「今、電気が必要かな?」と声をかけること、子どもに自分で考えるように促すこと★続編★

昨日のまとめ(http://togetter.com/li/943670)のあとに、また皆さまがいろんなことを書いてくださいましたので、続編を。
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ぱふ @ppaaffuu

→「次の行動を促すための問い」は必要だ。でも、それを安易に「考え、判断させるための問い」と勘違いしていないか? それはワタシが常に意識し、自身に確認することを怠ってはいけない点だ。

2016-02-28 16:07:30
なん・抜け首・佐川 @nankuru28

「自分で考える」は、「自分で選べるように」だし、それは「選択できるんだよ?」ってことを知らんと始まらないように思う。 「疑問文提示して、自分の予想外の答えで怒りだす」のは、単なる無能故の「生理現象」である、ってのがあって「それ以外の方法、知らないの?」になる、ような。

2016-02-28 17:11:35
ぱふ @ppaaffuu

RT そう。「自分で考える」は、「自分にはあらゆる選択肢がある」と知っていること。その数ある選択肢から、「自分で選ぶ」ということ。

2016-02-28 17:26:28
ぱふ @ppaaffuu

「今電気必要?」に、「必要じゃない」「必要だ」から「んなこと知るか」まで、選選択肢があることを、子どものぱふちゃんは「頭では知っていた」と思う。でも、それが「ワタシも選んでいい」とは思ってなかった。ワタシは、「必要じゃないから消します」と言うことしか、ありえないと思ってた。

2016-02-28 17:29:40
ぱふ @ppaaffuu

「んなこと知るか」と反抗する子がいたら、「先生の言うこと素直に聞いてればいいのに……わざわざ場を壊すようなこと言うなんて、ばっかじゃないの?」と、子どものぱふちゃんは思ってた。

2016-02-28 17:32:30
ぱふ @ppaaffuu

長じて、知的障害の双子に恵まれ、彼らが、「電気?んなこと知るかーい、それより遊ぶぜー!」と自在に動き回るのを見て、ワタシは、「うらやましい」と思った。「この子たちは、自由でいいなぁ」と思った。心から。

2016-02-28 17:34:01
ぱふ @ppaaffuu

「ワタシにも、実はありとあらゆる選択肢があって、ワタシはそこから自分で選んでいる/いたんだ」ということに気づいた、きっかけの一つが、彼らのうらやましいまでの自由自在さだ。

2016-02-28 17:37:34
ぱふ @ppaaffuu

子供のぱふちゃんが、「今電気必要?」に「必要じゃないから消します」と言っていたのは、必要性を考えたわけじゃなく、場を壊したくなかったり、先生に褒めてもらいたかったからだということ。「んなこと知るか」と反抗する子には反抗したい理由があって、それはバカなことじゃないと、今なら分かる。

2016-02-28 17:42:54
ぱふ @ppaaffuu

子供のぱふちゃんの「ばっかじゃないの?」は、「うらやましい」の裏返しだったんだねえ…って、ン10年かけて気づいたと思うと、なかなか感慨深いものがあるなぁ。

2016-02-28 17:56:08
harmony @harmony0526

電気問題、すごく盛り上がってるんだね…。

2016-02-28 18:46:07
harmony @harmony0526

チビ達には自分で考えて選択できる子になって欲しいけれども、それは私の想定している答えに沿って人生を歩んで欲しい訳じゃない。 世界は広く、様々なものの見方で溢れている。自分の正しさを主張するのではなく、たくさんの経験とたくさんの人と触れ合う中で、自分なりの答えを見つけて欲しい。

2016-02-28 18:50:40
harmony @harmony0526

考えられるようになるには、自分の気持ちや考えを聞いてもらえる体験がないと、難しい。それがどんなアンサーであれ、「それを出してくれた」ことを尊重してもらえないと、「自分なりに考える」ことは難しいと思う。 想定されている答えがある前提なら、それは察する事が求められているのかも。

2016-02-28 18:54:42
dicegeist @dicegeist

「電気を消して」というストレートな指示ではなくて、「電気必要?」と指摘することで身につけさせたいのは、 ゆくゆくは指示・指摘なしで、電気が不要なときには電気を消せるようになってほしいということなんだろうということ。 これは「考える」というよりは、自発的な注意喚起の話のはずだった。

2016-02-28 18:46:28
dicegeist @dicegeist

この自発的な注意喚起、つまりゆくゆくは自分で「そうだ、(今はもうここを離れるから)電気を消そう」と「気づく」ようになってほしい、というのはとても大事な教育目標なはず。 ただ、これは得意不得意が人によって違い、発達の凸凹として不注意傾向があると身につきにくい。

2016-02-28 18:49:33
dicegeist @dicegeist

そうした自発的注意喚起が身につきにくい子どもに対して、しばしば大人は「ちゃんと私の指導を聞かないから」「この子がまじめに自分で考えていないから」と考え、叱責するようになる。 「考える力」の問題ではないものが、そうだといつのまにかすり替わっていく。

2016-02-28 18:52:11
dicegeist @dicegeist

あるいは、こうした婉曲表現をキャッチするのが苦手な子や、意図的に遠回しにされた指導の仕方に抵抗感がある子がすぐに大人の意図した通りに反応しなくても、やはり「ちゃんと指導を聞かない」「自分で考えていない」がごちゃまぜになったものにすり替わったりする傾向がある。

2016-02-28 18:54:48
dicegeist @dicegeist

たぶん、多数派の子どもは「今、電気必要かな?」という声かけの仕方で、それほど苦労せずに、自発的な注意喚起の力を身につけ、電気が不要になる場面では、こうした声かけすらなくても「ちゃんと」電気を消せるようになる。それがねらい。そして、まぁまぁうまくいく。

2016-02-28 18:56:43
dicegeist @dicegeist

でも、その指導の仕方でうまくいかない(電気が不要になったら電気を自発的に消す習慣が身につかない)場合には、別のアプローチが必要。 そのための多様な方法をイメージすることは大人が考えなくちゃいけない部分だし、子どもも自分自身にとってどんなやり方がよさそうか考えなくちゃいけない。

2016-02-28 19:01:54
dicegeist @dicegeist

「今、電気必要?」という問いかけを続けるだけではうまくいかない場合に、「じゃあどうやって教えていこうかな?」と考える人に、「子どもに考える力を身につけさせたい」と言ってほしいなと私は思います。 自分は考える(色々なやり方を検討する)つもりがないのに、子どもには、というのは不公平。

2016-02-28 19:06:58
dicegeist @dicegeist

今回、まとめの前半でとりあげたツイートは、「その場で先生の意図を読むこと」に関するものが多く、コメントもその路線に沿ったものが多かったように思います。 ただ、元ツイートの先生も、途中でご紹介した先生も、そもそも子どもをコントロールしたかったわけではないというところに戻りたいです。

2016-02-28 19:10:09
dicegeist @dicegeist

コントロールしたかったわけではないにしても、「上から目線」の言い方になりがちな教師ー生徒関係というところから少し違うステージの、 子ども自身と大人とで、あるテーマについて、決まった一つの正解がない、現実的な問題解決(日常的な苦手さのカバー)に取り組めるようになれば、と願います。

2016-02-28 19:13:38
阿部 利彦 @zubattored

自分の考えだけが正解ではない、と思えること。で、いろいろな考えがあって、人の意見も受け入れてみると視野が広がって今まで見えなかったものが見えてくる、という経験ができること。視野が広がると自分の世界がちょっと窮屈でなくなる場合がある、と知ること。子どもたちから学んだ大事なこと。

2016-02-28 19:13:30