中教審の提言に関して

「大学院博士課程で“徒弟制度”や修士論文の廃止求める」という中教審答申に対する反応や、自分の感想など。 Slight_Brightさんのまとめの方が網羅的かもしれません。 http://togetter.com/li/95366 続きを読む
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沼崎一郎 @Ichy_Numa

文系の場合、博士後期3年で博論は書けません。もっと時間がかかるのが当たり前。人類学の場合、アメリカでも、大学院進学後9~10年(日本で言う修士課程を含)が平均です。私も10年かかりました。MC2年+DC3年で博士出せというシステムが無理筋。 @neo_logic

2011-02-01 12:44:33
Kohei Kawaguchi=Sunada @mixingale

政府が上から決めようとするからなんでも「TA制度のないハーバード熱血教室」的な中身のない形骸的な改革になるんだろうな。大学の経営戦略は大学で決めるのが一番いいと思うのだけど、それができない理由って何なのか。文科省からの制約なのか学内の政治なのか。そこが一番のボトルネックっぽい。

2011-02-01 02:45:09
Masaki Saito @misonikov

本当です。あと、大学院改革について話すなら、現役のポスドクや博士課程在籍者も入れてもらいたいです。 RT @junsaito0529: 教育政策なら、エビデンス・ベースで良い仕事をしている教育学者がたくさんとは言わないけど、それなりの人数いる。

2011-02-01 02:41:10
susie @00susie00

修士論文が廃止になったら、少なくともドイツの博士課程にアプライすることができなくなる。ドイツでは、卒論と修論の両方を書いているのが条件なので。

2011-02-01 04:30:23
susie @00susie00

修士で出ることを決めていれば、現状のまま修論は書いていいよう。博士課程の場合は修論が無し。なんだか選択肢が狭まる感じがする。

2011-02-01 04:34:55
susie @00susie00

そうなると海外に出たいと思う人のタイミングは、学部卒ですぐかポスドクでという形が高まる?

2011-02-01 04:46:12
susie @00susie00

師弟制度を廃止と唱えるのであれば、学振も個人で応募ができるように変えればいいのでは?

2011-02-01 04:54:26
瀧本哲史bot @ttakimoto

だいたい、文系、理系、大学のポジショニングを無視して、単一の政策に合わせようとすること自体無理があるように思うのだが。自由にやらせて、戦略の間違ったところは、教員、学生、資金が逃げ出してつぶれる、これで良いじゃないか。何で高等教育だけ、競争による淘汰がいけないのだ?

2011-02-01 04:23:18
ヨートゥーン @jotun82

@ttakimoto すでに潰そうと動いているみたいですけどね…年度末までの「HP上での情報公開の義務化」がその一端で、中身をオープンにした上で学生が集まらない所は潰そうという目論見のようです。中教審の提言に関しては、すべての大学で実施を義務付けるつもりはないのでは?と。

2011-02-01 04:29:04
瀧本哲史bot @ttakimoto

多少は皮肉が含まれているとしても、財務省の方が合理的に見えるのは、省庁というのは暗黙の序列があって、主要官庁、主要部局というのがあって、残念ながら、高等教育を担当するところはこれまで重視されてこなかったことのツケがあると言うことなのでしょうね。

2011-02-01 04:27:03
瀧本哲史bot @ttakimoto

問過省(仮名)の中の人によると、問過省は政策手段として、法律か予算しかないので、新しいハコに伴う人員計画と補助金に話が矮小化されてしまうのは仕方がないそうです。そんなことは中央から決めなくても良いのでは、優秀な人材は別の組織に行って、もっと生産的な仕事をしては、と思います

2011-02-01 04:43:59
ヨートゥーン @jotun82

ちなみに日本で試験的に「修士2年でコースワーク」ぽいことをやった例をいくつか知ってるんだけど、基本的にどれも失敗している。理由の一つは教員側がまともな指導をできずに、博士後期の3年間で研究がまとまらないこと。コースワークも別個の小研究にすぎず、思考力を養うのに十分な効果はない。

2011-02-01 01:51:52
ヨートゥーン @jotun82

成功させるためには、専攻内の教員同士の共同研究が活発に行われていることが必要なのではないか?日本の多くの大学では「隣の研究室が何をやっているかも知らない」状態なので、学生にコースワークをやらせても、博士後期の研究をスタートさせた途端、「はい、じゃあ今までのことは忘れてね」となる。

2011-02-01 01:58:22
ヨートゥーン @jotun82

まぁとりあえず現在の徒弟制に問題を投げかけた中教審の提言自体は評価しますよ、私は。

2011-02-01 01:59:25
ヨートゥーン @jotun82

しかしコースワークを実施するのであれば、「学振」という制度も全面的に見直す必要が出てくるよね。あれは基本的に修士の段階でそこそこ研究が進んでいることを前提にしたものなので。

2011-02-01 02:05:13
ヨートゥーン @jotun82

しかもコースワークを実施すれば、当然雑用係も減る(流動化する)わけなんで、それは正しいとは思うんだけど、大部分の研究室は機能不全を起こすと思われる。

2011-02-01 02:11:45
ヨートゥーン @jotun82

まぁ中教審の提言が政策に移されるまで、数年はタイムラグがあるので、これからその辺を検討していくのでしょうが…

2011-02-01 02:14:18
ヨートゥーン @jotun82

ちなみに、大学院入学後、半年くらいは所属研究室を決めずに、授業と研究室の見学に充てさせている大学院もあって、完全なアメリカ型に移行するよりは穏健かなという気がする。この場合の問題点は、入学段階で研究室が決定できないので、入学したのに希望の研究室に配属されない可能性があること。

2011-02-01 02:26:19
Hiroko @hiroko_712

@jotun82 うちはそれをやり始めましたがあんまりうまくいってない気がします。ラボローテーションを受け入れる体制ができてないし、受け入れる教員の意識もできてない。。これから改善すればいいけど、どうなるのかなぁ。

2011-02-01 15:09:02
Hiroko @hiroko_712

@jotun82 あっ、うちの場合は、入学段階で基本的に指導教員は決まってるんだけど、「視野を広げるため」というまやかし文句の下、他に2人くらいの教員にそれぞれ一ヶ月くらいついて何かやってみる、というラボローテーションが導入されたのです。

2011-02-01 15:09:56
ヨートゥーン @jotun82

@hiroko_712 うっ…なんか微妙な感じですね…ちなみに視野、広がりました?w

2011-02-01 15:17:10
Hiroko @hiroko_712

@jotun82 私の2つ下の学年(今のM1)から導入されたので、私自身は経験してないのです。私としては、ラボローテーションをやるなら、D1でもできるようにしてほしい、と要望してます。ある分野のことをそれなりにやってみて、他を見てみたくなることって、結構あると思うから。

2011-02-01 15:21:36
ヨートゥーン @jotun82

.@hiroko_712 それは私も実感としてありますね。他のラボを見たいというのもありますし、自分の研究の役に立つ知識・技術が分かってから、他のラボで必要な知識・技術を仕入れたいという気持ちも。

2011-02-01 15:36:20
Kazushi @kazushi_

@hiroko_712 @jotun82 NAISTバイオは2ヶ月間の講義の後に配属講座を決めていた.今は短縮したようだけれど.NAIST情報は入学後2週間で決めてしまうけれど,合わなかったら変われるシステム.

2011-02-01 15:28:31
ヨートゥーン @jotun82

@kazushi_ @hiroko_712 意外にそういうシステムの所は多いですね…やはり学生は内部のことを十分に調べないまま入学するケースが多いと思うので、そういったシステムは必要だと思います。受け入れる先生方は苦労が増えるのかもしれませんが…

2011-02-01 15:45:06
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