没20年で再評価~高坂正堯の箴言と、ファンの回想
- gryphonjapan
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「孤立は、今後われわれがもっとも恐れなくてはならない可能性となるであろう。なぜなら、われわれは自立を欲しているから。…協力の関係は、搾取や従属の関係になりやすい。同じように、自立は孤立に転じうるのである」 ――高坂正堯
2015-12-23 12:16:55高坂正堯関連で調べごとしてたら、Twitterでお見かけするゲームライターの多根清史氏が門下生だと知って驚くなど
2016-01-12 00:29:34京都大学の国際政治学者、故高坂正堯さんは「関西人、特に京都の人は尊敬と親しみをもって天皇さんと呼ぶ文化があります」と朝生で発言されていましたよ。そうそうとテレビの前でうなずいたものです。僕は大阪ですが僕も含めて周りも「天皇さん」です twitter.com/Yasu9412/statu…
2016-01-18 14:41:42人間は普通自分たちのやっていることをはっきりとは自覚していない。日々の必要に追われ大体は昔通りに、しかしその都度おこってくる問題に対応するために工夫をしながら生きる。「現代史の中で考える」高坂正堯 pic.twitter.com/bAJq0wBOwV
2016-01-27 18:53:40人口構成は社会の雰囲気を形成する上で重要である。アントン・チェーホフの作品が描くように、若い人は将来に希望を持たざるをえず、したがって、それが人口の多くを占めるとき、社会の雰囲気も前向きになる。高坂正堯「現代史の中で考える」p180 pic.twitter.com/W0W90MqFBD
2016-02-03 09:31:04少し前に、高坂正堯先生の『海洋国家日本の構想』を久しぶりに読み返していたら、技術が進歩し海底資源の開発などが進められるようになると、海洋の自由の原則と、海を管理しようとする勢力の間で矛盾が生じる、と書かれていた。半世紀前(1965年)に書かれたもの
2016-02-12 06:23:18(国防&反戦)「ごっこ」を可能とする子供公園の丈夫な柵である安保体制を、それを作った吉田茂おじさんと共に評価した国際政治学者高坂正堯や永井陽之助は当時まだ「右」と呼ばれた。それは、警備のおじさんを鬼ごっこの敵味方に見間違えてびくっとした子供のごとき取り違えだった。
2016-02-19 11:43:04「やむをえなければ戦い抜くという能力は、妥協を可能にする条件である。強く出れば屈服するというイメージを作ってしまっては、満足な妥協は得られないからである。しかし、妥協が外交の常態だから、その用意と努力もまた必要である」 ― 高坂正堯
2016-02-21 12:16:32「イギリスは人口が国力のきわめて重要な要因であった17、8世紀に、人口が他のヨーロッパ諸国に比べて少なかったのに、ヨーロッパの国際政治の主導権をとっていたのだし、もうひとつの重要な要因である国土の広さにおいても他国に劣っていた」 ――高坂正堯
2016-03-09 20:17:02基本的に高坂正堯の「古典外交の成熟と喪失」とウォーラステイン「世界システム論」があれば、それ以外はいらないと思うんだな。他を読んで感心した所で「車輪の再発見」なんだよね。
2016-03-09 20:23:38平和の問題に対する人びとの態度は、あまりにも単純なものでありつづけてきた。(略)戦争の原因をある特定の勢力に求め、それを除去することによって平和が得られるという善玉・悪玉的な考え方は、われわれ人間が行動力には勤勉でも、知的には怠惰な存在であることに原因している。(高坂正堯)
2016-03-10 08:00:35各国家は力の体系であり、利益の体系であり、そして価値の体系である。したがって、国家間の関係はこの三つのレベルの関係がからみあった複雑な関係である。(略)しかし、昔から平和について論ずるとき、人びとはその一つのレベルだけに目をそそいできた。(高坂正堯)
2016-03-10 09:00:37ウェス・アンダーソンの「グランドブタペストホテル」と高坂正堯の「古典外交の成熟と崩壊」って、中身は変わんないんですよ。貴族的な調和とコモンセンスで平和的な世界を確立するんだけど、それは常識を分からんやつらを疎外するから、疎外された民衆がキレてイデオロギーと結託して壊すと。
2016-03-15 21:47:38高坂正堯の最高傑作ですわ。福田恆存は、いまだと「文章がうまい」って評価だが、この作品には内容的な普遍性がある。たぶん日本でヒューム哲学を応用して使ったものではいちばんだと思う。 古典外交の成熟と崩壊 amazon.co.jp/dp/4924831859/… #Amazon
2016-03-15 22:08:57各国家は力の体系であり、利益の体系であり、そして価値の体系である。したがって、国家間の関係はこの三つのレベルの関係がからみあった複雑な関係である。国家間の平和の問題を困難なものとしているのは、それがこの三つのレベルの複合物だということなのである。(高坂正堯『国際政治』)
2016-04-02 18:08:385月「没後20年、歴史に裏打ちされた予見力や現実政治への率直な提言、道義性を求め理想を追った高坂。豊かな人格と真摯な思索が紡ぐ的確な発言の数々。彼こそ戦後日本を映す鏡である」 ⇒五百旗頭真/中西寛編『高坂正堯と戦後日本』中央公論新社 amazon.co.jp/dp/4120047407
2016-04-04 23:23:52高坂正堯先生と入江昭先生は、同じ年に生まれているのよね。さらに高坂先生の『国際政治』と入江先生の『日本の外交』は同じ年に出版されているわ。中西寛先生はこの二人の国際的知識人に接することができたことを「研究人生の最大の幸福であった」と述べているわ(中西寛『国際政治とは何か』より)。
2016-04-11 12:08:50そういえば、高坂正堯の没後20年ということでいろいろ本が出るようで楽しみ。生きてたら82歳とかだろうか。まだまだ活躍するはずだった。高坂正堯が生きていたら日本の政治はどう変わっただろうか?
2016-04-12 23:26:49高坂正堯教授の書斎 kangaeruhito.jp/articles/-/1610 #Webでも考える人 @KangaeruSさんから
2016-04-14 20:28:30#世界史の中から考える (新潮選書)/高坂 正堯 その1 「幸運にして名誉ある革命」 権利章典はまことに散文的な文章である‥日本国憲法の前半と正反対のものだと思って‥よい。響きのよい抽象的な言葉は、力のある人がその気になればなんとでも解釈できる。
2016-04-14 23:20:07#世界史の中から考える (新潮選書)/高坂 正堯】 その2 「野蛮な過去が生んだ議会主義」 イギリスの政治の成功は行政権を持つ国王が弱かったことである。それが国民の活力を生み、議会の成長をもたらした‥イギリスは大陸の中心から離れた島国であったが故に‥他国に征服されずに済んだ。
2016-04-14 23:28:53「やむをえなければ戦い抜くという能力は、妥協を可能にする条件である。強く出れば屈服するというイメージを作ってしまっては、満足な妥協は得られないからである。しかし、妥協が外交の常態だから、その用意と努力もまた必要である」 ― 高坂正堯
2016-04-20 12:16:40📷 efnran: 5月15日 忌日 1996年 - 高坂正堯、政治学者(* 1934年) 現実主義の論客としてもよく知られた。見識が広く日本の歴史書なども著した。専門は、国際政治学、ヨーロッパ外交史。 tmblr.co/ZEFe_x26RsmgC
2016-05-15 00:17:02優希「ブログの新しい記事だよ! よかったら見てほしいな!!」 : 【国際政治学】高坂正堯『国際政治』を読む2 blog.livedoor.jp/kokoku2700/arc…
2016-05-18 19:00:14