キルラキルごっこ

IFの日の「恥ずかしい服を着ながら、自分の意思とは反して人を殴るクラーク」です
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アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

のちに七廻と命名される繰り返すかの大戦を乗り越えたクラークは自分の領、ロウタス領で余裕はあるが多忙の日々を送っていた。 そんな時、差出人不明の宛先から包みが届けられた。受け取った直後は警戒して適当な場所へ放置をしていたのだが、部下に頼み、包みを開いた。 #金属色の君主 #IFの日

2016-07-12 12:54:01
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

柔らかく薄い紙の包みを解くと、一着の美しい服が拵えてあった。 部下と顔を見合わせて、服を広げさせた。 カソックのような、修道服に類似するデザインや刺繍を施されたなんの変哲もない美しい服だった。 twitter.com/BB_GCsenyo/sta…

2016-07-12 13:02:16
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

少し警戒して損をしたとクラークは思った。 「布といい、刺繍の細かさといい、どれをとっても素晴らしい。それを私に…。礼をしたいものだが」 部下の手から服を受け取るとうっとりとして、それを見つめる。それと同時に残念そうに眉を潜ませる。 「誰が私に送ったのか分からないのではな…」

2016-07-12 13:07:37
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

名前や住所が一切なく、服にも差出人の手掛かりはない。この状態で人を探すのは難しいだろう。 それを分かってしまった部下は、 「もう少し何かあればお探しやすいのですが…」 と漏らした。 それに対して、苦笑いをする。 「差出人を探すのは…仕方ないな」

2016-07-12 13:16:29
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

「難しいのは私も分かっている。…何か違う形で感謝の意を伝えなければな」 そう言って、その日はクラークの私室兼仕事部屋に飾るように吊り下げて置くことにした。 祝いの席に袖を通すのも悪くないだろう、と贈られてきた服のことを考えつつ、一日の仕事を終え。眠りにつく。

2016-07-12 13:38:38
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

【感謝の意なんて、服に対してなら簡単だろうがよォ…俺様を着ちまえよ…ヘハハ…!】

2016-07-12 13:40:31
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

クラークは違和感を感じた。 寝ている自分の周りが妙に騒がしい。それに何故か体に風を感じて肌寒い。そして鼻をつく、少し血の匂い。 カツカツと硬いヒールで硬い道を歩く音。なぜかリアルに自分が歩いている感覚。そして誰かを殴る感覚。 夢にしては現実味を帯びていた。

2016-07-12 13:44:51
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

ゆっくりと目を覚ます。 立っていた。自分は立っていた。 殴られた痕跡のある兵士たち、部下たちが血を流して倒れている。 その真ん中にクラークが立っていた。 「はっ…?!」 一瞬で我が返ってくる。しかし体が金縛りのように固く、動かない。 何故か身に纏っているあの服。

2016-07-12 13:48:48
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

「な、んだ…これは…」 夢ではないと理解した。それは兵士たちが、部下たちが唖然と困惑の顔をしてこちらを見て、その瞳が真実だと確証できるから。 「く、クラーク様…どうして…」 と口を開けた兵士。その兵士に向かって速足で近づいていく。 ーもちろん、自分の意思ではない。

2016-07-12 13:52:17
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

そして自分の意思ではないからこそ分かる、強く握られた拳。その力の入れ方は、人を殴るときのそれと一緒だ。 「な…!くそ、どうして…!」 不安そうに、ただ茫然と近づいてくるクラークを立ち止まって見つめている兵士にどんどんと近づいていく。 「逃げろ!早く…!このままでは」

2016-07-12 13:55:49
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

殴ってしまう、と言いかけて鈍い音と共に兵士の頬に拳を振るった。 言葉にならない困惑が息となって震えながら唇を通り、外へと逃げていく。 力なく倒れた兵士に鼻と口からゆっくり流れ出す血。 しゃがみこんで治癒を、と思う思考とは裏腹に全く動かない体。

2016-07-12 13:59:33
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

【へへへ…!ハハハハハハ!!】 男の笑い声が聞こえたと思えば、クラークの着ていた服がどす黒く変色し始めたと思えば、糸の一本一本解けるように変形していく。 それは布から機械じみた硬いものへ。纏うものから締め付けるものへ。 twitter.com/BB_GCsenyo/sta…

2016-07-12 14:06:17
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

そして気づけば着ていた服とは全く別のもの、服とはもはや言えないものへ、装備として姿を変えていた。 【俺様はアサルトスーツ(上級サプリのP.163参照データ)…いや、バンケツ、蛮血だ…!】 腰から垂れ下がっている二枚の布の模様が左右に動き、まるで生きているように不自然に浮き始める。

2016-07-12 14:16:37
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

【テメェは今、俺様に着られている!そして、そう自覚してしまったが故に、テメェは誰かの力で俺様と離れない限り、俺様の支配下だ1ヘハハ!聖印がこんなに便利だとは思わなかったぜぇ】 そう男の声で、アサルトスーツが?喋る。 そしてクラークの意思とは関係なく聖印が現れる。

2016-07-12 14:20:46
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

恥ずかしい姿にされ、部下たちを殴り、服が喋っているという状況で、更に体の自由を奪われて聖印も思いのままに操られているという理解できない大量の情報にクラークは混乱する。 【おいおい、黙りこくるなよ~俺様はお前に慌てふためいてほしいんだぜ?なんたって俺はサディストだからなァヘハハ!】

2016-07-12 14:24:03
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

【まァ、テメェは知り合いを殴ろうとしてる時の顔が一番最高だったし、また誰か殴ればいいかァ】 というと、アサルトスーツはゆっくりと体の向きを変える。 「や、やめろ!お前の目的はなんだ…!」 知り合いを殴る、その言葉でやっと声を発するほど冷静になったクラークは唯一動く顔を服に向ける。

2016-07-12 14:29:08
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

よく見てみれば、胸も腹も腰も足も何もかもが露出のお祭り騒ぎ同然であった。特に股間。なぜ漏れていないのか不思議だし、あと今後が怖い。 【目的だァ?テメェに着られることだ】 動き出そうとした足がピタリと止まった。 「着られる…?私はお前を着ているではないか」

2016-07-12 14:33:07
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

【チッチッチッ】 クラークの顔の前で人差し指を出した手が左右に揺れた。 【俺様が望んでるのは"着られること"。今、テメェは俺様に"着られている"。恥ずかしいって思った瞬間にテメェの負けだぜェ】 そう言って、カツカツと早歩きで兵士や部下の元へ歩んでいく。

2016-07-12 14:36:54
アリス@中影SGO【HP39】 @BB_GCsenyo

しかしさすがの兵士や部下たちもこの状況の異様さに慣れて、身体が動くようになったのか、散るように逃げていく。 それに愉快そうに笑う蛮血と名乗ったアサルトスーツ。

2016-07-12 14:39:29

前提として蛮血を脱がすためにクラークの体力を削りましょうって感じです。

ルール
・初期HPは100
・(今回はありませんでしたが)敗北からの復活は可能。その場合、復活前の最大HPの半分の値で復活し戦闘を続行する。
・基本攻撃ダイスは2D8。一度だけ4D10。
・特殊ルールとして、クラーク+蛮血側はダイスロール放棄、ルーラーのクラス特技を使用してくる場合アリ。
・出目が腐れすぎて已むおえず見えないところで振り直しさせてる。

でもルールは基本的にガバガバ

vsジルさん

小人白夜 @Kaga_Byakuya

その日、そう、偶然ジルはクラークの領で休ませて貰っていた。理由は簡単だ……クラークの領がジルの領に近いのだ。 「騒がしいですね?」 何かあったのでしょうか。そう思い、部屋を出れば前に凄まじい姿の男が。 twitter.com/bb_gcsenyo/sta…

2016-07-12 21:44:08
小人白夜 @Kaga_Byakuya

@BB_GCsenyo 「……新手のプレイです?やるなら自室でやってくださいな」 全くもって動じない。それどころか相手に驚く様子もない。そもそもこの男は【クラーケンに襲われたクラークを数日間真顔で観察していた】というとんでもない君主であった。 「で、どうされたいです?」

2016-07-12 21:45:58
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