西田亮介「社会はいかに私たちに関わるべきか」をめぐる議論(dojin、西田亮介、駒崎弘樹)

タイトル通り。
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松尾隆佑 @ryusukematsuo

@dojin_tw 理念への共感が十分に広がるまでは,「多様な主体」には限定された条件下で頑張ってもらうことになりますが.もっとも,現状それが続いているのかもしれないし,「新しい公共」も今のところ成功しているようには見えないですけれども.

2011-02-13 10:17:06
駒崎弘樹 @「こども達のために日本を変える」フローレンス 会長 @Hiroki_Komazaki

まだ痛くもなっていない時に手術を強いろうとすると、国民は大きな反発をする。それでも50年後の共同体のために改革を行うものは、グラックス兄弟の時代から、守ろうとした共同体そのものに葬られる。社会が生贄を必要とし続けるからくり。 @dojin_tw @Ryosuke_Nishida

2011-02-13 10:17:08
駒崎弘樹 @「こども達のために日本を変える」フローレンス 会長 @Hiroki_Komazaki

だからこそ、50年後の共同体のために、今葬られる覚悟を持ったリスクテイカーが必要となってくる。そうなろうじゃないか、我々も、ということだよ。財政民主主義の啓蒙は良いけど、安全地帯から啓蒙してても、世の中動かないよ。 @dojin_tw @ryosuke_nishida

2011-02-13 10:20:32
松尾隆佑 @ryusukematsuo

@dojin_tw ただ,まぁそういう理念,「政治哲学」(?)による政治的困難の乗り越えの試み,そういうアプローチの「尖兵」としては,西田氏的議論にも意味があるのかなと思ったので,それを評価する観点からするなら,dojinさんは「無粋」であると先に評したのでした.

2011-02-13 10:22:28
松尾隆佑 @ryusukematsuo

@dojin_tw まぁしかし,こういう議論は駒崎氏に対個人ロビイングするぐらいのdojinさんにわざわざする程の話ではなかったかもしれません.雑な議論に付き合わせてしまい,失礼しました.今後も自主規制に縛られ過ぎず,気楽にtweetして下さい(笑).

2011-02-13 10:26:04
luke_mori @luke_mori

1000兆円を21世紀中に返し切るにはどうしたらいいんだろう?RT @Hiroki_Komazaki //92兆の国家予算で税収は48兆。後は国債。そして1000兆の負債を孫の世代に残す。//@dojin_tw @Ryosuke_Nishida

2011-02-13 16:41:08
杉田俊介 @sssugita

私も基本的には小さな政府+大きな社会論には危惧がある。(大雑把に)日本型福祉社会・社会福祉基礎構造改革・新しい公共などの名の下の、責任の丸投げ。委託管理など構造的な外郭・下請け化。過度な自助努力の強化。家族責任の圧力。ボランティア動員論…の怖さ。ケアミックスや福祉多元主義も同様。

2011-02-14 17:14:22
杉田俊介 @sssugita

それらはある意味で「どうにもならない」流れなのかもしれないが、危惧は言い続けていいと思う。で、現状で、その規模からして、非営利・協働セクターが、日本の従来型福祉体制の代替的なセーフティネット足りうるとは思わない。

2011-02-14 17:17:56
杉田俊介 @sssugita

しかし他方で、協同/NPO/社会的企業が、今後、アクターとしてどの程度の社会的機能を担えるのか(担えないのか)、ポテンシャルはどの程度か、規範的にどんな方向を目指すべきか、それらを内在的に(実践的に)考えたい。

2011-02-14 17:18:07
杉田俊介 @sssugita

サードセクターとは何か、に関する見解は、各国それぞれの歴史的文脈に大きく依存する。しかし、サードセクターの経済的重要性を数量化する統計的な研究や、理論的アプローチの整理も進んできてはいる様子。アメリカのジョン・ホプキンス大学が有名だが、それ以外も。ボルザガらは4つに整理する。

2011-02-14 17:18:51
杉田俊介 @sssugita

(以下は杉田の解釈を加えた)。(1)非営利セクターアプローチ。(2)社会的経済アプローチ。(3)三極アプローチ(民間企業・国家・家計(市場・再分配・互酬)という三項目を立て、サードセクターはその三つの極が結合し交じり合う中間領域にある、とするもの)。(4)社会的企業アプローチ。

2011-02-14 17:20:14
杉田俊介 @sssugita

私は近年の(社会福祉の)「ソーシャル」には(3)の三極(四極)アプローチ的な規範性が流れ込んでいる、と考える。行政(中央・地方)+市場経済+共同体(家族)のいずれとも繋がり、影響を与えながら、そのどれにも完全には包摂されない多元的で・可動的で・補足困難な当事者ニーズに対応すること

2011-02-14 17:22:03
杉田俊介 @sssugita

(市場経済の需要と複合的な必要の間を揺れ動く)当事者ニーズを、より普遍的な社会的交換やネットワークの中に巻き込んでいくこと。

2011-02-14 17:23:59
杉田俊介 @sssugita

もちろんソーシャルの語の濫用・曖昧化は危険。その面でも「社会的=福祉国家的」の含意を強調する市野川さんらの戦略は正しいが、内在的には、やはりそれ「だけ」を強調すると、非営利セクターの初発の存在動機自体が消滅・縮減する気もする(程度問題だが)。

2011-02-14 17:24:35
杉田俊介 @sssugita

少なくとも国内の障害者福祉や高齢者福祉の歴史をみると、「介護の社会化」という言い方で、「社会性」に重大な規範性が込められて来たのは確か。そこでは、総数としては少数派の当事者・団体・事業所などが(もちろんそれらの力によるだけではないが)、政府の再分配の総量を拡大し、(→)

2011-02-14 17:26:07
杉田俊介 @sssugita

法や制度に影響を与え、一定規模の準市場/社会サービス市場を形成・生成させてきた。欧州文脈の無条件の規範化はリスキーだが(マル系財政派に多い)、欧州の協同組合や社会的経済の伝統とも、ある面では響き合うもの。一九世紀以降、一〇〇年以上かけて拡大してきたもの。長期的な視座も割と大事。

2011-02-14 17:27:21
杉田俊介 @sssugita

逆に言うと、「誰」が、政策や制度を決定し・運営し・ファインチューニングしていくのか。パイの大きさを決めることと、パイの使いみちを決めることは異なる。

2011-02-14 17:27:51
杉田俊介 @sssugita

。「ニーズの多様化による市民参加の困難」が言われる中、専門家や学者と連携しつつ、しかし根本的には当事者主権を貫く、とはどういうことか(少なくとも社会福祉分野では)。70年代的当事者主権のヴァージョンアップとは。

2011-02-14 17:27:55
杉田俊介 @sssugita

もちろん社会的企業の過大評価は危うい。「市民団体→NPO→社会的企業」という進化論図式や、「NPOの営利化+営利企業の社会貢献化=社会的企業」という弁証法(?)図式にも僕は違和感がある。

2011-02-14 17:28:26
杉田俊介 @sssugita

しかし、その中から見出されてきた行政+市場経済+コミュニティの「外」にあるニーズの発見と、その社会化(福祉国家化+市場化+市民育成など)というミッションは、手放したくないとは思う。

2011-02-14 17:28:56
杉田俊介 @sssugita

また雇用のあり方。欧州の伝統では社会貢献と同時に社会的排除を被った人々(女性、障害者、高齢者、ニート)の労働統合や社会的包摂を期待する。僕の事業所でも、あらゆる階層の人や障害者たちが多用な形で存在する。その先にある(労働者中心でも主婦女性中心でもない)「協同労働2・0」の可能性。

2011-02-14 17:29:44
杉田俊介 @sssugita

以上はただの規範的な抽象論を書き散らしただけ。では、自分は、日本の障害者福祉制度をどう評価するのか?介護保険制度をどう評価するのか?。具体的にどこをどうすべきなのか?。正直、僕はまだそれすらはっきり言えない。「土俵」に上がるための努力をしたい。

2011-02-14 17:30:09
杉田俊介 @sssugita

そもそも、「非営利セクター」「社会的企業」「コミュニティビジネス」「共同組合」……などの①概念整理+②統計・計量的調査は、その後、どの程度進んでいるのだろう?。サラモン、ボルザガら、谷本や山内、大沢真理や上野千鶴子を読んでも、よくわからないのです…。

2011-02-14 17:31:09
安藤道人 (Michihito Ando) @michihito_ando

1.グロス債務についてはhttp://ow.ly/3W56M という立場もあるので冷静な議論が必要 @luke_mori 1000兆を21世紀中に返し切るにはRT @Hiroki_Komazaki 1000兆の負債を孫の世代 @Ryosuke_Nishida

2011-02-15 01:16:24
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