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NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
(親愛なる読者の皆さん: 本日は通し番号表記を行わない連載を試行します。もともと通し番号は昔の大規模ツイッタ障害発生時にTweet取得に抜け落ちが生じてイラついた時に導入しましたが、これはこれで幾つかの大変さがあり、三桁になると大変だったり、色々問題点が内部で議論されてきました)
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(その後、考えてみると特にその手のTweet取得漏れのシットは無く、「忍者スレイヤー」が通し番号なしでも全く問題が無いことなどから、ちょっと取り払ってみることにしました。データ担当のデータ博士は、これによるほんやくスタッフのテンション効果は23%向上とのデータを出しました)
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(あらすじ:コトダマ認識者強制収容施設「アケガ・ターミナル」は、渦中にあった。ハッカーのアイザワをはじめとする内部工作者のハッキング行為によってセキュリティシステムは無力化され、レジスタンシア「ローニン・リーグ」の者たちが突入を開始したのだ)
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(これに対し、アケガを守るニンジャ、デプレッサーは凶悪なジツを用いて収容者の殺戮を開始。だがニンジャスレイヤーが現れ、これを殺害した。暴動がアマクダリのシステムに伝わると、ストーンコールドをはじめとする鎮圧部隊が介入を開始。ニンジャスレイヤーはストーンコールドと対決し、殺害した)
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(一方、ヘヴィレインはストーンコールドとニンジャスレイヤーが戦闘する中、クローンヤクザY200部隊を引き連れ屋上からアケガに突入した。殺戮が始まろうとしていた。だが彼の目の前に、更なる新手ニンジャが現れた。アエシュマを爆発四散させたのはアマクダリの敵の一人、レッドハッグであった)
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「ドーモ。レッドハッグ=サン。ヘヴィレインです」ヘヴィレインはアイサツを返した。「それで?己のケツも拭えない非ニンジャの屑の負け犬どもにひっついたマケグミといったところか。ならばニンジャスレイヤーともども死ぬがいい」「ニンジャスレイヤー?」レッドハッグは片眉を上げた。
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「今ニンジャスレイヤーって言ったかい」「……」ヘヴィレインはカラテを構え、挑発した。「ローニンなど、所詮蜘蛛の子めいて散らされるだけの屑の集まりだろ。エエ?お前のワザマエは伝え聞いてる。バカなら宝の持ち腐れよな」「いじらしいのさ。義侠心が疼くんだよ」レッドハッグは口の端を歪めた。
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「ほざけ」ヘヴィレインのニューロンを瞬間的な怒りが通過した。両手首から飛び出したタント・ダガーを逆手に掴み、レッドハッグに襲いかかった。「イヤーッ!」「イヤーッ!」レッドハッグはジグザグにカタナを操り、ヘヴィレインの高速ナイフ・コンバットに対応する。「イヤーッ!」「イヤーッ!」
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「イヤーッ!」「イヤーッ!」激しい火花を散らす彼らの両横を、Y200トルーパーが走り抜けてゆく。レッドハッグは舌打ちした。「アンタ邪魔くさいね。ちょっと死んでくれないか」「噂通りそこそこやるな。だが、やりあってみたとこ、俺が上だな?イヤーッ!」「イヤーッ!」チョーチョー・ハッシ!
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「ニンジャスレイヤーって言ったね」「さあな」「どこにいる」「ハ……フラフラしてやがるのをさっき見たが、そのままジゴクへ行っただろうよ……」ヘヴィレインはダガーをクロスしてカタナを受け、刃を挟んでレッドハッグと睨み合った。「お前もカロンの舟に乗り遅れるな!イヤーッ!」「グワーッ!」
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ヘヴィレインは両腕に力を込め、レッドハッグを弾き飛ばす。レッドハッグは床に手をついて受け身を試みるが、抜け目なくヘヴィレインがそこへタントを投げた。「イヤーッ!」「グワーッ!」右手の甲を刃が貫く!レッドハッグは後転しながらタントを引き抜き、ヘヴィレインに投げ返した。「イヤーッ!」
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「イヤーッ!」ヘヴィレインはタントを躱しながらもう一本を投げた。「イヤーッ!」レッドハッグはカタナで撃ち落とした。その隙にヘヴィレインは床スレスレまで上体を下げて突進。新たなタントを手首装甲の中から引き出し、再び逆手二刀流となって遅いかかった。「イヤーッ!」
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「イヤーッ!」レッドハッグは瞬時に刀を朱塗り鞘に戻すと、鞘を振り上げ、タントを受けた。ヘヴィレインは眉根を寄せた。レッドハッグは鞘からカタナを引き抜いた。そして、斬った。「イヤーッ!」「グワーッ!」ヘヴィレインは仰け反った。ハチガネメンポ装甲が砕け、額に水平の赤い線が生じる。
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ヘヴィレインはバック転を打って着地した。額を押さえる。赤い血がどっと溢れ出した。「チイーッ!」殺意が衝突する。両者、睨み合いながらアイソメトリックし、溢れる血を筋力で止血した。「第二ラウンドといくぜ」ヘヴィレインが言った。レッドハッグは不敵に笑った。ヘヴィレインは視線を追った。
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彼の心臓が強く打ち、ニンジャアドレナリンがニューロンを満たす。時間感覚が泥めいて鈍化する。振り返った彼の視界に入ってきたのは、廊下を突き進んでくる決断的殺戮者、赤黒の死神の姿である。歪んだ「忍」「殺」のメンポは呪われた龍の顎を思わせた。「ブッダファック」ヘヴィレインは呟いた。
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「イヤーッ!」ヘヴィレインの判断は素早かった。窓めがけてフリップジャンプを繰り出し、回転蹴りで強化ガラスを破壊した。手の甲からジップラインを射出、壁面を滑り降りる。窓枠を越える際、身体をニンジャスレイヤーのスリケンがかすめ傷つけた。彼は着地と同時にジップラインを切り、走り去った。
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一方、レッドハッグは飛来したニンジャスレイヤーのスリケンを間一髪、指先で挟み止めた。ニンジャスレイヤーの歩行速度はヘヴィレインの逃走後も変わらなかった。レッドハッグの指先はカタナの柄をなぞった。長い1秒が経過した。「……ドーモ。ニンジャスレイヤーです」「ドーモ。レッドハッグです」
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レッドハッグはカタナを鞘に戻した。「ゴブサタしてるね」「何故オヌシがこの場所に居る」「アタシも同じ質問したいが、まあいい。アタシはローニン連中のヨージンボーさ。この棟のニンジャ相手に手こずってたら、おかわりが来てさ」「セクト中枢の鎮圧勢力だ」ニンジャスレイヤーのメンポが軋む。
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BRATATA……BRATATATA……下階から交戦音が聞こえてくる。「ローニンを口実に、セクトはこのターミナルの入居者を殲滅する算段だ。罠に乗るべからず」ニンジャスレイヤーは低く言った。「鎮圧勢力を率いて来たニンジャは儂が殺した。今の屑ニンジャは……」耳を澄ませ、「逃げてゆく」
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メンポの隙間からジゴクめいた瘴気が流れた。ニンジャスレイヤーは手を握り、開く。レッドハッグは彼の負傷を見て取る。赤黒の装束はかすかに逆立ち、朧な霞を発している。「多少の時間猶予が生まれた。ローニンと入居者を逃がせ。ASAPでこの地を……ハーッ……離れるのだ」「アンタはどうすンだ」
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「今は時期尚早……鷲の翼が開くその時まで、未だ時は満ちず」ニンジャスレイヤーは答えた。そして訝しむレッドハッグの目を見た。レッドハッグは赤黒の瞳に理性を読み取った。そして焦りを。「この場はオヌシに任せる。今後オヌシの手に余る状況が生じた時は……ツキジを頼れ。力になれる者も居よう」
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レッドハッグは一歩下がった。死神は一瞬身を沈め、跳んだ。「イヤーッ!」割れ窓から飛び出した赤黒の姿は前転着地で落下衝撃を無効化し、赤黒の風めいて去った。「バカな奴」レッドハッグはグシャグシャと頭を掻き、ローニンに加勢すべく廊下を走り出した。「今のあいつ、どれだけ無茶してやがる」
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