論文「ミュンスター宗教改革運動における市参事会の教会政策」の紹介

永本哲也の論文「ミュンスター宗教改革運動における市参事会の教会政策 -1525-34年市内外諸勢力との交渉分析を通じて-」(「歴史学研究」876、2011年2月号、20-36, 57頁) を、著者自身が紹介しました。
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freshlemon @shins51

同意RT @nasastar: 研究者によるTwitter使った、論文のプロモーション。みんながこれやったらもう少し学会誌も売れるかもね。それにしても上手いまとめだ。

2011-02-04 00:02:35
Tetsuya Nagamoto @saisenreiha

今回実験的に、論文のプロモーションのために、専門家ではない人でも分かるような内容紹介をやってみました。Twitterだとかなり手軽に書けるので、みなさんも自分の論文紹介をやってみてはいかがでしょうか?

2011-02-04 00:05:28
G座Y一先生の親友@空想上 @syakekan

そこは読みながら煮え切らないでいたら、きれいに落ちてやられたなと思いましたw RT @saisenreiha 市参事会は、公共の福利を守るためには、市参事会員個人の信仰に反するような教会政策も取っていました。しかし、彼らは、何故そんなに市民思いの立派な態度ばかりを取っていたか?

2011-02-04 11:06:38
Tetsuya Nagamoto @saisenreiha

そこは手間暇かけて書きましたので! RT @syakekan: そこは読みながら煮え切らないでいたら、きれいに落ちてやられたなと思いましたw RT @saisenreiha 市参事会は…何故そんなに市民思いの立派な態度ばかりを取っていたか?

2011-02-04 11:26:38
菊地研一郎 KIKUTI , Kenitiro @kenitirokikuti

@saisenreihaさんの論文を筑波大学図書館で読んだ(コピーを置き忘れ…)。ミュンスターの反乱(1534頃)直前の参議会の動きを評するもの。さすがに論文だけでは知識不足なので百科事典やノーマン・コーン『千年王国の.. http://togetter.com/li/96507

2011-02-05 20:36:41
菊地研一郎 KIKUTI , Kenitiro @kenitirokikuti

ミュンスターの反乱というのも、どう見ればよいのか難しいな。「信長の比叡山焼き討ち」的なものかもしれないし、オウムみたくカルトの暴走なのかもしれない。市参議が市民を攻撃できぬため、流入民にジャックされ、でいいのかしら? http://togetter.com/li/96507

2011-02-05 20:42:02
Tetsuya Nagamoto @saisenreiha

読んでいただいたようで、ありがとうございます。先ず、ミュンスターの再洗礼派の要求は市内で自分たちの信仰活動を許して欲しいということであり、都市政府に楯突いたり、転覆しようとしていたわけではないので、彼らの行動は反乱とは呼べないと思います。 @kenitirokikuti

2011-02-05 21:18:23
Tetsuya Nagamoto @saisenreiha

彼らが市の統治権を握ったのも、再洗礼派以外の都市住民の多くが市外に逃げてしまったためなので、手続き的には合法です。市参事会が彼らの信仰活動を禁止したため、彼らが市内で信仰活動を行うためには、彼らは市参事会の命令を無視する必要がありました。 @kenitirokikuti

2011-02-05 21:23:47
Tetsuya Nagamoto @saisenreiha

そのため、市参事会とロートマン派・再洗礼派の間の関係が悪くなり、最終的に再洗礼派が他の宗派の住民と関わりを持とうとしなくなり、宗派の違う住民同士の相互不信が高まり、お互い武器を持つところまで対立がエスカレートしたという感じです。 @kenitirokikuti

2011-02-05 21:26:01
Tetsuya Nagamoto @saisenreiha

コーンの『千年王国の追及』の記述は余りあてにならないので、拙稿 http://ci.nii.ac.jp/naid/40016379805 や『宗教改革と都市』(刀水書房) に収録されている倉塚先生の論考を参照していただければとおもいます。 @kenitirokikuti

2011-02-05 21:29:49
菊地研一郎 KIKUTI , Kenitiro @kenitirokikuti

ミュンスター事件の解釈史・評価史ってのも、ずいぶんややこしそうだ。とりあえず、マルクス全集あたりの索引を覗いておこう。

2011-02-06 01:46:04
菊地研一郎 KIKUTI , Kenitiro @kenitirokikuti

ミュンスター再洗礼派の論文や研究書を読んだ。伝統的にルターらがミュンツァーをdisり、エンゲルスがミュンツァー評価したので、東西ドイツでルとミの地位が異なった。冷戦末期にル、ツヴィングリ、ミの500周年があった。革命理論が終了したので、インセンティブを失いつつも研究が微進む。

2011-02-06 18:54:50