ニンジャカタナ！Location＃A.D2399 Chapter 3 『封印.01』

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「なんで――どうなってるの！？」 巻き起こる爆発に後ずさりながら、今にもへたり込みそうになる足腰を奮い立たせる。 （無理だ――） 僕の脳裏に、諦めの感情がよぎる。 ――違う。さっきニンジャに背中を取られたときから、僕はもう、諦めていたんだ。 「う、うわああああああ！」

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僕はその場から逃げた。破壊されるビーンズを置いて、怖さで顔を歪めながら必死で逃げた。 血まみれになって死んでる研究所の皆の中をかき分けるように逃げた。そのうち爆発は止んで、僕は簡単に追いつかれた。 「もしかして、さっきので終わり？」 馬鹿にされてるのに、何も出来ない。

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けど、本当にどうしようもなかった。何度も転んだ。出口に行きたかったけど、マイナス５０℃の中にこの格好で出たらそれこそ自殺と同じ。逃げ場はなかった。 気がついたら血が出てた。 ニンジャはゆっくり、遊ぶみたいに僕を追いかけてきた。殺そうと思えば、いつだって殺せたはずなのに――。

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出しては壊されるビーンズ。追ってくるニンジャ。肺が爆発しそうになって、心臓が悲鳴を上げる。僕は非常口に入って、階段を降りる途中で足がもつれて、滑って転んだ――。 消える意識の中で、笑い声が聞こえた気がした。 それと、ビーンズの謝る声も――。 （父さん――早く帰ってきて――）

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「――良かった。目を覚ましたな」 「――せん、せい――？」 ――死んだ。 そう思いながら意識を失った僕が次に見たのは、自分も怪我をしているのに、僕を心配そうにみつめるアマネ先生の姿だった――。

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以上になります。約1時間に渡ってTLを占有してしまい、大変ご迷惑をおかけしました。ツイート間隔などの要望や、作品へのご感想、ご意見などあれば、どうぞお気兼ねなくお声がけ下さいませ！！　今後とも工夫を積み重ねて連載を行って参ります！

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ニンジャカタナ！更新！ @NJkatanaにて好評連載中！ ニンジャの少女、カタナの襲撃を受けたカーヤ。神とも言われるカーヤの力は、ニンジャに届くのか――。 下記まとめ保管庫！ kakuyomu.jp/works/11773540… pic.twitter.com/RQkZaDCPgZ

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