【原発のリスク評価 原発の想定は1万年に1回より小さな頻度のものまで要求される】(2016.6.24作成)

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内田 @uchida_kawasaki

2016.6.19 原発基準地震動、異例の検証へ 2年前にも「過小評価」指摘 fukunawa.com/fukui/14873.ht…

2016-06-24 12:40:42
クマ @werekuma

@theokinawatimes @TWITTING_TIGER 昨日の規制委員会、ネットで傍聴しました。「学会の評価が固まってからが原則だが、、、元規制委員で審査を担った島崎先生に言われては」。自力で科学的判断をせず、指摘した人の名前次第で対応を変えるようですね。

2016-06-21 02:08:24
添田孝史 @sayawudon

@werekuma @TWITTING_TIGER 「個々の原発の審査に用いるにはどの式が適切か」なんて細かいことまでは学会でいちいち評価を固めません。311の前に「学会がー」「査読がー」と言っているうちに、時間を10年単位で無駄にしたのを、もう忘れてしまったのでしょうね。

2016-06-21 08:58:25
添田孝史 @sayawudon

これで地震の多い米西海岸沿いから原発は無くなると。一方、日本はプレート境界の震源域真上でも動かしちゃうつもりらしいからなぁ。 twitter.com/kinoryuichi/st…

2016-06-22 09:20:00
木野龍逸 (Ryuichi KINO) @kinoryuichi

25年までに原発全廃へ=福島事故で反対強まる―米加州 (時事通信) - Yahoo!ニュース ow.ly/fPuW301v7DC ▽稼働から40年で停止に。日本では高経年原発の規制が骨抜きになりつつある感じだけど。。。

2016-06-22 08:07:01
添田孝史 @sayawudon

この地図(これは2006年に朝日新聞の連載「原発と地震」に載っけたもの)を2000年代のはじめごろ知って、異様さに気づいたのであった。 pic.twitter.com/5SQYQ6GweM

2016-06-22 09:30:40
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添田孝史 @sayawudon

この地図、茂木先生が2003年に札幌であった国際測地学・地球物理学連合の総会で講演された時のもの。それより前に、誰か産総研の人のセミナーで見た記憶があるのだが、誰だったか忘れてしまった。

2016-06-22 09:47:58
リンク 朝日新聞デジタル 日本海の津波想定も過小か 大飯原発は揺れ再計算 規制委の元委員が指摘:朝日新聞デジタル 原子力規制委員会が、関西電力大飯原発の地震の揺れの想定の再計算を決めた。使われた式が「過小評価になる」と元委員の島崎邦彦・東京大名誉教授が問題提起していた。島崎氏は同じ式を使った国の日本海の津波想定…
添田孝史 @sayawudon

内閣府が担当する一般防災向けの津波や地震の想定と、原発が想定する津波・地震が異なっていても良いと思う。内閣府想定<原発想定、でないといけないけど。内閣府の想定は数百年に一度レベルのもの、原発の想定は1万年に1回より小さな頻度のものまで要求される。

2016-06-23 21:24:19
添田孝史 @sayawudon

東電はアホやから「中央防災会議(内閣府)が日本海溝沿いの津波地震や、貞観地震を想定していなかった。だから原発も想定することは出来なかった」と裁判で主張している。それはおかしな理屈で、内閣府が想定するほど高頻度で起きなくても、原発では無視してはいけない津波がある。

2016-06-23 21:28:08
添田孝史 @sayawudon

ただし、一般防災でも日本海溝沿いの津波地震を外してよかったのか(2004年)という点には大いに疑問は残る。東電や経産省が圧力をかけて防災想定からはずしてしまった可能性は十分ある。

2016-06-23 21:29:13
添田孝史 @sayawudon

ご意見いただきありがとうございます。旧原子力安全委員会が、津波の想定に関してわかりやすい概念図を持っていました。ご紹介します。 twitter.com/TSamsan/status…

2016-06-24 11:11:36
豊蔵 勇 (I.Toyokura) @TSamsan

添田さん こんにちは この点を理解してもらうことが大変重要と思っています。原発と一般自治体向けの防災対策に区別する方が良いと思っています rt @sayawudon 内閣府が担当する一般防災向けの津波や地震の想定と、原発が想定する津波・地震が異なっていても良い

2016-06-24 00:13:38
添田孝史 @sayawudon

「耐震設計審査指針の検討に関する保安院打合せメモ(原子力安全・保安院との打合せ内容)」 (平成15年9月8日原子力安全委員会作成) warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid… 38ぺージの津波の高さと頻度の概念図です pic.twitter.com/0UfbKRGfke

2016-06-24 11:15:38
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添田孝史 @sayawudon

どこかで「すそきり」「割り切り」を決断して想定水位を決めるわけですが、それを上回るものは残ります(これも残余のリスクというのでしょうか)。この裾きりのレベルは、一般防災と原発では違って当然で、原発は、より残余のリスクを小さくしたところに線引きが必要です。 @TSamsan

2016-06-24 11:25:00
添田孝史 @sayawudon

話が少しずれますが、先日廃炉が決まったディアブロ・キャニオンの津波想定は基本的には10.5mですが、海底地滑りによる高さ167mの津波(発生頻度50万年に1回)まで、すその広がりとしては考慮していました。@TSamsan

2016-06-24 11:28:09
添田孝史 @sayawudon

@TSamsan この図を見ると、パラメータースタディによる津波高(いわゆる土木学会手法による想定)でも、それをさらに超える津波があることを、規制当局は理解していたことがわかります。実際、国会事故調のヒアリングに対して、当時の保安院の担当者は「(パラメータスタディによる津波高を

2016-06-24 11:33:54
添田孝史 @sayawudon

超える津波について)100年から1万年に1回は想定を超えるレベルか、それ以上の頻度ととらえていた」と述べています。首藤伸夫氏も、東北地方太平洋沖地震でパラメータースタディによる津波高を超えたことについて「まったく驚かなかった」と言っておられます。だから、この図にあるように

2016-06-24 11:38:14
添田孝史 @sayawudon

パラメータースタディの津波高に、さらに安全率を載せた津波高を設定する必要があったのですが、安全率が1(上乗せなし)にされてしまった。そこの判断における専門家の責任は重大だと思います。もしくは、パラメータースタディの想定は、この程度のものであるけどそれでも原発動かしますか、と公表す

2016-06-24 11:41:40
添田孝史 @sayawudon

る必要がありました。一般防災における想定のすそきりレベルは、どうも「どこで割り切るか」という判断基準があいまいで、そこが怖いところです。南海トラフ津波のように相当大きなところまで考慮している場合もあれば、首都直下のようにM8は事実上検討していない時もあり、わけわかりません。

2016-06-24 11:44:04
添田孝史 @sayawudon

南海トラフのときに、すその端っこに近づきすぎたと批判されたので、首都直下では揺り戻しがあったのかもしれませんが、そんな揺れ動く判断基準に振り回されるのは困ったものです。

2016-06-24 11:48:17
添田孝史 @sayawudon

原子力ムラ工学系の専門家は、ベルカーブが頭の中の行動原理で、それでプラント作っているのに、それは正直に述べず確定論的な「安全」もの言いをするから、すそ切りされてしまう(全人口からすると少数の)地元民はたまったもんじゃありません twitter.com/KNZ48/status/7…

2016-06-24 11:58:20
金王坂兵衛 (アイコンの人の精神的パロディです) @KNZ48

ベルカーブ見た途端に脱力するのが非なんちゃってリスク論的に正しい態度。 twitter.com/sayawudon/stat…

2016-06-24 11:52:28
添田孝史 @sayawudon

おまけに本当にベルカーブになるなら工学者の判断にもまだ一理あるのですが、すんごい短い観察期間の少ないデータしかないのにベルカーブになると思い込んでしまうのがすごーく怖いところ。 twitter.com/sayawudon/stat…

2016-06-24 12:54:20

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まとめ ニュースを読む「原発リスク評価 新手法議論へ」 “経済産業省は「確率論的リスク評価」 まとめの中より引用 “経済産業省は「確率論的リスク評価」と呼ばれる手法の導入を検討しており” 何と言うか…この今さら感とズレっぷりは脱力するしかない。 3017 pv 56 1 user