森村泰昌連続講座「新・美術寺子屋/自画像の話」第9回「ウォーホル~ウォーホルはポップではない」[実況]
- misonikomioden
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ロスアンゼルスで初めて展覧会した時に、同じものをざっと並べる。キャンベル・スープですね。今はニューヨーク近代美術館に作品がのこっている。
2016-06-12 15:26:38キャンベル・スープ作品、作った時のエピソードを本人が言ってる。 アイデアは50ドルで買った。何したらええんやろと皆に聞いてた、画廊オーナーインテリアデザイナーのミルドルから、ドル紙幣描いたら?お金好きだし、おまけに言えばキャンベル・スープ好きでしょ?それ描けばって。
2016-06-12 15:27:48「なぜスープ缶を描きはじめたかって?毎日飲んでたからさ。」 と、軽々しく言ってる。 アイデアを買った、ずっと呑んでるスープ缶詰なので、と。 でも実によく練られた作品だ
2016-06-12 15:28:51実は、キャンベル・スープ作品、一点ずつ全部手描き。絵なんです。 ある絵はオニオン、ある絵はビーフ、、、すなわち同じ絵に見え繰り返しのようだが実は1つずつ違ったもの、これは重要なことだ。 32点あるのもこれだけの種類が当時売ってて全種類描いてるってこと
2016-06-12 15:30:39絵であり、一点ずつ違うし、、、俗な話だが、ギャラリーくると画廊の人言うわけです。キャンバスですから!絵です!、それに一つ一つ違うのでユニークピースです!ってね。オニオン欲しくても売れたらビーフにする日強あるよ!ってね。だから誠に正当な絵画の法則を使ってる
2016-06-12 15:31:55[修正]
日強あるよ!→必要あるよ!
次に32個っていうのは決定的に決まる数字。 コンセプチュアルアート、つまり観念芸術なのだが、ウォホールがポップアートやり始めた時から登場し今に至るがそれは芸術は観念こそ重要である芸術とは何かを問うそこへマッチしてくる。
2016-06-12 15:34:11ネットからの引用で、きむらさとる氏がソウルルイットについて書いてるが、コンセプチュアルアートが持つ鉄則、1:アーティストがコンセプチュアルを用いる場合プランニング決定が全てされてるので制作は機械的に行われる、と
2016-06-12 15:35:382:見るものの知的関心をひくのがアーティストの目的、情緒的にドライになること。3:観念は複雑である必要はない成功する観念はいかにも必然な装いをするため単純だ。
2016-06-12 15:37:074:予めプランを決めるのは主観を排除するためでもある。 5:アーティストは複合的モジュラー方式を採用するとき取り込みやすい単純さを用いる、形態は手段となる
2016-06-12 15:38:12[修正]
きむらさとる→木村覚
該当WEBページ
http://blog.goo.ne.jp/kmr-sato/e/6f00b2b74e18cd826402f17ac3d8b3ee
だからコンセプチュアルアートという芸術のための芸術をおさえている。 その一方で俗な売れる美術の常識をおさえている。 その間で自分の話をしてる。 そのようなグラフィズムでしか彼は勝負できない。
2016-06-12 15:39:44筆者「マリリンモンロー アンディー・ウォーホルの代表的イメージなってるが、画像は1962年バージョン。制作の経緯は、彼女1962年8月5日に謎の死を遂げたがそれをラジオで聞く。その同じ年、画廊で他の作品とともにこのマリリンを出す。
2016-06-12 15:41:57なかなか話題性ないですか? 亡くなってすぐの11月にドーンと出す。 これは、、、あいつ、ウケ狙いしやがって、、、って普通思いませんか?
2016-06-12 15:42:36ある評論家はこの作品は良い、良いのだが、一過性ではないか?って持続するか怪しいと。非常にジャーナリスティックだと。今時の話をしているわけだ。だからやがて忘れられるって危惧されたがぜんぜんそうでなかった。今やウォホールの中核作品だ
2016-06-12 15:43:38今の僕達はその後のこと知ってるが、当時のこと考えれば誰もわからない。将来どうなるかわからないが、意識的か無意識的かわからんがウォホールは地道に裏付けて行くことを行っていった
2016-06-12 15:44:46一つには膨大なマリリン作品が制作された。ワンイメージしかない。 首から上の顔しか使ってない。そして我々の脳裏に焼き付く。
2016-06-12 15:47:16亡くなった当時では映画のスクリーン上の大女優であり映画の中を懐かしんだだろう、しかし今はどうか、映画見た人はどれだけいるか、マリリンのイメージ、ウォホールのイメージから出発するのではないか?
2016-06-12 15:47:20マリリンのワンイメージからマリリンを知り映画を知るのではないか。 これを私は反転するマリリンという。 これはスクリーンのマリリンよりシルクスクリーンのマリリンのほうが有名になっている、ということ。
2016-06-12 15:48:26マリリンモンロー、元々は金色のブロンドではない。孤児院時代はくりいろの髪であった。それをブロンドに染めマリリンモンローメイクをするおとで、マリリンとなっていった。
2016-06-12 15:50:09アンディもそうだ。 辛い人生から、アンドリューウォホーラから、ニューヨークへ出てウィッグ、サングラスをつけ、キャラクターを作り、ウォホールと名乗った。 似てますよね
2016-06-12 15:50:51