とある異世界を中心とした個人的創作まとめ/世界樹、術と呼ばれるものの体系、文明、寒冷地の民族、歴史、文化など

適宜追加、個人用の世界観設定メモ。第三紀の世界樹中心だけど第二紀の精霊大戦争期、第一紀の細かい民族ネタも追加。文化とか生活とか政治とかも諸々。
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🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

彼らの住んでいる周辺の土地では闇魔石が多く採取出来たのだけれど、それは白夜の時に眠れるように暗闇を造り出すとか、畑周辺の害獣狩りの時の毒矢尻くらいにしか使われないし、魔石動力は鼠取りの罠くらいにしかならなかった。尤も、家庭に普及したかに思えた罠も、猫を傷付けるのでやがて廃れた。

2017-10-17 11:00:35
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

だけど暗闇を造る魔石動力グッズは割と普及してそう。ところで、闇魔石や暗闇グッズを使う白夜の時、光の季節は短い夏だからお祭りになるんだけど、その日は家畜(毛皮や毛、肉を取るためにもふもふしてる)や狩ってきた大地の恵みをしめて、抜いた血を飲むとかいう儀式がある。これは土着の民の文化。

2017-10-17 11:05:35
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

ラライーナの末裔たちは受け入れて貰う方だったのだけれど、現地の人々を野山の危険な獣から守る、という役割を担うことによってだんだんと馴染んでいった。現地の人々が劣っていたかというとそうでもなくて、沼地や湿地のいなしかた、そこで食べられる植物や動物の調理法等を知っていたのは彼らだけ。

2017-10-17 11:21:12
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

あと、血を飲むのは体がポカポカするかららしい。土着の人々の人体組成バランスは闇属性が強くて、闇使いも多いし、土地の生き物がマッチするのは当然のことなのである。ラライーナの末裔もサントレキア北部の闇属性の強い土地にだんだん馴染んでいった。力強い労働力を得た現地は戦力拡充を果たす。

2017-10-17 11:25:34
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

光の神様の力が最も強くなるのが白夜、闇の神様の力が最も強くなるのが極夜、っていう世界に生きている。光と闇、二柱の神様が協力しあって世界を創った。生き物は皆神の子。サントレキア北部にいた彼らは、厳しい環境において人は助けあうべきものという二柱信仰のもとに、ラライーナの末裔を助けた。

2017-10-17 11:32:55
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

竜信仰と二柱信仰がどうやって融合したのか?迎えにくるレフィエールを闇(死)、強き竜を光(生)と置いたのだ。元より二柱は生と死を司る側面もあったようで、それならば、と変化させたのはラライーナ達の方である。罪人の額に竜(或いは光の神)の目を彫るのも、融合の途中で出来た風習らしい。

2017-10-17 11:39:33
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

融合して間もない頃の現地人とラライーナの末裔の集団だけれど、時を同じくしてバルキーズ大陸はシヴォンからやってきたハルフイェーリュフの連中に押されて半遊牧状態でサントレキア大陸を北上していくことになる。戦いかたを教えてくれたのはラライーナ。他の地域の現地人も飲み込んで、北へ北へ。

2017-10-17 11:47:36
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

竜とレフィエールが結び付いた二柱信仰が確立され、本格的に畑を作って定住民族となるのは、サントレキア大陸の北端に辿り着いてから……サントゥールは新シルダ歴250年頃から新シルダ歴600年頃までの約350年という長い時間をかけて単一化した民族の作る王国である。大陸への帰還を望んで。

2017-10-17 11:52:52
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

一度だけの話。人口が増えるに従って糧食問題が発生、暖かい地へ行くことを諮る一派が国を先導した時代があり、サントレキア大陸を南下するべく力を蓄え、新シルダ歴900年後半に大陸南部のトレキアに対して宣戦布告、バルキーズ大陸への上陸作戦を決行するが失敗。以後はサントレキア北部に留まる。

2017-10-17 13:30:18
🌹久遠マリ🌹 @Riri_barkies

私の目蓋の裏には、オーロラの下で白い息を吐いて、毛皮を羽織ったあの子が佇んでいる。

2017-10-17 12:09:17

サントレキア大陸先住民族について

一個前で述べた土着の民族のことをダラダラと考えていた

これをもとに書き上げたのが以下の小説です。
【風牙の葬送】
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885636745

-9kg @isstoriea

寒帯にあるその集落において、銀色の狼とか(実際はメラニズム)は神様が敢えてその個体の中に身をやつしている姿(何か日照時間が短いからその土地の闇属性の気が強くてメラニズム個体が強く育ちやすい、従って群れなんかのリーダーになりやすく、その生態系の頂点である)だから狩っちゃダメとか……

2018-04-12 15:31:53
-9kg @isstoriea

やがて神の怒りを招くだろう(定期的にその地域のボスは入れ替わるけれど、狩ってしまうと生態系の頂点が突然消えるので、増えまくった鹿とかに作物やら植物が食われまくる)とかいう予言

2018-04-12 15:34:52
-9kg @isstoriea

短い夏、白夜と極夜が見られて、天には光の神と闇の神がおはしまする(実際は火、水、風、土、光、闇の六属性が存在する)。生き物は光と闇の狭間のもの。雪は光の神の恵み。夏になって雪解け水が染み込んだ闇の大地から、生命が誕生、復活(冬眠明け)する。

2018-04-12 15:56:03
-9kg @isstoriea

きっと、光ばかりとか闇ばかりとか、どちらかに傾くことはよくないこととされる。生きるものが死んだ後は、光の部分と闇の部分に分かれて、それぞれが光の神と闇の神のところにいく。そうして土になったり、また雪になって積もったりする。初雪が降ったら、死んだ人が帰って来たよ、っていう季節の祭。

2018-04-12 16:00:34
-9kg @isstoriea

そして、雪が降り続いて先祖の魂が帰ってくる時期になれば、成人の儀式が行われる。先祖の魂に見守られながら、その時に満15歳を迎えている(カウントは0歳スタート)オスは、最も大きな獲物を求めて狩りを行う。メスは毛皮を仕立てて、神々や黒い獣の意匠を施した大きな衣を作る。未来の夫に着せる。

2018-04-12 16:07:02
-9kg @isstoriea

光の神は水とか雪とかオーロラとか白い獣で表して、闇の神は岩とか葉を落とした落葉樹とか黒い獣とかで表すのかな……人間にもアルビノとかメラニズムとかで生まれたら生き神さまとして祀られる(生活は最高レベル、成人の儀式はなし)し、家族も厚待遇になるけれど、死んだ時は生きたまま一緒に葬る。

2018-04-12 16:14:13
-9kg @isstoriea

特に他殺とかだった場合はよくないことがおこるとされているから神を殺した者の一族全てが生き埋めになるのだ……そして神がよく食べていたものが沢山お供えされて食糧事情を困窮させる(そして供えたものが狩りで得られるものとかだと、とりすぎで生態系が狂う)ので下手に手を出してはいけない……

2018-04-12 16:21:45
-9kg @isstoriea

神が好きだったものを贄にしていくスタイル。黒い獣や白い獣を誤って殺めてしまった場合は、向こう数年に渡って彼らが好むものを少し多目に狩って、葬った場所に必ず埋めて捧げなければいけない、っていう風習がある。死体を放置すると光の神も闇の神も怒って罰を下す(腐肉からの疫病の発生)。

2018-04-12 16:26:28
-9kg @isstoriea

ところで、成人の儀式で狩りの後に新しい夫婦が結ばれるんだけれど(一番のカップルは族長候補になる)、だいたいの新生児が初雪の2ヶ月前に生まれる。先祖の魂が迷わないように、血縁の中で直近で死んだ人の名前を受け継ぐ。同じ名前が3人いるとかけったいなことになるけど、そこは二つ名を宛がって→

2018-04-12 16:40:52
-9kg @isstoriea

普段は二つ名で呼ぶ。そういうのがならわしになったので、幼名と、5歳かそこらでついた二つ名、という風に、名前を複数持つことになる。二つ名は《夏風》とか《新雪》とか《狼の牙》とか《鹿角》とか《兎の足》とか、沿岸部なら《鯨の尾》とか《流氷》とか《暗き海》とか《鮮魚》とかそんな感じ。

2018-04-12 16:47:14
-9kg @isstoriea

不漁とか飢饉とかの後は、豊穣を意味する下ネタ系の二つ名が増えるらしい。下の世代から馬鹿にされるけれど、本人達はその度に飢えの恐ろしさを語るそうな……(だいたい、豊穣の名を持つ人達のひとつ上の世代が、遠く昔の言い伝えを忘れて黒い神を殺してたりする)

2018-04-12 16:51:15
-9kg @isstoriea

夏だけに生き生きと生を謳歌する彩り豊かな植物たちを集めて染料にしたり、また植物そのものを刺繍したりもする。服とか毛皮とか諸々。あと、雪の白に紛れないように、家もめっちゃカラフルにする。彼らは普通、褐色の肌に灰色の髪をしている。取り敢えずここまで、小大陸先住民族の設定。増えるかも。

2018-04-12 17:38:29

竜族の話(まだ続くと思う)

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