Twifull 札幌言語学ミーティング 第6回 #twifull_sap その後

Twifull 札幌言語学ミーティング 第6回: 2011/2/3 16:30-1800 @taiki_wger 「Word Grammarは膠着語を料理できるか―トルコ語の疑問接語をめぐる文法のネットワーク―」 のその後のやりとり。 本編はこちら : http://togetter.com/li/96354 続きを読む
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ウギャーさん(@オフィスぴの吉) @uger_san

@kzhr そうですね。ただ、文法機能と形式との間にwordレベルを一つかませることで、別に1対1で対応していなくてもいいんだ、という説明の仕方なのかなと。

2011-02-03 23:02:38
Ryo Otoguro @otoguro

@taiki_wger 大きく乗り遅れましたが,聞かせていただきました.とても面白く勉強になりました.ぱっと思いついたところで3つほど質問がありましたので,あとで送っておきます.お疲れでしょうから,時間のあるときにでもお答えただければと思います.

2011-02-03 23:03:43
ウギャーさん(@オフィスぴの吉) @uger_san

@otoguro ありがとうございます。勉強になりますので、ぜひお願いします。

2011-02-03 23:04:24
Ryo Otoguro @otoguro

@taiki_wger isAで結ばれる概念の内部構造の表示はないのでしょうか?「移動手段=歩行」という例を見ると,属性と値のペアの集合体のようにも思えるのですが,そうではないと言及していた気も.

2011-02-03 23:05:47
Ryo Otoguro @otoguro

@taiki_wger 語形内の要素の線形順序を記述するのになぜpartというfifと各要素とのRで記述するのでしょうか.各要素同士の相互の線形順序,例えばprecedeなどを使って関係づけた方が概念的にはすっきりするのでは.

2011-02-03 23:06:22
Ryo Otoguro @otoguro

@taiki_wger (4)にあるような現在時制と過去時制でのmIの違いは線形順序だけでしょうか.ロマンス諸語(特にヨーロッパポルトガル語)のprocliticとencliticのように,スコープ,ホストとの独立性などに違いは見られないのでしょうか.

2011-02-03 23:06:47
Ryo Otoguro @otoguro

@taiki_wger 大した質問ができなくて恐縮です

2011-02-03 23:07:04
Kazuhiro hokkaidonis @kzhr

@taiki_wger 1対1についてはおいておいて(gel-mem vs *gel-me-r-imのはなしにつながりますが,今回お聞きしたいことじゃないので),giy-in-dir-il-di-nizで,giyindiril: PAST, 2PLのノードができた段階で,

2011-02-03 23:09:00
ウギャーさん(@オフィスぴの吉) @uger_san

@otoguro いえいえ。ものすごく厳しいところをついていただきました。即答できなさそうな感じです。しばらく考えてみないといけないかもしれませんが、少しお時間をいただければと。

2011-02-03 23:09:26
Kazuhiro hokkaidonis @kzhr

@taiki_wger STEMの{giyindiril-}を出すのはまあなるほどと思うのですが,di-var, niz-varを経た段階がfifなんだ,ってどうして分るんだろうね,おもしろいねみたいなことでした

2011-02-03 23:10:08
Ryo Otoguro @otoguro

@taiki_wger もちろんです.今後の課題というような点もあるでしょうから.メールでも会う機会があったときにでも

2011-02-03 23:11:15
ウギャーさん(@オフィスぴの吉) @uger_san

@otoguro ありがたいお言葉。そうですね、宿題としてぜひ考えておきます。重ねてお礼のほど。

2011-02-03 23:12:06
ウギャーさん(@オフィスぴの吉) @uger_san

@kzhr そうすると、今日のあのアニメーションの出し方はやはりあまりよくなかったかもしれません。さて、どこからお話ししたらいいものか・・・

2011-02-03 23:12:48
Kazuhiro hokkaidonis @kzhr

@taiki_wger 考えながら聞いていたので,ご説明を聞き逃してた部分も多々あるのでしょうが……

2011-02-03 23:13:28
ウギャーさん(@オフィスぴの吉) @uger_san

@kzhr 今日の失敗の原因は、stemのx-variantがなんとかで、そのさらにx-variantがなんとかで、かなり恣意的にハイここがfifです、とやってしまったことにあります。実は僕もそこは発表直前まで勘違いしていたところでもあります。

2011-02-03 23:16:21
ウギャーさん(@オフィスぴの吉) @uger_san

@kzhr 本来なら、語ノードからstemに、あるいは語ノードからfifに、というリンクがあればそれはそれで十分ではあるのです。ではなぜvariant関係がいるか。トルコ語では今一つ決定的な動機が見つかっていないというのはあるのですが、(続く)

2011-02-03 23:18:41
ウギャーさん(@オフィスぴの吉) @uger_san

@kzhr (承前)たとえばラテン語なんかのように、最初に不規則な活用があって、その形を踏まえてさらに接辞がこう着していくという現象があるのだそうで、その不規則変化をとらえようとするとどうしても最終的なfifに至る前にその間のプロセスを明示しておきたいというのがあるんですね。

2011-02-03 23:21:11
Kazuhiro hokkaidonis @kzhr

@taiki_wger え,ラテン語? 複合語形成のはなしでしょうかね?

2011-02-03 23:24:11
ウギャーさん(@オフィスぴの吉) @uger_san

@kzhr Hudsonの例を引っ張り出すと、{docuerimus}の最初の部分で、{doc}が語基で、その完了形のvariantは{docu}だそうですね

2011-02-03 23:25:45
ウギャーさん(@オフィスぴの吉) @uger_san

@kzhr でもそこは不規則で、たとえば{am}の完了形variantは{amav}だし、{vinc}は{vic}になるのだとか。ここは不規則ですよね?詳しくはないのですが・・・

2011-02-03 23:27:12
Kazuhiro hokkaidonis @kzhr

@taiki_wger あー,たしかに,現在語幹と完了語幹は,不規則だったりしますね。am-ā- (pres) vs am-ā-v- (perf)は規則的なんですが,dīc-e- (pres) vs dīc-s-e- (perf)か(後者はちょっと適当です)。

2011-02-03 23:29:54
ウギャーさん(@オフィスぴの吉) @uger_san

@kzhr で、そのあとさらに膠着がおこるので、そのプロセスは明記したほうがいいよね、そうしようと思ったらvariant relationがあるとしておいたほうが便利かな、というところですかね。

2011-02-03 23:31:07
Kazuhiro hokkaidonis @kzhr

@taiki_wger そうすると,fifがすべての派生——さっきのでいうとdi, niz-var——を,gel-memみたく,やっちゃうんだけど,そのなかではこうなってるんだよという記法に過ぎないってことですか

2011-02-03 23:35:39