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白樺活性炭濾過物
@bookmark_vodka
6.5-23「それに今後島に来る艦娘が居たり、外の人と関わる機会があるとすれば普段からそうしていた方が面倒も無いでしょう…あ、でも、貴方の兄としての私が居なくなってしまう訳ではありませんから。そこは心配しないで下さいよ?」 浜風は最後に慌てて付け足すように言った。 「…それなら」
2016-06-12 12:32:56
白樺活性炭濾過物
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6.5-24 綾香は一つ条件を出す。 「私は綾波さん、じゃなくて綾波。そう呼んでくれたら、『そこにいる』って分かるから」 「分かりました…『綾波』」 そこには、ある種の決意が籠っているように聞こえる。 それを聞いて安心すると綾香は悪戯っぽく言う。 「なーに?浜風『ちゃ・ん』!」
2016-06-12 12:36:31
白樺活性炭濾過物
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6.5-25「…兄を揶揄うものではないですよ」 浜風からすれば問題無いかもしれないが、やはり大智の側からすると少しむず痒いのだろう。 勿論この反応が返ってくることを期待して言った訳だが。 「さ、気持ちに整理の付いたところで釣りに集中しないと。夕飯抜きはごめん被ります」
2016-06-12 12:36:47
白樺活性炭濾過物
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6.5-26「そうだね、扶桑さんの食べる量を考えると頑張らなきゃ」 …岩場に腰掛け、仲良く喋り合う二人の艦娘の姿。それは外側から見れば何も違和感の無い光景にしか映らないだろう。 だがその情景が、二人の並々ならぬ覚悟の上で成り立っているという事を知る者は、そう多くないのである。
2016-06-12 12:46:13