一山いくらで人月見積の大手ベンダーを外し始めたユーザー企業のITガバナンス
タイトル直下に所見を書いてみました:Togetter - 「一山いくらで人月見積の大手ベンダーを外し始めたユーザー企業のITガバナンス」 http://t.co/mkORQaS via @togetter_jp
2011-02-06 01:07:46ここまでに出てきてない議論としては政治と法律の話。というと、縁遠いと感じる人は多いかもしれないけど、とても大事だし、ユーザー企業/ベンダー企業の構造改革という問題なら身近に感じられる人は多いはず。なので論じてみると、
2011-02-06 01:09:14「労働流動性の向上(解雇規制緩和)」「セイフティ・ネット拡充(失業時の生活保障など)」「再就職支援(職業訓練と就業斡旋)」という政策パッケージが実現されれば構造改革・再編は加速する。大手SIerの人材をユーザー企業自身が雇用する。
2011-02-06 01:12:41その人材流出で大手SIerの倒産が始まるが、それまでなされていた仕事が無くなるわけではないから、下請け孫請けの従業員もユーザー企業に直接雇用される。解雇規制が緩ければ正社員で雇う。いまはそれが厳しいので派遣的偽装請負のための多重請負構造がある。
2011-02-06 01:15:37セイフティ・ネットと再就職支援が整備されていれば円満なリストラも可能になる。職を失っても不安にならずにすむ。むしろまとまったスキルアップの時間を経て、よりよい条件での再就職もありえる。こういう制度設計が日本社会には必要だと思う。
2011-02-06 01:16:42@zerobase 景気回復なしにはまぁ無理でしょ>ユーザ企業自身の雇用。現在の大手SIerに大企業の旧IT部門が増えたのは、不況が長期化し始めた1990年代半ば以降。企業が大規模なIT部門を抱えるには、継続的な大規模投資の発生が不可欠。
2011-02-06 01:16:44情シスは残念ながら顧客満足を高めてさらに収益をあげようとかそういう意識がないのでユーザと対立しちゃうんだよね。クラウド系ベンダーは売る気があって顧客の満足を追うからユーザと同じ目線にたてる。RT @zerobase: togetter.com/li/97103
2011-02-06 01:18:13Togetter - 「一山いくらで人月見積の大手ベンダーを外し始めたユーザー企業のITガバナンス」 http://t.co/Gs5HnLV via @togetter_jp レガシーシステムをリファクタリングするって誰得?予算は誰が出すんだ?。と思った。
2011-02-06 01:25:53@hidekatsu_izuno ええ、リストラの代わりの分社化ですね。硬直的な労働市場で雇用調整(リストラ)できないから。ならば(景気回復がなくても)労働制度改革(リストラと再就職が容易な社会)が実現すれば、現状のベンダーへの委託額がかなり直接雇用に振り替わるかと。
2011-02-06 01:27:14誤解を招く言い方は反省するけど、ぼくの「大手SIer潰れてください」の真意は、会社(ハコ)の崩壊だけを願っており、そこで働く人の雇用が失われることを意味しない。「ユーザー企業による直接雇用」と「専門性も人件費も高いベンダーでの雇用」への振り替えを意味している。
2011-02-06 01:32:41@zerobase 不況で仕事の総量が減っていて、継続的に案件はないということは、発注する側のプロジェクト管理スキルも落ちてるんですよ。そんな状態で派遣業者から優秀な技術者集めてきてシステム開発します! って現実的だと思います?
2011-02-06 01:35:00だってさ、いま誰かがやってる仕事は、どうせ誰かがやらないといけないのよ。雇用が無くなるわけではない。不安定な下請け孫請けの労働環境から直接雇用になることで、多くのエンジニアは今より明るい将来を描けるんじゃないか。例えば独身なら結婚しようと思えるとか。
2011-02-06 01:35:22@hidekatsu_izuno いま大手SIerにいる優秀なエンジニアがユーザー企業のCIOや情シス戦略企画に転身すれば、そのユーザー企業の事業ポテンシャルを引き出せるかと。そこに新たなIT投資と雇用が。そういうITプロを使いこなせる経営者がいない(IT統治不在)が問題の核心。
2011-02-06 01:38:13@zerobase ユーザー企業だって本業の見通しが立たない状況なのに、IT投資なんてできるわきゃない。不況から脱却することなしにエンジニアの明るい未来なんてない(断言)
2011-02-06 01:40:13ふつうに考えて、プロフェッショナルサービスファーム(ベンダー)のプロと、ユーザー企業で運用やってる人だと、平均値をとれば前者の給料のほうが高くなるはず。これが逆転してる日本は労働制度が歪んでる。
2011-02-06 01:41:37@hidekatsu_izuno なるほど、逆ですね。いまの日本企業の多くがIT統治不在で事業ポテンシャルを活かしてない、というのが私の現状認識。戦略的IT投資で事業価値の向上余地は多分にある。むしろ景気回復のためにIT(と労働制度改革)の果たせる役割は大きい、と私は考えます。
2011-02-06 01:44:35GoogleとかAmazonとか自らがコンシューマー向けビジネスやってるならいざ知らず、業務システム開発はユーザ企業のコバンザメなんだから、ユーザ企業に儲かってもらわないと、仕事がやってこない。仕事がなけりゃ技術力なんて持ち腐れよ。
2011-02-06 01:45:06まとめ:なぜ人月見積がダメか http://t.co/Dvt0wiE via @zerobase 成果を定量的に測定できればいいけど難しいからな。クライアントを啓蒙するにも何で測らせるかまでは言及できていない。
2011-02-06 01:46:44@zerobase @hidekatsu_izuno コンサルto CIOは転職パスとしてけっこう有りますね。ただ、企業がCIOを重んじているかというとそうではないですが
2011-02-06 01:58:12あ、「人月見積」について補足しとく。契約が一括請負か準委任(人月契約)かで意味が違う。一括請負で見積を出すための計算根拠として社内で人月を使いつつ、お客さんには成果物ベースの見積書を出す。こういう人月見積は別に問題ない。
2011-02-06 02:08:45お客さんと「人月契約」していて問題が多いケースはある。ただ、それも契約形態だけで言えるものではない。「安い」という問題→人月200や300なら問題ない。「生産性向上のインセンティブがない」→実績により契約単価をあげる交渉をすればいい。そういうのができないとき「人月契約」はダメ。
2011-02-06 02:10:33なんだかなあ。自分でとぅぎゃってないで事業はじめて儲ければいいのに。ビジネスチャンスなんだとまじめに思っているなら。 http://togetter.com/li/97103
2011-02-06 08:15:59人月モデルが崩壊しつつある今、将来自分はどうなっているか分からないなぁ。技術者として生きるなら最後に物を言うのは自分の技術力か!? ⇒ Togetter - 「一山いくらで人月見積の大手ベンダーを外し始めたユー http://togetter.com/li/97103
2011-02-06 08:27:46発想は面白いけど、現実的にはどうか。エクセル電卓に戻る中小が溢れて、結局国際的競争力が下がる気がしないでもない「一山いくらで人月見積の大手ベンダーを外し始めたユーザー企業のITガバナンス」 http://bit.ly/eH8FcB
2011-02-06 09:09:16少しずつ少しずつ変わって行くのだろう。RT @sugizuru: 一山いくらで人月見積の大手ベンダーを外し始めたユーザー企業のITガバナンス http://togetter.com/li/97103
2011-02-06 10:24:37