5月6日　三笠の昔話

戦艦だった三笠 @senkan_mikasa

今日は、箱館戦争・宮古湾海戦の日（1869）です。 旧幕府軍の軍艦「回天」「高雄」が新政府軍軍艦「甲鉄」が停泊する宮古湾に突入してその乗っ取りを図った戦闘。もし成功していれば、日本の歴史が大きく塗り変わっていたと言われています。 #三笠の昔話

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江戸城無血開城の後旧幕府軍は後退を続けており、両軍唯一の装甲艦「甲鉄」を奪取することで劣勢を逆転すべく、軍艦「回天」「高雄」「蟠竜」の3隻で停泊中の「甲鉄」に横付けし、乗っ取る作戦を立てました。 しかし、天は彼らに味方せず。蟠竜とははぐれ、高雄は機関故障。 #三笠の昔話

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残った回天はT字不利の態勢からの突入を余儀なくされ、元新撰組副長土方歳三を含む突入隊は、土方副長と他１名を除き十字砲火を浴び戦死。回天の甲賀源吾艦長も複数個所に銃撃を浴びながらも必死の指揮を続けましたが、ついに頭を撃たれて絶命。 #三笠の昔話

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作戦は失敗しましたが、甲鉄の僚艦・春日の乗組員として海戦に参加した東郷平八郎提督は、旧幕府艦隊の戦いぶりに「意外性こそ起死回生の秘訣」、甲賀艦長の戦いぶりに「60年経っても私が感嘆と賞賛をせざるを得ない勇士だ（意訳）」と賞賛を惜しんでいません。 #三笠の昔話

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回天丸さん。｢天を回(めぐ)らす｣、その艦名にこめられた願いはかないませんでした。 upload.wikimedia.org/wikipedia/comm… pic.twitter.com/bKZtIQbT7L

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もし甲鉄が旧幕府軍に乗っ取られていたら、制海権が旧幕府軍に移ることになり函館の攻略はおろか下手をすると諸外国が新政府より旧幕府側を支援したかもしれず、日本が「北海道国」「明治新政府」と2つに割れたかもしれなかったといわれています。 #三笠の昔話

戦艦だった三笠 @senkan_mikasa

軍艦たちのその後 甲鉄　→　「東（あずま）」と命名され、日本海軍黎明期を支えました 蟠竜　→　函館戦争中鹵獲、「雷電」となり日本海軍黎明期を支えました 高雄　→　突入失敗後座礁、焼却放棄 回天　→　函館戦争中鹵獲、焼却処分 #三笠の昔話