浮世絵関連のツイートまとめ。第7集(3000~3500件目まで)。

黒猫の究美。(@kurok_yuu)のツイート3000件から3500件目までのなかから浮世絵関連のつぶやきをまとめました。
1
黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

遊女を描いた錦絵を後から追加で売り出すときに再見の遊女が格下げになっていたり、すでに退楼している場合には、画中にある名前を別の遊女と差し替えることがある。再現VTRで浮世絵師がモデルを使っているシーンをよく見かけるが、あれは嘘。 pic.twitter.com/5IliJIzd8H

2016-02-15 20:39:19
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

また、既版に特定の遊女の名前を「入れ木」して宣伝用に廻すこともある。大きな妓楼なら版元に直接お金を出して新たに開版してもらうから、これは規模の小さい妓楼の場合だが、版元自ら売上げ向上を目的に人気の遊女の名前を入れることもあったよう。 pic.twitter.com/i2febIz06c

2016-02-15 20:39:40
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu あっ。また間違えてる! ×再見→〇細見

2016-02-15 20:53:18
黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

アメリカのウィリアム・メリット・チェイスによる作品。白地に「柳に燕」あるいは「竹に雀」の浴衣のようなものを着た女性が手にしてい錦絵は、国貞(三代豊国)の「歳暮の深雪」。三枚続の真ん中から右の二枚を一枚の紙に裏打ちしたもののようだ。 pic.twitter.com/RjONumOFIP

2016-02-13 20:02:01
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu 三代豊国の「歳暮の深雪」は弘化初めごろの作品。歳暮に積もった雪のなかを忙しく行き交う女性たちを描いている。初板では、対岸の三囲のシルエットが描き出されているが、日本ではこれを削除した後板のほうが知られている。 pic.twitter.com/zu14DShjSX

2016-02-13 20:17:54
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu 真ん中と右側の女性の間に、三囲稲荷社の石鳥居とその手前にある竹屋の渡しのシルエットが覗いている。 pic.twitter.com/Be2DnU4ehQ

2016-02-13 20:38:02
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

喜多川歌麿の「實競色の美名家見(じつくらべいろのみなかみ)」は男女の恋模様を主題としたシリーズで、お梅と粂之助は宿屋の娘と寺小姓のカップル。娘の背後をよく見ると薄い羽織越しに後ろ手で握りあったふたりの手が見えるという心憎い演出。 pic.twitter.com/63NViXepi5

2016-02-14 21:39:17
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

釣りをする若衆と若衆の気を釣る娘。 中判 明和4‐5(1767‐8)年 春信ゑがく。 pic.twitter.com/aYELVf43fj

2016-02-20 21:05:38
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

銅火鉢の傍で文を読む禿。それを背後からそっと覗き込む花魁。そして見世の若者。花魁の打掛に葛屋の屋根まで蔓を伸ばす夕顔。そしてのれんには扇屋の三つ檜扇。「夕顔」に「檜扇」と来れば、「源氏物語 夕顔」が浮かぶけど、見方が安直な気もする。 pic.twitter.com/5d0RrG6A0W

2016-02-20 21:57:37
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

冬場に体温を保つため羽毛を逆立て膨れたの状態の雀を「ふくら雀」というが、山田順子氏の『絵説き「江戸名所百人美女」』の解説の中では、いずれも「瓢箪…銀杏形」(p37)「蝙蝠」(p81)とされ、悲しいかな「雀」として認識されていない。 pic.twitter.com/v1fMnpJnz3

2016-02-28 20:19:29
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

仕掛の裾で倒した枕を振り返る遊女。裾には二匹の雀が対で描かれている。箱提灯を挟んで対峙しているところを見ると歌舞伎十八番「不破」が想起されるが、あるいは「雀踊り」がモチーフか。ちなみに吉原では、冷やかし客のことを「吉原雀」という。 pic.twitter.com/shHkd1WsXX

2016-02-29 20:21:43
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu 歌舞伎『浮世柄比翼稲妻(うきよづかひよくのいなずま』では傾城葛城をめぐる名古屋山三郎と不破伴左衛門の争いが描かれる。往来で刀の鞘が当たったと二人が口論になたところを、留女が箱提灯で仲裁する「鞘当」の場面が有名。 pic.twitter.com/1AgoE7JBUF

2016-02-29 20:27:44
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

北渓筆「五側 三陽内 洛陽春」角判摺物 毛氈の巻物と一対の雛。男雛の冠や女雛の天冠をはじめ、至るところに金摺や銀摺、空摺(エンボス)がほどこされ、輝きを見せている。 むつましな 柳桜の 一対は 春のひゝなの 錦なりけり 橘樹園早苗 pic.twitter.com/YefnL2bP5j

2016-03-02 18:42:36
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

田舎に京の内裏雛を建て、女をとこの豆いりの重箱草の餅のくさ/\に備え、或ハ白酒のほろ/\酔にさへ色づく夕映の桜花。花瓶の緋桃毛氈と色を争へば、幕の紫其の朱をうばふ。…人形ハ大きなるを好ミ、調度ハすべてちひさきをよしとす。 #雛祭り pic.twitter.com/nviyQ8narC

2016-03-03 18:10:10
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

国芳筆「子供遊 五節供のうち 三月」 雛段の最下段と思われる更紗模様の毛氈の上には、立派なギヤマンに瓶詰された白酒や重箱が供えられている。奥の娘は、手前の少女が抱っこしている狗筥(いぬばこ)の片割れを雛壇に戻すようたしなめている。 pic.twitter.com/CjL3rgWAZY

2016-03-03 20:01:34
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

待ちに待った「ゆる江戸Vol.1」が到着しました。 江戸の多彩な見世物の世界をゆる江戸キャラクター「まめだるん」と一緒に覗いてみよう! twitter.com/pororon_s/stat… pic.twitter.com/QhUaQ1UUJ7

2016-03-05 18:21:29
大和愛 @pororon_s

発売当日から、思ったより多くの方にお求めいただいていてうれしい限りです。江戸時代の見世物についてまとめた冊子「ゆる江戸」。ただいま好評発売中! ゆる江戸VOL.1 見世物 - 大和堂 | 同人誌通販のアリスブックス alice-books.com/item/show/5071…

2016-03-03 20:57:56
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

二、三年前まで「八乳」という言葉があるのを知らなかった。 三味線の皮の部分に描かれた四つの点が猫の乳の跡と聞いてびっくり。 pic.twitter.com/fjJ7donsQj

2016-03-05 21:17:42
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

山田順子の『絵解き「江戸名所百人美女」』では、鉄砲洲(p147)、上野山下(p150)に描かれた女性の髷を「女夫髷(めおとまげ」としているが、前者は「姥子(うばこ」又は「割り鹿子」、後者は「島田くづし」でいずれも「女夫髷」ではない。 pic.twitter.com/fIq6wlGdDf

2016-03-06 20:09:42
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu 「女夫髷(めおとまげ」は、潰し島田の前髷と後髷の境目に差した笄(こうがい)に「かもじ」の毛を∞に掛けたもの。歌川国貞あたりの錦絵に見られるが、出現頻度は極めて低く、「江戸名所百人美女」にも一切描かれていない。 pic.twitter.com/6mIuqAm6RZ

2016-03-06 20:30:50
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu 姥子髷の読みについてご指摘いただきました。 姥子(うばこ)✕→姥子(おばこ)〇 twitter.com/mino_nksmz/sta…

2016-03-07 20:08:04
黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

@kurok_yuu 「姥子(おばこ)」 「姨子(おばこ)結び」ともいい、かつてはその形状から「田螺の昼寝」とも呼ばれた。髪の束を「の」字を書くように曲げて横楕円形の輪を作り、その余り毛を根元にぐるぐると巻き付け笄で止めたもの。 pic.twitter.com/nrP3EbCn3g

2016-03-09 20:22:12
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

この髷は銀杏返しの中央に緋鹿子の裂を掛け、玉簪を差したもので「鹿子天神」と思われる。ちなみに天神髷は、「銀杏返し(蝶々)」に「ばい髷」をくわえた髷であることから「ばい蝶々」ともいう。 kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid… twitter.com/neco_syukado/s…

2016-03-09 19:06:33
黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

え。「勝春朗」の下のマークは、「花押」じゃなくて「画」ではないのか。 「勝春朗画」 電子くずし字字典 検索文字= ' 畫 ' clioz39.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/ZClient/… twitter.com/ukiyoeota/stat…

2016-03-09 22:06:45
太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art @ukiyoeota

葛飾北斎が勝川春章の門人として勝川春朗と名乗っていた若い時の美人画です。「勝春朗」という署名の下にマークのようなものがありますが、これは花押と呼ばれる署名の一種。師匠の春章が花押をしばしば用いていたので、北斎も真似たのでしょう。 pic.twitter.com/zlglFdV3o7

2016-03-06 17:26:45
黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

国芳の弟子芳幾による国貞作品の焼き直し。 左.落合芳幾筆「開化別品はうたくらべ 第二号」明治7(1874)? 右.初代歌川国貞筆「當世美女吾妻風景 浅草寺の年の市」文政5(1822) pic.twitter.com/kr5j2P5pk0

2016-03-10 19:41:54
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黒猫の究美。(上田眞生) @kurok_yuu

三代豊国(初代国貞)は「江戸名所百人美女 今戸」(安政5)を描くにあたり、師初代歌川豊国の「五人美女 正月」を参考としている。 pic.twitter.com/dGqXhjrwng

2016-03-10 20:08:38
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