「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」読書ノート

個人的な備忘録
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AC後屋 @acgoya

ある銀行家がバプティストに加入する動機。 倫理及び営業上の生活態度の審査があり、バプティストは他と比較して最も厳しく信頼性が高い。 借金の支払いが滞る、支出がだらしない、飲み屋通いをするような人物は拒絶される。 ※厳しいな(;´Д`)

2011-06-02 20:25:34
AC後屋 @acgoya

ひとたび加入が認められると、どこかに転居する時には証明書が交付される。 証明書がないと移転先の教団に入れてもらえない。 支払い困難に陥ると、ゼクテの名声を傷つけることがないよう、ゼクテは彼の生活を建て直そうとする。 

2011-06-02 20:27:58
AC後屋 @acgoya

バプティズムの教派、とくにクエーカーは、生活態度、営業上の公正さに関して成員を徹底的に統制。 信仰告白者の数が限定されている。 国家による特権付与がない 全員がお互いを個人的に知ることのできる教団の規模。

2011-06-02 20:28:17
AC後屋 @acgoya

敬虔主義のゼクテの形成期では、「排斥された」人と聖餐を共にしたり、排斥された者の手から聖餐を受けたりすることを極度に恐れた。 生活態度を通じて確証した宗教的資質のみによってもっぱら評価。 封建的、王朝的、宮廷的儀礼拒絶。 国家に対抗する個人の絶対権としての良心の自由を要求。

2011-06-02 20:28:38
AC後屋 @acgoya

アメリカのゼクテは、プロテスタンティズムを土台としてデモクラシーに弾力的で個人的な色彩を与えた。 デモクラシーは、原子のようにバラバラにされた人々の集合ではない。

2011-06-02 20:29:09
AC後屋 @acgoya

どこにおいても、排他的要素を持つ社会的な団体に加入を要求され、その内部で自己の地位を維持しない限り、大学でもビジネスでも地盤を獲得できない。 ゲゼルシャフトでありゲマインシャフトではない。 個人は必ず団体の目的活動に参加することを要求される

2011-06-02 20:29:42
AC後屋 @acgoya

アメリカにおける、個人の内面的孤立化と、強固な団結を保つ社会的団体を形成する能力の結合→ゼクテ形成。 ドイツ宗教改革→個人の働きでなく当局の威光。

2011-06-02 20:30:08
AC後屋 @acgoya

宗教性に関する学問的分析へのプロテスト。 教義上の知識でなく、人格を宗教的に証明されたことが、教団を教導することを正当化。 宗教的意識内容は政治的経済的な社会的関心と混和し、それらと同じ程度にまで水割りされてしまう結果に。

2011-06-02 20:30:34
AC後屋 @acgoya

以上、荒っぽい論理ながら、米国のラディカルな資本主義の説明としては一定の説得力があるという感想。

2011-06-02 20:33:28
AC後屋 @acgoya

@mazyoshi 人とは関係性において生きるものであり、絶対神との関係が「いのち」である、というのがキリスト教的解釈であったかと思います。プロ倫の言う米国的キリスト教社会では、教会が目に見える形で他者との関係性、また役割を与えていたということのようですね。

2011-06-02 20:41:19
AC後屋 @acgoya

訳者の梶山力先生はクリスチャンだったのか。

2011-06-02 20:47:20
AC後屋 @acgoya

@tokyo_edogawa 地縁、血縁のゲマインシャフトと、利害関係のゲゼルシャフト、教会は信仰共同体なのでいずれとも少し違う気もしますが、「主にあって兄弟」という概念からすれば、広義のゲマインシャフトでしょうか。しかし現実には後者のようになっているようにも見えますね。

2011-06-03 09:28:11
AC後屋 @acgoya

@tokyo_edogawa アメリカにおける「ゼクテ(教団のことか)」は、明確に情緒的要素のないゲゼルシャフトであると言っていますね。

2011-06-03 09:39:01
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