国民は「政府が財政再建を達成する」と信じているか

財政学が指し示す財政破綻カタルシスが一向に訪れない理由として、uncorrelated氏は「国民が財政再建達成を予想しているからだ」と述べた。しかし、これまで長らくの間財政再建が達成されてこなかった現実、および財政破綻論の流行のさなかで、その主張は妥当だろうか?
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いかさんま @ikasanma

@motidukinoyoru 債務発散ってハイパーインフレになるってことですか? 私の身の回りでは、ハイパーインフレになるって思う人少なくて、税金は上がり年金は削られると思っている人が多い気がします。

2016-06-09 20:46:05
いかさんま @ikasanma

@motidukinoyoru 債務発散とか言う話を気にして働いてる人は少ないし、「財政再建」と言うのが債務整理の類でもなしには実現不可能な癖にコーゾーカイカクの度に緊縮する為の言い訳としか思っていないので、みんな同じと思っていましたw

2016-06-09 20:52:08
いかさんま @ikasanma

@motidukinoyoru 要は生活に困ることは机上で計算したら債務GDP比率が云々でもなんでもなくて、この緊縮がいつまで続くのかもっと酷くなるかが生活に直結することで、緊縮の原因が「財政再建」と言う謎の政治の枕詞であると言うのが一般的な認識では?

2016-06-09 20:57:46
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

そうなると、もともとのアンコリ氏との議論からは話が逸れてくる。 「債務発散は金利高騰かインフレをもたらすはずなのに、どちらも起こらないのはなぜか」というのが議論のスタートなのでり @ikasanma

2016-06-09 21:51:20
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

おそらく、いかさんま氏と私の考えは近くて、国民の節約支出志向とそれによって定まるインフレの傾向は、手元流動性とその将来予想によって決まるのであって、政府債務とその発散は(まったくの無関係ではないが)、直接の関係をもたない、というわけだ。 @ikasanma

2016-06-09 21:56:50
いかさんま @ikasanma

@motidukinoyoru 遠い未来に債務発散しようと思うかもしれないが「財政再建のために緊縮をします」と言うのを何年もやってるので、財政再建しようがしまいが永遠に緊縮が続くと思ってるし、今後も増税なり歳出削減が続くので消費性向が落ちてデフレの低金利状態が続いてる。

2016-06-09 21:57:35
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@ikasanma やはり、問題は債務の状態ではなく、手元流動性とその予想であるというのがいかさんま氏の見解であるとみて大過無いように思う。いかがだろうか。

2016-06-09 22:03:56
いかさんま @ikasanma

@motidukinoyoru はい。世の中の人は、いつか債務発散があるので明日から貯金を全部使って生きるのでなく、いつかある債務発散に備えると言われて負担が足元でも今後も増えるので保守的に生活していると言う認識です。

2016-06-09 22:07:38
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@ikasanma 理解した。 枝葉末節に拘って申し訳ないが、債務発散(債務の現在割引価値の非収束)は「いつかある」のではなく、「既に現在起こっていること」である。 それがなぜ国債金利高騰やインフレを起こさないのか、主流派は説得的に説明できていないというのが現状である。

2016-06-09 22:13:03
いかさんま @ikasanma

@motidukinoyoru 「既に起こってること」かどうかは議論の余地はありましょうが、個人的には広義の意味でデフォルトは金利の上昇がなくても本質的にはできると言う立場です。 ヘリマネが事実金利が低い状態のデフォルト(中銀保有国債の債務罷免)でしょうから。

2016-06-09 22:18:59
いかさんま @ikasanma

@motidukinoyoru なお、債務超過状態に中銀が堕ちいると、論理的には中銀負債のカット、つまりデノミが考えられまづが、債務超過状態でも会社はキャッシュフローのある限り存続することができるので、ヘリマネしたら即時にインフレにもならないのだと思います。

2016-06-09 22:21:24
いかさんま @ikasanma

@motidukinoyoru 私が主流派と言われる方の話を聞いてて不思議になるのは、「いつかヤバくなる」と言う割に本当にヤバくなった時に何が起きるのかがあまり具体的ではないことです。 金利上昇=デフォルトと単純化していいのかとよく思います。

2016-06-09 22:24:32
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

おそらく、「債務の発散」の定義にズレがあるように思う。 私は既にのべたように、単に債務の現在割引価値がゼロに収束しないことを債務発散と定義しているので、それ自体は現在進行形で起こっていることである。 不履行なりマネタイズなりとは、また異なる話。 @ikasanma

2016-06-10 00:05:09
いかさんま @ikasanma

@motidukinoyoru 債務の割引現在価値を算出する際のリスクフリーレートは何か議論の余地があると思います。この定義では無限遠点の金利もマイナスだったら、銀行券は価格無限大です。 金利がマイナスになると債務価値は無限になるので金利は発散するというのはおかしい話ですよねw

2016-06-10 00:33:10
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

金利と増加率は収斂しなくてはならないという考え方なので、金利が小さければ増加率も小さくなくてはならない(マイナス金利なら減らなければならない)し、もし増加率が大きいなら、それに応じて金利が上がるか、インフレによる債務減価が必要と。 @ikasanma

2016-06-10 08:53:55
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

しかし、実際にはそのような条件(横断性条件)に沿った金利上昇やインフレは実現しそうにないわけで、要するに与えた条件の構造自体か、持ってくる変数に何かしらの問題があって、意味のない条件になってしまっているというのが私の考え。 @ikasanma

2016-06-10 08:55:19
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

無理やりFTPLで考えるなら、マネーサプライも広義の政府負債と扱い、加えて、金利を実測の(実質)金利ではなく、もっと違う取り方をすれば良いのではないかと考えている。 政府債務増加率に比してマネーサプライ増加率はかなり低いし、金利もGDPギャップを考慮すべき。 @ikasanma

2016-06-10 09:58:49
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

政府債務増加率は1990~2015で年率6%弱だが、マネーサプライ増加率(M3)は2003~2016で年率2%を割り込む。これを考慮した広義政府負債の増加率は大きくない。 また実質金利も、GDPギャップが存在しデフレが潜在するなら、実測より高く見積もるべき。 @ikasanma

2016-06-10 10:07:56
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

このGDPギャップは、平均概念よりも最大概念が適合するだろう。 となると実測で横断性条件が破れているのに金利高騰も高インフレも起こらない場合は、国民の予想GDPギャップが有意に大きいことを示唆している可能性がある。自分で言っていて牽強付会に過ぎる気もするが。 @ikasanma

2016-06-10 10:10:43
いかさんま @ikasanma

@motidukinoyoru 金利=期待成長率+期待インフレ率+リスクプレミアム と書いた場合に、 リスクプレミアム=f(債務増加率) とまで乱暴に言ってる人は身の回りで流石に少ない気がします。需給要因もあろうし、負のプレミアムもあろうし。 経済学ではこれが主流なんですか?

2016-06-10 13:29:07
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

必ずしも債務増加率がリスクプレミアムだけを表現するわけではないのでは。 というのも、期待成長率が高ければ、高い金利が実現すると同時に高い債務成長が許容され、期待成長率が低い場合は低い債務成長が望ましいとするのが主流派の作法ではないだろうか。 @ikasanma

2016-06-10 14:47:43
いかさんま @ikasanma

@motidukinoyoru そうなると乱暴な言い方をすれば、債務増加比率と名目成長だけで金利が決まってるわけではないから低金利なんだって説明で終わらでられてしまいそうです。 その他要因が、インフレ期待に関係ない場合(需給要因など)、インフレ率とも結びつかない気がします。

2016-06-10 15:13:13
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

実質金利の決定に重要なのは実質成長では。インフレを峻別するには実質化した方が話がわかりやすいと思われる。 主流派の考えでは、もし他の要因があるとはいえ、債務成長と実質成長にあまりにも解離した金利やインフレ率は有り得ないし、説明もできないといった具合だろう。 @ikasanma

2016-06-10 15:32:01