公開シンポジウム「菌根　その多様性・生態・進化」

べにてんぐの会 @benitengunokai

菌根、一般的な菌根共生系、双利共生。菌従属栄養植物の菌根共生系、寄生（片利共生）。

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林床のような植物に不利な環境に進出するに際しての進化→菌従属栄養植物。ギンリョウソウなど。

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菌従属栄養植物が出現する分類群は多様。いろいろな分類群から出現している。ラン科・ツツジ科に注目。

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研究対象植物のゲノムサイズ。シラン２．７Gb。ギンリョウソウ２７．９Gb。小麦に比べてはるかに大きいサイズ。

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菌従属栄養性の共生ステムの解明。ラン科植物の発芽と菌根共生。ラン科植物は発芽に菌類との共生が必須。

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初期1週目：侵入。中期2週目：定着。後期3週目：分解。ジベレリンが侵入・定着時に抑制的に働く。 オーキシン分解時に抑制的に働く。

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菌従属栄養植物の無葉緑化。ツツジ科植物。独立栄養植物・菌従属栄養植物が並ぶ。

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（私用メールが飛び込んだため、一時実況中断…）

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進化によるツツジ科菌従属栄養植物。無用緑化による色素体の機能不全、サルチル酸を積極的に利用して、菌従属栄養に進化。

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菌従属栄養化により遺伝しサイズが増えていることは否定できない

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続いて、国立科学博物館植物研究部の保坂健太郎さんから「きのこの進化と多様性」

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きのこは植物ではありません。でもきのこは植物と密接にかかわっている。

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菌類の本当の種数？推定値にはものずごい幅がある。植物：菌類＝１：６？未記載種の方がはるかに多いことには間違いない。地球上のすべての菌類を記録するには、年間1000種。未記載140万。あと１４００年かからないと地球上の菌類は名前が付かない。

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きのこ標本収集の大目標 大量の標本をひたすら採り続ける。植物の標本数を超える！

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本当に採り続ける必要があるのか？１）生物相の変化、２）絶滅種、３）その他、予想外の活用も たとえば放射能濃度の測定

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きのこの一生の大半は胞子か菌糸。きのこの見えない多様性＝採れない！見えない、でも必ずそこにいる。

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でも、きのこの採集と、どじょうのDNA解析ではどれくらい違うのか？スダジイ林90種のきのこ、DNAでは700種、

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将来、標本室は土壌サンプル庫になるかも。また、植物体中の菌類、植物標本を漁り出すかも。植物体も標本にしたい。

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きのこの起源、化石記録。1500万年前のProtomycena クヌギタケ属に形が似ている。1億年前のパラエオクラバリア。拡大すると細胞の外側に胞子が着いている。菌糸にかすがい連結がある。担子菌の特徴。

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DNAは採れるか？化石は石となっている。石となっていなくても、100万年たつと現在の技術では解析不可能

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恐竜ときのこは共存していた。それ以前は？プロトタキシーテス。4億年前の菌類？高さ9メートル。拡大すると空洞のある筒状の構造。菌糸か？従属栄養と言われている。きのこでは無いか？そうで無いかもしれない

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7億年前（先カンブリア）。タッパニアが菌類では無いか？間違いなく恐竜よりずっと前からきのこは地球上に存在した。菌類が最初の陸上生物かもしれない。

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菌類の起源、分子時計による年代推定。系統樹から。菌類の起源は6億年～26億年前。それくらいのことしかわからない。

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外生菌根の起源。分子時計による相対年代推定。きのこの祖先は菌根性は無かっただろう。

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菌類の生物地理。菌類はどのように分布を広げていったか？