。しかし自分もそれを知っているような気がしたのだ。「そうです」マタヌイは答えた。
2016-01-25 22:57:33「ドッカーン!」なんか石が飛んできてセシルの頭に直撃!デカイたんこぶができた。「俺はやったぞ!みんな!」なんか赤いやつがやって来た。後ろから白いのに青いの黒いの緑、そして茶。先程ふざけたドッカーンで石を投げたのはこいつらだ。セシルはそいつらを見た。トーアだ。倒れるセシル。「!?」
2016-01-25 23:06:37「す、スウマ」ティガーはそれが自らに宿るバイオニクル、トーア・スウマだと気付いた。「マタヌイ様!やりましたぞ!トーア・バスターズ、無事にエクジコウ討伐に成功しました!これで地球に帰れますね!世界は救われたんじゃ!」「スウマすごいぜ」「やったな」「ふ」「キャー」「やったわね」
2016-01-25 23:09:47「そのセシルの正体はエクジコウなんじゃ。つまり今倒した」スウマがティガーに説明した。「つまり世界は救われたので帰れますね!?」「いたい」セシルが倒れながらたんこぶをドッパに冷やしてもらっている。「なりません、なんですか?この芝居は?」「芝居?俺達は宿命を果たしただけですよ?」
2016-01-25 23:13:00「そうだぜ。帰るぜ」「しかし・・・」「僕はエイワズのいない世界に興味は無いです」ティガーは言った。「たとえ救えないとしても今ここに居るよりはマシです」「・・・。あれを見てなお言うのですね」マタヌイの目が変わった。「おい襲ってくるぞ!」スウマ達トーアと先輩が融合しアームヘッド変身!
2016-01-25 23:17:00巨大な顔を倒した。するとマタヌイは言った。「私が消滅するのでラストヘブンは崩壊します。どうか頑張ってくださ」消えた。スウマと分離すると世界が消え始めている。「悪は消滅したので宿命は終わったんじゃ」「マタヌイを悪呼ばわりとは・・・」「いやエクジコウに言ってたんだけど・・・」
2016-01-25 23:19:59そのあとのことだ。先輩は滅び、普通に本名で呼ぶ文化が復活した。新しい校長には行幸が就任し、余分な建物は取り壊された。暴君先輩、本名呈黄が生徒会長になりほそぼそと先輩しているらしい。仙人先輩は・・・。ガッポエンドメイカーとしてイチゴ先輩を探す旅に出た。北にいるらしい。
2016-01-25 23:24:30秋那は礼三郎と一緒に高校から下校しながらそういう話をしていた。「礼三郎くんは本気で世界を救うとか言ったの?」「・・・。その場のノリですよ」
2016-01-25 23:26:39