物語をどう語るか(表現・演出に関して)
または逆に、この演出がうまければ、王道かつテンプレのカタマリで、それ以上のモノは何もない、といった原稿を「これおもろい!」と言って読ませることだって不可能ではありません (K村)
2011-02-01 12:23:42なので、応募作でもう一歩抜けられない、というような人は、全体の構成やネタでがんばると同時に、文章についても意識を向けて頂けるといいかな、と思うのであります。なんか連投になっちゃいました。すいません (K村)
2011-02-01 12:25:21そもそもなんで文章の話になったかというと、マンガを描こう、と思った場合、絵の練習ってすると思うんですよ。当たり前のように。じゃあ小説の場合はどうなんだろ、と思ったわけです (K村)
2011-02-01 12:37:43絵と違って文章は、パッと見ただけでは善し悪しが判断できない。では逆に、善し悪しの判断基準ってなんじゃろか、みなさん文章の練習ってどうやっているんだろうか、という疑問があるわけなのです (K村)
2011-02-01 12:39:02なんか知らないがGA文庫のK村編集長のツイッターにお株を奪われたでござる。というかこの「文章に演出意図を込める」って無意識にやれる人と、どんだけ口を酸っぱくして言っても出来ない人と居るみたいで、不思議。
2011-02-01 14:06:07K村編集長の言う「2メートルの距離をどう表現するか」ってのは端的でいいかもしれない。端的に「彼等は2メートルの距離を隔てて向き合った」<単純なパターン。
2011-02-01 14:08:13「彼等は向き合った。その距離、二メートル」<その距離が何か重要であるとか、特殊な状況であるとかを強調
2011-02-01 14:09:10そもそも数字を使わない場合だってある。「彼等は向き合った。互いに手を伸ばしても、指先が触れそうで、触れられない、そんな距離で」<叙情的っつーか、向き合う二人の間の切なそうな感情の流れとかを表現
2011-02-01 14:10:17@Ask_KY 要は2メートルを「遠い」と表現したいか、「近い」と表現したいかで、使うべき言葉は違いますわな。
2011-02-01 14:15:58「彼等は向き合った。たった二メートルの距離でだ」<本来ならばもっと距離が在るべき、在った方が安心出来る表現。例えば敵との間合い。銃を持った物同士の向かい合い、あるいは相手が物凄い化け物、あるいはとても近くに寄りたくない位に相手を嫌い憎んでいる場合など
2011-02-01 14:12:37ただ、「2メートルの距離で二人の人間が向き合う」だけでも(そして基本的な単語は殆ど変えない場合でも)、作者の意図によってバリエーションが出る。まあそういう話。
2011-02-01 14:13:51K村編集長の言う「演出の制御がなされた文章」とは、そういうバリエの中で、自分が描く場面、ストーリーラインにとって、ベストの選択はどれか、というのを選んで行く意識が、書き手に在る文章。もしくはそれを書き手が無意識にでも実行している文章。前に私が言った「犬の表現」に近いですな。
2011-02-01 14:15:04@GA_bunko @ichiro_sakaki前に私が言ったことのある「すべとはストーリーに奉仕する」というような感じでいいんでしょうか>自分が描く場面、ストーリーラインにとって、ベストの選択はどれか、というのを選んで行く意識
2011-02-01 21:30:00@Yu_Godai 大枠ではその通りだと思いまする(つかなんで私が先輩作家に解説してんだ……)。
2011-02-01 21:34:37@Yu_Godai ただ普通の人がいきなり言われたら「え? 文章とストーリーって別物でしょ?」とか思っちゃいそうですが。「ストーリーを活かす為の場面」>「その場面の演出意図が伝わる文章」>「文章における単語の選び方もストーリーに奉仕する」という段階を踏まなければ。
2011-02-01 21:35:00@Yu_Godai というか名言なので、ノベルス学科とか、その手の専門学校は、コレ、印刷して壁に貼っておくべきだと思うんですが<「全てはストーリーに奉仕する」
2011-02-01 21:36:47@ichiro_sakaki むむ、そうなのか…>文章とストーリーって別物でしょ 私にとっては文章の語り口から視点の選定から描写のひとつひとつに至るまで、すべてストーリーのためにあるものでしかないんですが。
2011-02-01 21:38:47@Yu_Godai いや、実際おっしゃる通りなんですが、なんか、文章力と、プロットとを分けて論じてたりするの、よく見ますやん。
2011-02-01 21:42:06@Yu_Godai 多分、先のK村編集長的な言い方をすれば、「漫画」で「原作」と「作画」が分かれている場合とかがあるから、別人がしてるから別物、みたいな認識もあるのでは。小説の場合これが「作画」が「文章」になる訳で。実際には別人がやってようが何だろうが、全て渾然一体なんですが。
2011-02-01 21:43:05@ichiro_sakaki というか、小説の書き方はもちろん色々あると思うんですが、作家志望のひとでプロットという名の「事件進行チャート」をまず作って、それを成立させるためだけにキャラクターをメンタリティ関係なしに「作者が」動かしちゃってる、というのをよく見るですね。
2011-02-01 21:45:36@Yu_Godai ああ、キャラクターが人形になってるパターンですね<メンタリティ関係無しに
2011-02-01 22:02:47@ichiro_sakaki ですです。>キャラクターが人形 またそういう人にかぎって、話としてはきっちりまとまっていたりするから困る。まとまってはいるんだけど、でも面白くない。
2011-02-01 22:04:26