人生が下手なのは「不可視要素の交換」を知らないから、という話

初まとめ。生き方が上手い人・下手な人の理由が分かります。
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K8KWorks @K8K_Works

人間は、目に見えるモノの存在は容易に認識できるが、目に見えない要素の認識は難しく、それができない人も出てくる。 そして、生き方の善し悪しは人それぞれだからともかくとしても、賢い生き方ができるどうかというのは、この「不可視要素」をうまく認識できているかに、かかっているのだと思う。

2016-05-10 23:32:09
K8KWorks @K8K_Works

「不可視要素」の具体例としては、時間やお金、能力や経験、組織内でのポジションや、社会的イメージとか。 社会的動物としての人間は、こういった「不可視要素」を交換しながら生きている。「不可視要素」を認識できている人は、この交換法則をも理解できているはず。

2016-05-10 23:37:02
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たとえば、マックでバイトを3時間する行為。これは、3時間→2700円のお金+3時間分のバイト経験+レジ先での接客能力など の交換行為として考えられる。 もう一つたとえば、ヒモ男が彼女にお金をねだる行為は、人としての信頼+ちょっとしたプライド→2万円 の交換行為となる。

2016-05-10 23:41:06
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こういう風に、日々の生活には様々な交換行為が溢れているわけだが、「不可視要素」は、大きく二つに分類できる。名付けて、不変要素と可変要素だ。 可変要素とは、他人によって価値を変えられてしまう要素。不変要素とは、誰にも変えられることのない要素として定義する。

2016-05-10 23:43:34
K8KWorks @K8K_Works

私なりに「不可視要素」を分類してみた結果が以下の感じだ。 不変要素:時間,データ,能力,技術,知識,経験,アイデア,体力 可変要素:カネ,人脈,資格,組織内ポジション,社会的イメージ

2016-05-10 23:45:57
K8KWorks @K8K_Works

なぜこのように分類をしたのかというと、元のテーマである「賢い生き方」に直結する、「生きがい」の話をしたいからだ。

2016-05-10 23:48:28
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人間として生きるには、これが「生きがい」だ、と言えるものが一つくらい無ければ成り立たないのだと思う。一見「生きがい」が無さそうに見える人も、貯金額を生きがいにしていたり、隠れて趣味に熱中しているはずだ。

2016-05-10 23:51:06
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となると、問題は「どこに生きがいを置くか」である。実は「賢い生き方」の優劣は、この「どこに置いたか」にかかっていると思う。もっと言えば、不変要素に置けば置くほど生き方は安定し、可変要素に置けば置くほど生き方は不安定になるのだ。

2016-05-10 23:54:55
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よく思い出してみてほしい。金の亡者は不景気が来た途端破滅するし、恋人に好かれたくて仕方のないメンヘラは見捨てられた途端破滅するし、上司としてえらぶってる人は部下がやめれば破滅する。これらは全て、可変要素に生きがいを偏らせた人々の末路である。

2016-05-10 23:57:47
K8KWorks @K8K_Works

一方で、能力や技術・知識に偏った人は破滅するどころか、専門家として重宝される。経験に偏った人には大金をはたいても相談に乗ってもらいたい人が列をなす。そして、不変要素に偏った人の最大の強みは、どんな社会が来ようとも生きがいを見失うことがないのだ。

2016-05-11 00:01:15
K8KWorks @K8K_Works

不変要素と可変要素の大きな違いがもう一つある。それは、不変要素を可変要素に変換するのは容易いが、可変要素を不変要素に変換するのは難しいという違いである。

2016-05-11 00:04:10
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生き方が上手い人というのは、自分の手元に、できるだけ多くの不変要素を残そうとする。生き方が下手な人というのは、不変要素をすぐに可変要素に変換してしまう。そして、時間がたつにつれ、原始人と現代文明ほどの差がついてしまうのだ。

2016-05-11 00:08:12
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たとえば、10時間働くことで2万円手に入るビジネスがあったとしよう。生き方が下手な人は即それを自分で働き、ビジネスアイデア1つ+10時間→2万円の変換をしてしまう。では、生き方が上手い人はどうやるか。

2016-05-11 00:14:32
K8KWorks @K8K_Works

上手い人は、人に1万円を与え、その下働きを任せる。で、1万円だけ手にする。この変換はどうなるかというと、ビジネスアイデア1つ→1万円 の変換となる。このとき、何が起きているか分かるだろうか?

2016-05-11 00:15:21
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2つの式の差を取ると、-10時間→-1万円。移項すると、1万円→10時間。つまり、上手い人は、お金を時間に変換することに成功してるわけです。こうすれば、不変要素が手元に残る。

2016-05-11 00:17:14
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そしてその10時間をどうするかというと、技術やアイデアに変換する。それで最終的には1万円どころではなく、10万も50万も稼ぐわけです。式にすると10時間→すごい技術・アイデア→50万 ってことですね。

2016-05-11 00:18:41
K8KWorks @K8K_Works

こんな風に、生きがいを不変要素に寄せている人は、環境の変化が起きても生きがいを見失うことがないし、しかも、人生がとてつもなく生きやすくなる。可変要素に寄せている人は、とてもじゃないけど目も当てられなくなる。

2016-05-11 00:20:54
K8KWorks @K8K_Works

もし今人生が上手くいっていないなと思っている人がいたら、日々の生活に対して、この交換の法則を当てはめてほしい。そうすれば、知らず知らずのうちに、不変要素という人生の源を誰かに奪われていることに気づくはずだ。苦しくなったら、ちゃんと対価を求めるところから始めてみてね。 おわり

2016-05-11 00:26:16