菊地秀行思い出話。初心者へのおすすめの一冊なども

前半は話題が前後してたのでちょっと並び順いじりました。 前半は叙情的な面について、エロについて、キャラクターについてなど。後半は初心者へのおすすめの一冊について語られています。
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針野 @harinomushiro

伝記ネタって歴史の知識がないと、どれだけ無茶やってるのかピンとこない場合がある。荒山徹くらい桁違いだったらとりあえず無茶をやっている事は分かる、みたいな印象が残る場合もあるんだけど。 山風とか隆慶一郎、菊池秀行なんかは今読み返すと印象が全然違うんだろうなあ。

2011-02-01 00:25:26
某Y @sukuraia

@harinomushiro 山風と隆はわりとぶっ壊れてるように見えて意外と慎重だったりしますからねえ。歴史の扱い。菊地秀行さんはかなり痛快にやってるイメージありますが

2011-02-01 01:00:56
針野 @harinomushiro

@sukuraia 史実はきっちりと押さえた上で、どう暴走するかという作風だと聞いた事があります。その辺の事も、きちんとした知識がないとよく分からないというか、やりたい放題やっているようにしか見えないw 菊地秀行は、面白ければいいんだよ!という作風ですからねえw

2011-02-01 01:06:53
某Y @sukuraia

@harinomushiro 山田風太郎さんは確かにその通りですね。十兵衛に啖呵切らせても実際に幕府が滅んだりはさすがに。隆さんは谷川健一の民俗学に、網野善彦史学の圧倒的影響が…細部のディテールとかも相当調べられたもののようです。菊地さんはまあ、さすがですね(笑)

2011-02-01 01:09:14
針野 @harinomushiro

@sukuraia まあ、その意味で言えば荒山徹も史実は日朝共にきっちり踏まえる作家なんですが、暴走部分がひどすぎてそんなことがどうでもよくなってくるんですねw

2011-02-01 01:14:30
某Y @sukuraia

@harinomushiro 荒山さんは知識、文献の読み込みは間違いなくスゴいですよ。それを変な方向に有効活用しちゃっただけです(爆)

2011-02-01 01:16:41
針野 @harinomushiro

@sukuraia ええ、あの人はガチというか筋金入りというイメージはありますね。 だからこそ出来上がったものがどうしてこうなったとなるんですがw いや、大好きな作家ですがね。

2011-02-01 01:23:50
某Y @sukuraia

@harinomushiro 韓国に留学したこともあるし、本格的にやればいくらでもやれる人ですな。絶対にやらない人ですが。魔岩のなんかよく読めば見抜けたのにオチのはったりぶりに目が点になったもの。まあ、あれでもましな方でしたが…

2011-02-01 01:26:16
針野 @harinomushiro

菊地秀行や夢枕獏のデビュー当時だと、ジュブナイルと称されていたはず。

2011-02-01 01:02:24
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

え、その辺も「ジュブナイル」と称されてたんですか? ジュブナイルはもっと低学年向けなイメージ…。 RT @harinomushiro: 菊地秀行や夢枕獏のデビュー当時だと、ジュブナイルと称されていたはず。

2011-02-01 01:04:06
某Y @sukuraia

朝日ソノラマでキマイラとかDとか、今でいうラノベ枠っていうか伝奇ゲーム枠みたいな?源流は平井和正のウルフガイ辺りかな RT @harinomushiro: 菊地秀行や夢枕獏のデビュー当時だと、ジュブナイルと称されていたはず。

2011-02-01 01:05:13
針野 @harinomushiro

@Colorless_Ideas ソノラマ文庫は、ジュブナイルからヤングアダルトに呼び名が移行したイメージがありますね。ヴァンパイアハンターDやキマイラ吼の開始当時はジュブナイルだったと思います。

2011-02-01 01:10:13
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

@harinomushiro そうだったんですか。「ジュブナイル」に対する自分のイメージより、結構広く使われていたみたいですね。

2011-02-01 01:16:20
針野 @harinomushiro

@Colorless_Ideas たぶん、子供向け=ジュブナイルという一般的なイメージがあったんだと思います。その後の時代のヤングアダルト、ライトノベルはレーベル展開的な側面が出てきますが。

2011-02-01 01:22:18
某Y @sukuraia

オレ、いわゆる性的な行為の概要って菊地秀行の妖魔シリーズで知ったのだよな…中学最後の一年でだだはまりして、菊地秀行は70冊以上は読んだと思う

2011-02-01 01:06:45
某Y @sukuraia

親父の本棚に80年代以降の伝奇ものは新書サイズで大量にあって、夢枕、菊地、田中芳樹辺りは貪るように読んだ。谷恒生とかはあまりはまらなかったな。あと、親父は歴史もの、戦記ものは好きだが銀英伝は嫌いだった(笑) 『銀英伝はつまらんぞ』ってすさまじいセリフを普通に言ってたし

2011-02-01 01:12:11
某Y @sukuraia

オレの親父も部屋に足の踏み場もないほど本があった。大多数は新書のミステリーやサスペンス、伝奇に時代もののエンタメ中心。西村寿行から勝目梓から胡桃沢、黒豹シリーズなんかまであって、内田康夫と西村京太郎はありすぎだろという。ただ、SFや新本格はほとんどなかった

2011-02-01 01:37:14
某Y @sukuraia

親父は基本マッチョイズムゴリゴリの人だったので、あまり叙情的、詩情的なのは好かない印象があったな。好みも妙にはっきりしてて、銀英伝と魔界水滸伝に関しては『つまらん。義理でシリーズ集めたが全くおもんない』と一蹴…

2011-02-01 01:42:25
某Y @sukuraia

そうか、高一から現代思想&社会学で読書生活始まりかと思ったら、そので中二~中三にかけて伝奇小説を読み漁っていたのだな、オレは。当時は魔界医師メフィストシリーズが一番好きだった

2011-02-01 01:15:44
某Y @sukuraia

ちなみに中学時はいわゆるオタクではなかったので、ライトノベルなどもほとんど読んでいなかった。その時期は菊地秀行や夢枕貘や田中芳樹で過ごしてたな。今になって考えたら、(主にK・H氏の著作が)中学生に見せられるものだったか疑問だが(笑)親父は全く気にしていなかった

2011-02-01 01:18:52
某Y @sukuraia

価値観のコアの何割かはは間違いなく夢枕や菊地や田中芳樹により形成された。はっきり言うが菊地さんに性的な好みの方向性はかなり決定付けられたぞ。おかげで脳みそはラディフェミ噴飯もののバイオレンスマンだよ

2011-02-01 01:22:17
針野 @harinomushiro

そうそう、自分の触手属性は菊地秀行の刷り込みだよ、明らかに。

2011-02-01 01:25:07
某Y @sukuraia

触手属性はあまりないけど、あまり誉められたものでない姦に興奮喚起されるのは絶対にやつのせい RT @harinomushiro: そうそう、自分の触手属性は菊地秀行の刷り込みだよ、明らかに。

2011-02-01 01:28:22
某Y @sukuraia

つか、オレの中の、キャラの濃い薄いの基準が魔界都市シリーズ基準だからいまだにだいたいのアニメはキャラが薄く見えるっていう弊害出てるからな

2011-02-01 01:29:58
針野 @harinomushiro

ついでに言えば、『吸血鬼ハンター"D"』に「若鮎のような肢体」という表現があって、若い娘の裸体の元型はこの表現になってしまったのもいい思い出。

2011-02-01 01:30:48
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