福島みずほ vs 安倍晋三 2016.3.7

buu @buu34

福島「みんなサボってるわけではありません。ダブルワーク、トリプルワークをしながら、必死で働いている。この低賃金を根本的に変えるためには、様々なやり方がありますが、一つは最低賃金をしっかり、根本的に抜本的に上げることです。総理、いかがですか」 安倍「先ほどの残業代ゼロについてですね

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安倍「ちょっとこちらからも言わさせて頂きますが、時間ではなく成果で評価される制度の対象は、高い年収、1075万円以上ということを見込んでいるわけでございまして。管理職でなくて1075万円以上ですから、相当の、これは、まさにプロフェッションを（ｗ）持っておられる方であろうと、

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安倍「このように思いますし、またこれ本人の同意を要件とすると共に、労使同数からなる委員会で対象者を決める仕組みとしており、こうしたプロセスを通じて適切な労働時間が設定されるものと、このように承知をしているわけでございまして。この、残業代ゼロということは、当たらないだろうと。

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安倍「そういう方々は、まさに時間ではなく成果で評価してもらいたいと、こう考えているわけでございます。そしてまた、今の最低賃金につきましては、これはまさに、最低賃金というのは、たとえばこれは。安倍政権になってから3年間、毎年、大幅に上げてます。毎年大幅に上げて50円に、

buu @buu34

安倍「50円上げたわけで、3年間で50円上げることに、何とか到達したところでございますが、今後千円を目指して行きたいと。全国加重平均で千円を目指していきたいと、こう考えております。最低賃金の引き上げについては、経済の好循環を実現する観点からも大変重要であると考えておりまして、

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安倍「今後とも、最低賃金が上がっているという状況を作っていきたいと思います。最低賃金は、働く方の生計費や、賃金、企業の賃金支払い能力の地域差など、実情を考慮し、都道府県ごとに定められているわけでありますが、政府としては地域の事情を踏まえ、最低賃金を年率3％程度を目とに引き上げ、

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安倍「全国加重平均で千円を目指すこととしておりまして、中小企業小規模事業者の生産性向上や、価格転嫁等の取引条件の改善を図るなど、環境整備に政府を挙げて取り組んで行く考えであります。それはあの、政府がこれだと言う、たとえば最低賃金1500円と決めればそうなっていくものではなくて、

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安倍「しっかりと経済をそういう状況にしていく、あるいは中小小規模事業者も生産性が上がって行く中において、そういう中小小規模事業者も、その中でちゃんとした賃金を払いながら企業を経営して行くことが出来るような、こういう状況を作って行くことも大変大切であろうと。このように考えている次第

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安倍「今後とも、全国加重平均の目標のさらなる引き上げを行うことについて、中小企業を中心として労働コストの増加により経営が圧迫され却って雇用が失われる面があり、それはですね、そういうことは、現在、このー、えー、現時点では考えていないわけでございますが、いわば、

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安倍「全国一律ということについては、我々考えていないわけでございますが、先ほど申し上げたような形でしっかりと最低賃金が上がって行く経済状況を作っていきたいと考えております」 福島「残業代不払い法案について、私も申し上げます。これは平均年収3倍以上の人が、

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福島「まさに労働時間規制がなくなるわけですから、残業代は払われない、まさにホワイトカラー層の没落が起きます。去年の派遣法の改悪と、今回出ている残業代不払い法案は、人件費の削減、企業のため、というためでは共通していると思います。そしてホワイトカラー層が没落すれば、どんどん下方に

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福島「落ちていく、安倍政権の元で非正規雇用、今4割突破してるんですよ。実質賃金は下がってるんですよ。このことをどう見るのかですよ。そして最低賃金なんですが、一つ、たとえばアメリカの州で時給15ドルを実現している州があります。今、米大統領選たけなわというか、活発に行われておりますが

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福島「民主党の候補者、バーニー・サンダースさんの主張に大変勇気づけられています。民主社会主義者、社会民主主義者を自認し、公立大学の無料化、時給15ドルを掲げています。米各地で生活賃金条例等を作って行ったり、時給15ドル、日本円で言えば1800円～2000円ですかね、それを実現して

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福島「まさに成果を出している州もあります。最低賃金が10円引き上げられると、雇用労働者全体の収入が300億円から400億円、20円引き上げられると700億から900億円増え、これが消費を拡大し、経済の好循環を確実にするという効果が期待できるという試算もあります。地域はまさに疲弊

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福島「公契約条例などありますが、公共事業を受注する企業の賃金をダンピングではなくって、しっかり確保する、そんな公契約条例が全国で出来ています。同じように最低賃金も、地域における賃金を本当に底上げをしていく、そのことによって、食べられる賃金、生きられる賃金、

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福島「子供を育てることが出来る賃金、それを確保すべきだと思っています。現在、最低賃金1500円以上と言うことを主張して、エキタスや色んな人たちも活動して、私も最低賃金がもっと抜本的に上がるべき、上がるようにして行きたいと思います。企業がこの1年間で内部留保を35兆円増やしました。

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福島「賃上げに回すべきではないか。中小企業で賃上げが出来るように支援を強化、欧州並みに中小企業予算で賃上げを支え、社会保険料の免除等をすべきではないか、いかがですか」 安倍「まずですね、既に我々、17年ぶりの高い賃上げ率を実現しているところでございます。確かに大企業を中心に、

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安倍「最高の収益を上げておりまして、内部留保もたまっているわけでございますが、あくまでも企業がどのように投資をしていくか、判断は、その中において、我々は政労使の対話、あるいは官民対話等を通じて賃金の引き上げを要請しているところでありまして。その結果として先ほど申し上げましたように

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安倍「17年ぶりの高い賃上げ、これが2年連続で実現することになったわけでございまして。今年の4月も、この2年の流れを止めずにしっかりと賃上げを行って参りたいと、こう考えている次第でございます。と同時にいわば最低賃金というのは、大企業ではなくて、まさに中小零細企業が、ちゃんとその

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安倍「最低賃金に対応できるかどうか、ということが一番のポイントでございまして。ただ紙に書いて、それが実現するのであれば、我々だって1500円と、こう書くわけでありますが、そうではなくて、先ほども答弁で申し上げましたように、千円という現実的な目標を掲げました。それはやっと、

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安倍「そういう千円と言う目標が掲げられるようになったんですよ。これは3年前はそんな状況になってなかったわけでありますが、まさに今、そういう状況を作り出すことが出来たと、こう考えています。それはまさに中小零細企業もだんだんそれに対応できるような状況を今作りだしつつあるわけであります

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安倍「勿論、今、福島委員がご指摘になったような取引条件等の改善も行って頂く必要があるんだろと、こう思います。その中に於いて、さらに中小零細企業の、このサービス業も含めて生産性が上がって行くことによって、その最低賃金、千円の目標に向かって進めて行きたいと、こう考えておりますが、

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安倍「先ほど答弁させて頂きましたように、それをさらに1500円ということについては、えー、あまり、今の段階では現実的ではないのではないかと、こう思っております。いずれにいたしましても、結果として、多くの小規模事業者がついて来れなくなれば却って雇用を失うことにつながりかねないわけで

buu @buu34

安倍「その点はしっかりと、中小小規模事業者等の状況を見ながら決めていく必要があるんだろうなと、このように考えます」 福島「内部留保は企業が基本的には決めるべきだとおっしゃいました。しかし最低賃金は、憲法25条の健康で文化的な最低限度の生活を営むためのものです（←さすが！）

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福島「そして、年収200万円以下の人が1/4、非正規雇用の人たち、まさに74％が199万円以下なんです。平均ではなくて、実際日本で貧困や低収入をどう改善するか、そのことを抜本的にやるべきだ、ということを申し上げますし、残業代不払い法案なんて論外だということを申し上げたいと思います