ウェブリング、メル画、バトン…半径5メートルの思い出を語る「平成女子ネット史(仮)」

平成ネット史?それもいいけど我々には秘密のインターネットの世界があった…
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ニコニコ、pixivでオタク文化が白日のもとに晒された時代

「手書きMAD」…手書きイラストを組み合わせた動画。「らき☆すた」や「絶望先生」のOPパロが流行した。

ニコニコ動画(2006〜)」の女性向けジャンルというと「手書きMAD」が流行ってましたよね。「ATTENTION!自分絵!OK?」から始まるの…見てました。そういう動画って検索除けするためにタイトルに「/」が入ってるんですよね。なので検索する時にあえて文字中に空白スペースを入れたりしてました。キャラクターに合わせて替え歌をする人、その替え歌を人力ボーカロイドに歌わせる人、その歌に二次創作でプロのような絵を描いてMVを作る人…のように、どんどん派生してクオリティの高い動画ができていく文化がありました。

 

pixiv(2007〜)」が出てきたときは、それまでイラスト主体のSNSってあまりなかったので画期的でしたね。いっぽう、個人サイトでパスワードとか検索除けとかして必死に隠してたものが、誰でもアクセスできる場所に置かれるということで、少なからず不安もありました。今はTwitterとかでみんな当たり前にイラストをあげているので、あんまりその感覚はないと思いますが。

 

ニコニコとpixivとtwitterのおかげで、オタク文化も白日のもとでやっていいんだという感覚が広まった気がします。でも、女性向けだといまだにそういうの厳しいですよね。

 

そうですね、ジャンルによりますが。

 

 

男性向けジャンルだと、公式のハッシュタグをつけて二次創作をツイートする人も普通にいますし、それを原作者がRTしたりするのも普通です。男女間でネット文化の隔たりを感じますね。私は男性向けジャンルで活動していますが、BLと比べて、百合は隠す文化があんまりないですし。

同時期だと、「こえ部(2007〜)」とか流行っていましたよね。誰かがお題を出して、それに声を当てるサイトです。

 

nana(2011〜)」とかも似たようなサービスですよね。私は「アメーバピグ(2009〜)」をやっていました。小学校高学年の時は、クラスでイケてるやつはみんなアメーバピグに入ってる、みたいな風潮がありました。

Twitter登場、「繋がる」ことが普通に

「Twitter」…140字以内のメッセージや画像などが投稿できるSNS。

みなさんもよく使っている「Twitter」の日本語版の利用開始が2008年なんですけど、その後、「Instagram(2010〜)」「LINE(2011〜)」などがあり、ここ数年はネットを代表するようなWEBサービスやコンテンツが出てないんですよね。

 

「平成ネット史(仮)」でもそのようなことを言っていましたね。「Tiktok(2016〜)」とか「Vtuber」で久々にそういうのが出てきたと。

 

インスタ、LINEだけでなく「Youtube(2005〜)」とか、いずれも現役ですからね。

 

女性向けサービスも似たような感じで、Twitter登場以降だと「ふせったー(2011〜)」、「Privatter(2013〜)」といったTwitter関連サービスくらいしか思いつかなかったです。あともちろん「Togetter(2009〜)」も。

 

私は一番古いTwitterアカウントを2009年に作っていました。

 

 

早い!私は2010年にTwitterを始めたんですけど、そのきっかけがちょっと「メル画」の話と似てて。「Twitterで好きなキャラクターのbotからリプライが来た時にメール通知がくるように設定しておけば、メールをもらった気持ちになれる!」っていう紹介のされ方をしていて。それはすごい!って。当時ベイブレードにハマってたんですけど、Twitterをやれば盾神キョウヤくんからメールがもらえるんだ!始めよう!って。

私は好きだったボカロPとか、pixivの絵師さんがどんどんTwitterに移行して、それが見たくてTwitterを始めました。

 

NAVERまとめ(2009〜)」で"おもしろツイートまとめ"みたいなのあるじゃないですか。それを見て、こんな面白い人がやってるんだ!と思って2014年にTwitterに登録しました。「#〇〇な人と繋がりたい」みたいなハッシュタグで知らない人をフォローしまくってました

主観ですけど、「繋がりたい」タグを使っている女性は創作したものを載せている人が多くて、男性は好きなアニメのスクショとかを貼ってる人が多い印象です。

 

ハッシュタグ文化で横の繋がりができやすくなりましたよね。私もインターネットで知り合った人と初めてリアルで会ったのはTwitter経由です。

 

LINEの浸透と今も昔も変わらない女子

LINEには「〇〇団」みたいな独特な文化があったんですよね。「〇〇団のトップが△△団のトップに勝って乗っ取った」みたいなの聞いたことあります。意味わかんないですけど。(笑)

 

Twitterで「〇〇団入りたい人は招待します」みたいなの見たことあります。タイムライン機能って、みんな使わないですよね…?

 

投稿してる人見るとヒィってなります。

 

 

私の高校ではタイムラインでバトン的なことをやるのが流行ってました。「好きな食べ物」とか「ニックネーム」とか100個くらいの質問に答えて次の人に回すっていうのを…

 

バトンは個人サイト時代からありますよね。どのサービスにもあると思います。pixivにもあるんですよ。

 

mixi時代にやってました…恐ろしい…

 

 

インスタにもバトンありますよ。ハッシュタグをつけて回してます。

 

 

バトンて子供の頃に流行った「プロフィール帳」に似てますよね。そこそこ女子特有の文化な気がします。

 

「何月何日生まれ、何座の何型☆」みたいな。(笑)

 

 

結論、技術が発展してもやってることは一緒、ということで…

 

 

※この記事に書かれている内容は全て個人の主観によるものです。

 

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