幻想中世と魔法

魔法の存在する世界における中世の想像図。
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ふぇい @mythtic

高度に魔法が発達した世界ではテクノロジーの発展は現実世界よりもむしろ早い。現象学である魔法の発展は同様に現象学である他の自然科学分野を刺激し、真理の探求を促すから。

2011-02-09 18:48:25
藤原聡紳/イエロー @gentleyellow

@mythtic 面白いですが、どうでしょう、魔法が発展していることと魔法と権力が結びつくことはセットのような気がするので、権力による非魔法の抑圧とかあるような気がする。という仮定をいま思いつきました!

2011-02-09 19:12:44
ふぇい @mythtic

現実世界における中世までは諸侯の権力の庇護なくして研究を行うことはそもそも困難かと。学者を養えるだけの資本が民間に蓄積されていないので…ですのであえて抑圧する理由もあまりないと思います。(続く)@gentleyellow

2011-02-09 19:41:54
ふぇい @mythtic

(続き)では魔法以外の学問を研究するとすれば誰か。意外かもしれないですがそれは魔法使いそれ自身です。魔法の応用には当然他の自然科学的知見が必要となりますので。権力もそれによって魔法が発展し、権力の基盤が強固になるのを止める理由はありません。(続く)@gentleyellow

2011-02-09 19:46:54
ふぇい @mythtic

(続き)この間市井の魔法使いは雌伏の時を耐えます。権力(と権力側の魔法使い)は在野の魔法使いを危険視するので迫害が行われ、結果農村部ではほぼ絶滅、都市部では地下の魔法ギルドが僅かに生き残るのみ。地下組織としての制限された探求が続きます。(続く)@gentleyellow

2011-02-09 19:54:12
ふぇい @mythtic

(続き)事態が変化するのは都市が諸侯に立ち向かえるだけの財貨を蓄積できた頃。都市という権力に庇護された都市の魔法使いはその姿を表に現し、探求の成果を一気に明らかにします。これにより、魔法、非魔法含めた自然科学の探求成果が広く世に知られることとなりました。@gentleyellow

2011-02-09 20:01:17
ふぇい @mythtic

@gentleyellow 魔法と権力、そして非魔法の関係は現実の歴史をなぞり見ると以上のようになるのではないかと思われます。いかがでしょうか。

2011-02-09 20:04:00
ふぇい @mythtic

あとあれですね、諸侯間のいさかいによる戦乱から逃げ出した魔法使いが市井に逃げることによって魔法ギルドに加えられる知的刺激とか。ギルドの研究結果による魔法非魔法知識を生かした技術開発で資本の蓄積は現実世界以上に早く進むであろうとか。

2011-02-09 20:15:02
藤原聡紳/イエロー @gentleyellow

@mythtic なるほど! 迫害もあるがその後必ず開放……歴史の必然ですね。きっと中世以前の初期魔法文明ではむしろ科学に属するようなことが真剣に検討されていて、後世に再評価されたりするのでしょう。

2011-02-09 20:17:40
ふぇい @mythtic

@gentleyellow 権力者は実学志向の研究を求めるのでその辺の知識は継承されずに散逸してしまったのでしょうね。

2011-02-09 20:27:42
ふぇい @mythtic

ダメな発展を遂げた魔法世界:魔法使いが他の全てを疎かにしてでも火力を追究する。火力は他の権力に対抗するための力であり、さらに属人的な力なので諸侯はこぞって火力の高い魔法使いに好待遇を与える。そんな魔法による戦乱が絶えない世界。

2011-02-09 22:00:39
ふぇい @mythtic

戦術級、戦略級魔法使いの数が勝敗に影響するので諸侯はこぞって市井のそれを含め魔法使いを重用する。同時に他権力の魔法使いの削減が自己に相対的有利をもたらすので暗殺業が発展。

2011-02-09 22:04:45
ふぇい @mythtic

暗殺業者の需要が高まるにつれ魔法使い兼諜報・暗殺等の業務を行う者が登場する。後のニンジャである

2011-02-09 22:09:56
ふぇい @mythtic

そしてそのうち魔法使いを大量に消耗し、疲弊しきった諸権力は高度な魔法がなくとも戦闘力の高さと絶対的な数を誇る「蛮族」に滅ぼされ、僅かに生き残った魔法使い達はレジスタンスとなりながら蓄積した知識を被支配階級に開放し、ようやく科学の知識の伝播が行われるのだった

2011-02-09 22:18:02