アームヘッド三章ジ・エンドまとめその８

マキータ @makitateriz

「新たな夜明け」 (ティガー・Ｋ・テーリッツ編)

マキータ @makitateriz

また春がやって来た。これで僕は二年生だ。先輩になると思うと気が重い。というよりは先輩という言葉が大きく風評被害を受けていると思う。「お、ティガー殿、おはようぜよ！」「おお、坂本くん」「転校してきた俺と仲良くしてくれるティガーくんは最高ぜよ」「照れるな」校門についた。

マキータ @makitateriz

「担任のアイリーン先生、若干怖いぜよ。世界征服を狙うような迫力があるぜよ」「意外といい人だと思うよ」「そうぜよか？」たわいもない話をしていると全身タトゥーの褌一丁の男。黒い肌に白い呪言が恐ろしくふとももの正の字が並んだところなどさながらキルマークだ。「達筆先輩・・・」

マキータ @makitateriz

「ぜよ！この怖い人は誰ぜよ！」「フシュウ・・・。オヌシが転校生か」威圧。「そ、そうぜよ。西のほうから来たぜよ」震え声。「フシュウ・・・。ようこそ」筋肉が前よりもパワーアップして見えた。「あんがい、いい人ぜよか？」「フシュウ・・・。ではオヌシも先輩となるのだ」「！？」

マキータ @makitateriz

「オヌシはアームヘッドの腕を見込まれ青田刈りにあった者、我が先輩の軍勢に加わるがよい」達筆先輩が坂本くんを片手で持ち上げた。「ぜよぜよぜよぜよぜよぜよぜよぜよぜよ！！！」「や、やめ・・・」達筆先輩と坂本くんの目が青白く光っている！「フシュウ・・・。センパイストーンよ導け・・・」

マキータ @makitateriz

「先輩・・・。先輩とは・・・。先輩とは夜明け・・・。人類の夜明け。夜明け！」「フシュウ・・・。この者を祝福したまえ、我が神、先輩、部族主神よ・・・」既に達筆先輩は手を離していた。「洗濯ぜよ。洗濯が必要ぜよ」「クックック、では夜明け先輩を名乗り放火先輩と戦うが良い！」目が光った！

マキータ @makitateriz

「さ、坂本くん！大丈夫！？」いや大丈夫じゃない、目付きが変だ。「この者は既に先輩よ。のう夜明け先輩」「ぜよぜよ。俺は夜明け先輩ぜよ」「そんな・・・」「戻してほしくば先輩性を撃ち破って見せよ！」「そうぜよ。いつでも相手になるぜよ。放火先輩」救わねば・・・。続く

マキータ @makitateriz

◎ペインター・グラインドストーン◎ 精神支配系付与型の調和。対象をあるべき先輩にする。

マキータ @makitateriz

「新たな夜明け2」 (ティガー・Ｋ・テーリッツ編)

マキータ @makitateriz

しかし夜明け先輩はなかなか襲ってこなかった。「しかじかです」「そういうことなのね」アイリーン先生は思案した。「昔、聞いたことがある。マタ、・・・あやつのパワーのひとつに戦士にする力」「それで先輩に・・・」「うむ、私にはその先輩というのがよくわからんが悪用されているのかもしれない」

マキータ @makitateriz

部族主神とやらのパワーを悪用しているのが邪悪な学園長、仙人先輩ことエンドメイカー・ガッポであるとは聞いたことがある。「お前の同級生が敵になるつらい展開が続くかもしれない」「・・・」「夜明け先輩だぜ！」若葉だ！「少し様子がおかしく文月に乗って襲ってきた！」マーニで出ると・・・。

マキータ @makitateriz

「夜明けぜよ！世界の維新の為！邪悪な先輩の敵は洗濯されるべきぜよ！」くっきのうはそこまでおかしくなかったはず。「ぜよぜよぜよ。先輩と後輩が手を取り合いアームヘッド差別に対抗する先後同盟は妄想だったぜよ！やはり放火先輩を倒すべきぜよ！」「下らぬことをいい始めたのでやったらダメだな」

マキータ @makitateriz

達筆先輩だ。「夜明け！」こうもおかしくなったのは先輩となっても平和な心をもつ坂本くんにさらに先輩を注ぎ込んだためか。「許せん！」「夜明けが必要なのを認めるぜよ！」夜明け先輩の言葉を無視しマーニは達筆先輩を捕らえるべく狙う！「フシュウ・・・。あぶない」妨害だ！

マキータ @makitateriz

夜明け文月だ！「この曙は無敵ぜよ！」ゴレンブレードを構える文月カスタムアームヘッド曙！近接は危ないか？「逃げても無駄ぜよ」間をつめる曙！瞬間移動の調和だ！続く

マキータ @makitateriz

◎スピリットクラフト◎ 空間支配系発動型の調和。行動の結果を距離を置いた場所に起こす能力。例えば斬撃ならば実際に切った場所から離れた場所にあるものを切れる、また移動ならば歩いてたどり着く場所よりも遠くに移動したということにもできる。

マキータ @makitateriz

「新たな夜明け3」 (ティガー・Ｋ・テーリッツ編)

マキータ @makitateriz

「やめろ坂本くん。僕は君と戦いたくない」「俺もそうぜよ」「じゃ、じゃあ・・・」「なのでおとなしく死ね！」曙が一気に距離を詰め、斬る！「ぜよ・・・？戦いたくないのではなかったぜよか？」ライトスタッフがゴレンブレードを受け止めた。「止めて見せる！」「やってみせるぜよ」刀！

マキータ @makitateriz

刀！刀！刀！刀！「ぜよ～ーーッッ！！」刀を振り回す曙！だが致命的ではない！隙の多い動きだ！ライトスタッフで刀を落とす！「かかったぜよ！」曙は刀を捨てピストル！「ズキューンぜよ！」正確な射撃！マーニの胸部装甲が厚くなければやられていた！「ぜよ！」炎の壁だ！「無駄ぜよ！」

マキータ @makitateriz

炎の壁で普通の弾丸は燃え尽きる！「俺の調和、スピリットクラフトはワープの調和ぜよ！そんな壁、飛ばして撃てるぜよ！」ワープ・・・。続く

マキータ @makitateriz

「新たな夜明け4」 (ティガー・Ｋ・テーリッツ編)

マキータ @makitateriz

「ぜよー？」訝しい。さてさて弾丸は外れたからだ。なぜゆえに？「光の屈折ぜよか」然り！熱で光を曲げ炎の壁と合わせ二重の防御！「なかなか面白いぜよ！だが！」銃口は正しくマーニのいる方を向く！「心眼のまえに真贋の区別は容易ぜよ！」発射！一瞬の状況判断！前進！炎弾を混ぜマーニの前進！

マキータ @makitateriz

おそらく坂本くんは調和で視界をワープさせている。どういうことかというと熱の壁や屈折した虚像を通り抜け正しく見える場所まで見たという事実を送る。直接マーニの姿を見ているのだ！よって距離を詰め、視界をどこまで送ればいいか分からなくさせるのが有効だ！「ぜよ！」刀を構え直す曙！

マキータ @makitateriz

坂本くんの曙と僕のマーニ、二機のアームヘッドの刃と刃が交錯する！「ぜよ！？」燃えるライトスタッフ！このまま勝負をかける！「ぜよ！」片手にピストル！坂本くん、否夜明け先輩はピストルに絶対の自信を持っているようだ！だが！「ぜよっ！」片手を離したことでつばぜり合いに押し負ける曙！

マキータ @makitateriz

「ぴ、ピストルがーッッ」飛んでいくピストル！さらに曙も吹っ飛んだーッッ！！マーニの追撃！ライトスタッフを降りおろ・・・。「いやあティガーくん強いぜよなあ・・・」「・・・。さ、坂本くん？」様子がおかしい。いやおかしくなくなった？「ほんと拙者まだまだぜよ」上体を起こす曙。

マキータ @makitateriz

ふと気づくと達筆先輩がいない。先輩が離れたことで先輩の呪いから解放されたのだろうか？「うーん、ピストルには自信があったんぜよなあ・・・まだまだ洗濯には遠いぜよ」「坂本くん、無事なのか？」「うーん、ティガーくん強かったからな」「よ、良かった」だが雰囲気が変わった。「ティガー・・・」