いさきな誕2016

いさきなさんの誕生日に行われる郭杉いさリレー小説。三年目です。そしてついに堂々の完結!
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葉山 @hayama_mi

@isknymh 今年で三回目となりました!今年も期待してた!?安心してください!やりますよ!!いさきな誕恒例の郭杉いさ!!今年でついに堂々の完結!!どうぞお楽しみください!!!(笑) いさきなさん誕生日おめでとう!!!

2016-02-27 23:05:33
ます@ @masssssss777

@isknymh 1. 去年の誕生日に指輪をもらってから1年。杉原くんの家にそっとゼクシィを置いてから8ヶ月とちょっと。わたし、いさきな。杉原くんとついに結婚する運びとなりました! もしかしなくても、今が人生で一番幸せな時かもしれない!

2016-02-27 23:06:00
ます@ @masssssss777

@isknymh 2. 左手の薬指のキラキラ光る婚約指輪を見つめながらいさきなはニコニコと堪えきれずに笑みを浮かべた。 婚約指輪は改めてプロポーズされた時にもらったもので、「給料3ヶ月分とはいかなかったけど」と杉原がハニカミながら渡してくれたのだ。幸せすぎて天にも昇る心地だった。

2016-02-27 23:06:23
ます@ @masssssss777

@isknymh 3. そこからオフシーズンに式を挙げるために怒涛の勢いで準備を開始。両家の挨拶とか結納…式場を決めたり、招待客の選定などなど。本当に目まぐるしい毎日で…幸せに満ち溢れていた。 そんなこんなで結婚式まであと1週間。

2016-02-27 23:07:07
ます@ @masssssss777

@isknymh 4. どうしても自分たちの手で作りたかった席札やメニュー表の準備に追われながらいさきなは幸せを噛みしめる。あまりにも準備が終わる気がしなくて、友人たちとの飲み会を泣く泣くキャンセルしたのはご愛嬌だ。

2016-02-27 23:07:31
ます@ @masssssss777

@isknymh 5. 「…それにしても、こんなにたくさんの人たちに祝ってもらえる私たちはしあわせだなあ」 手元にある招待客リストを眺めながら、いさきなは独りごちた。 …本当に、わたしは幸せものだ。

2016-02-27 23:08:01
あか @aka_310

@isknymh 6. 杉原といさきなの結婚式がついに明日へと迫った夜。これまでのたくさんの思い出を馳せながら独身最後の日を過ごす人も多いだろう。 そんな貴重な結婚前夜を杉原はこともあろうに郭と過ごしていた。 「ほんとに結婚するんだ」 不意に呟かれた言葉はやけにあっさりとしてた。

2016-02-27 23:08:51
あか @aka_310

@isknymh 7. 「寂しい?」 そう尋ねられ郭は同じベットの中にいる杉原の腕を引っ張り自分自身へと引き寄せる。唇が重ならないギリギリの距離まで顔を近付け不適な笑みを浮かべた。 「全然。人のものって逆に興奮するでしょ」「相変わらずの性悪だね」 どちらからともなくキスをする二人

2016-02-27 23:09:09
あか @aka_310

@isknymh 8. 「明日の新郎友人代表のスピーチよろしくね」 Yシャツに腕を通しながら未だにベットで横になっているであろう郭に振り向きもせずいい放つ。 「…お前ってさほんとに性格悪いよね」 「そっくりそのまま返してあげる」 ニッコリと微笑んだ杉原は昔と何ら変わりはない。

2016-02-27 23:09:50
あか @aka_310

@isknymh 9. この関係が始まったのはもうずっと昔のこと。今もこうして続いているわけだが、いつかはこんな日がくるかもしれないと心のどこかで思っていた。 けれど結婚するからといって別れを告げることも告げられることもない。 この場合どちらを選んだことになるのだろう。

2016-02-27 23:10:08
ミト @mito_tuna

@isknymh 10.今日は二人の結婚式だ。昨晩一糸まとわぬ姿をさらけ出していた杉原は、余興のクイズで大立ち回りをし、ファーストバイトでいたずらっぽい笑顔を見せ、くるくる変わる表情を魅せている。あれが自分のものだと思うと高揚した。郭は時計をちらりと見る。スピーチまであと少し。

2016-02-27 23:10:39
ミト @mito_tuna

@isknymh 11.「多紀くんとは小学生からの付き合いで…」高砂では、着飾った杉原が笑顔でこちらを見ている。その隣には同じく笑顔のいさきな。 「…本当におめでとうございます」 (俺達の関係を知らないなんて本当に「おめでたい」ね) 皮肉をこめて、郭はこれ以上ない笑顔を向けた。

2016-02-27 23:10:49
ミト @mito_tuna

@isknymh 12.「…郭さん!スピーチありがとうございます!今日は旦那さんが本当に輝いてて…郭さんのおかげかな?」 「…ありがとう」 「多紀くんのこと、よろしくお願いしますね」 一瞬、胸が痛んだ。哀れみなどではない。なぜだか、彼女にすべてを見透かされた気がしたからだ。

2016-02-27 23:11:21
ミト @mito_tuna

@isknymh 13.彼女を騙せている自信はある。杉原が自爆することもないだろう。結婚までしているくらいだ、二人の関係は誰にも知られていないと考えるべきだろう。 なのに、彼女の笑顔を見ると不思議な気持ちになる。まるで、手のひらで踊らされている小さな駒に成り下がったような。

2016-02-27 23:11:29
葉山 @hayama_mi

@isknymh 14. それは郭の思い過ごしなどではなった。郭も杉原も何もわかっていなかったのだ。いさきなの持つもう一つの顔を。 彼女はすべて知っていた。杉原に自分の他に付き合っている人がいることも、それが郭であることも。すべて知った上でいさきなは杉原と一緒になることを選んだ。

2016-02-27 23:12:02
葉山 @hayama_mi

@isknymh 15. 「ねぇ、杉原くん。結婚式、疲れたけど本当に楽しかったね。いろんな人がお祝いしてくれて」 疲れた体をタクシーの座席に預け、目を閉じたままいさきなが言うと「そうだね」と杉原の柔らかい声が耳に届いた。いさきなは満足していた。自分と杉原は今日、夫婦になったのだ。

2016-02-27 23:12:15
葉山 @hayama_mi

@isknymh 16. ふと、スピーチのあと自分が声をかけた時の郭の表情を思い出し、いさきなは勝ち誇ったような気持ちになる。勘のよさそうな郭のことだ。もしかしたら気づかれたかもしれない。でも、それならそれで構わなかった。杉原と結婚した今、いさきなに怖いものはない。

2016-02-27 23:12:26
葉山 @hayama_mi

@isknymh 17. 「あ、次の信号を左に」 杉原がタクシーに指示を出す。もうすぐ家に到着する。いさきなと杉原の新居だ。 「私たち、幸せになろうね」 杉原の横顔に向かっていさきなが呟くと、杉原は振り返って優しくほほえんだ。 「幸せにするよ」

2016-02-27 23:12:39
葉山 @hayama_mi

@isknymh 18. 触れていた手がどちらからともなくつながれ、そしてしっかりと握りあう。その存在にこの上ない幸せを感じながら、いさきなは心の中でそっと呼びかけた。 ――杉原くん。一生、一緒だよ。

2016-02-27 23:13:28
🍈🍞🧚 @isknymh

@hayama_mi ええーーー!!???(´;ω;`)なになに!?えっ!?姐さんが祝わないのはきっと最後にためてるのかと思ったらこれかよ〜!笑 今から見る!!(´;ω;`)

2016-02-27 23:16:06
🍈🍞🧚 @isknymh

@hayama_mi あ!ありがとうが抜けてた!!ありがとう!!!

2016-02-27 23:16:25
🍈🍞🧚 @isknymh

@arisawa47 消される前に保存した!!!

2016-02-27 23:17:51
🍈🍞🧚 @isknymh

@mito_tuna あばっ!あばばばばばば!!!

2016-02-27 23:20:08