真田丸 第28回「受難」長文考察系まとめ

秀次事件の考察まとめを中心に
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甲斐シュンスケ @Shunsk_X

ちょっと福音書モチーフがすごすぎやしませんか今日の脚本!!!! (中二病が治ってないのでキリスト教モチーフに弱い) #真田丸

2016-07-17 20:51:26
甲斐シュンスケ @Shunsk_X

生まれてからずっと 人の顔色をうかがっている人に「面と向かえ」は死ねと同義語と思ってたら本当に死んじゃった秀次さま………ねえどうすればどう言えば秀次さま死ななかったの…… #真田丸

2016-07-17 20:53:58
甲斐シュンスケ @Shunsk_X

秀次さまのつらさも兄上のつらさもわかってしまい、かなりしんどい #真田丸

2016-07-17 20:54:35
甲斐シュンスケ @Shunsk_X

秀次さま株上げからの、側室さまとお子様ずらずら~で「あっ秀次さま、そういう」残念感を出すシーンかと思ってたら、あのずらっといた奥様たちがあまりにもぷちっと皆殺しにされてしまう秀吉の粛正の恐ろしさで、シーンの意味が二つも三つもあって、もう何も信じられない(しかし面白い) #真田丸

2016-07-17 20:59:58
甲斐シュンスケ @Shunsk_X

この「シーンがひとつのことだけを伝えていない」というのはミステリのお約束というか、作劇としては基本中の基本ではないかと思うけど、最近ちゃんと見てなかったなって、 #真田丸 本当に基本を押さえてる。これほんと円盤買ってきて勉強しないといけないよ…… #真田丸

2016-07-17 21:02:16
甲斐シュンスケ @Shunsk_X

父と子(叔父と甥)の姿が繰り返す、秀吉の苛烈な粛正も繰り返し、人前に出られない人匿うのも繰り返し、助けられないヒロインも勝頼様梅ちゃん秀次さま繰り返し、秀保殿をなかったものにするのも秀次さまをなかったものにするのも繰り返し。繰り返し繰り返し、世界が円環する。悲劇の円環。 #真田丸

2016-07-17 21:10:43
甲斐シュンスケ @Shunsk_X

秀次さまの内面は秀次さまにしかわからないのがつらい。しかし、傷つけられた人の内面は誰にもわかんないになるのかもしれないあああ自分でなにを言ってるのかわからない、つまり~だから秀次さま自殺したんだよって明快にわかったらそれはもう自殺ではないよね感覚的には他殺だよねっていう #真田丸

2016-07-17 21:24:28
甲斐シュンスケ @Shunsk_X

秀吉からのストレスで追い詰められていた、逃げ出してしまい戻っても殺される状況だった、という原因になりそうな理由はいくつ見つかったとしても、ぎりぎりのところで死んでいいや、と思った理由とか踏ん切りは秀次さまにしかわかんなくて、そのわかんない含めて演じきった役者さんすごい #真田丸

2016-07-17 21:26:27
甲斐シュンスケ @Shunsk_X

たかちゃん、お父様の無事を祈り南蛮の絵を送っただろうに(さすがに彼女が実は犯人で秀次さまを自殺に〈操っ〉たのだというミステリは今回は成立厳しいと思う)、そこから救世主のあまりにも惨めな死と、死後の復活と栄光を読み取ってしまう秀次さまの追い詰められっぷりと教養が悲しい。 #真田丸

2016-07-17 21:06:03
甲斐シュンスケ @Shunsk_X

21世紀のエンタメは、通っていたと思っていたコミュニケーション(以心伝心、ツーカー、一億総中流、単一民族神話まで)がすでに断絶していたところからのやり直しなり復建なりがテーマになるってことなのかな。

2016-07-17 21:33:49
猫怖大夫牧野さん @mknhrk

秀吉と秀次、秀吉の過剰な期待と要求不安が秀次を追い詰めてゆくが、その秀次の怯えや不安もまた秀吉の不安を助長する。周囲に「あなたの態度が秀次を追い詰めるのだ」と示され、それが更に秀次を追い詰める方向に働く秀吉の底なしの不安。拾を助ける者が欲しい以上に、自分を助ける者が欲しい。

2016-07-17 20:50:25
猫怖大夫牧野さん @mknhrk

真田丸の豊臣家は、非常によく出来た作劇上の蟻地獄を見せられていて、つらい。

2016-07-17 20:53:44
猫怖大夫牧野さん @mknhrk

秀次の中に秀吉への不信の芽がある限り、秀吉とは絶対に和解出来ないんだよなあ。秀次は秀吉のことも怖いが、自分の中の制御出来ない秀吉に対する不信が怖い。それを秀吉に知られるのが怖い。そして秀吉は、他人が自分をどう思っているかには過剰なまでに敏感だ。

2016-07-17 20:59:09
猫怖大夫牧野さん @mknhrk

秀吉を絶対に信じられない秀次と、自分が誰にも信用されない人間だということを誰よりわかっている秀吉の殴り合いみたいな関係だったんですよね、あの伯父甥は…。

2016-07-17 21:03:42
猫怖大夫牧野さん @mknhrk

信繁と信之が今のところすれ違わないのは、お互いがお互いを信頼しているというのが大きんだよな。だから距離を置いた時に、不安ではなく絆がお互いを冷静にしてくれる。

2016-07-17 21:08:34
猫怖大夫牧野さん @mknhrk

しかし秀次と秀吉は、距離が開けばその分だけ不安が心を蝕んで、ただお互いが恐ろしくなる。一人で死んでもはや秀吉には届かぬ所に行った秀次に対する秀吉の不安は、もはやどうしようもなくなったのが、あれ。

2016-07-17 21:08:40
猫怖大夫牧野さん @mknhrk

秀次は「助かる道」に絶望したんだろうな。今大丈夫でも、これから先、例え秀吉が死んでも拾がいて、それだけの長さの時間を、自分の中の不安とこの先生きてゆくことが出来ないと思ってしまった。遅かれ早かれ自分も含めて族滅は避けられない、そう思い込んでしまったんだろう。

2016-07-17 21:15:29
猫怖大夫牧野さん @mknhrk

どう生き延びるかではなく、どう殺されるかしか考えられなくなってしまった。

2016-07-17 21:16:01
猫怖大夫牧野さん @mknhrk

今日の真田丸はチェーホフのこの言葉を思い出す。自分が信頼しない相手に信じてもらおうなんて、エゴイズムです。 twitter.com/botahmoh/statu…

2016-07-17 22:20:43
チェーホフの手帖 @botahmoh

恋をするなら必ず純潔な相手を選べというのは、つまりエゴイズムです。自分にはありもしないものを女性に求めるなんて、それは愛じゃなくて崇拝です。人間は自分と同等の者を愛すべきですからね。

2016-06-26 14:06:29
道人 @dojindo

ああ、秀吉がいつぞや家康の元を密かに訪れたときのように、ひょっこりお忍びで聚楽第を尋ねて、「孫七郎、頼みにしてるで!」って腹を割って話せたなら。この秀吉は、身内にこそ弱みを見せない人で、身内には「芝居」が出来ない人なんだなぁ。 #真田丸

2016-07-17 21:00:00
道人 @dojindo

秀吉は身内にたっぷり愛情を注ぐ、情けの深い人だけれど、成り上がる過程で数少ない身内を政権の中枢を担える者に「仕立て上げる」必要があって、いつからか無償の愛と計算の愛の境界がなくなっちゃったというか…「豊臣家の家長」として「目をかけてやってる」意識が強くなって… #真田丸

2016-07-17 21:03:33
道人 @dojindo

そんな秀吉だからこそ、身内には弱さを見せられなくなって、次の豊臣の家長である秀次にも「強さ」こそを求めたのかなぁ。秀吉が弱さを見せられる…その揺らぐ心を「見抜くことを許せる」身内って、寧と秀長だけだったんだろうな。この二人だけが秀吉が「強さ」を認めた身内なのかも。 #真田丸

2016-07-17 21:10:40
HI @tateita_HI

史実の秀次事件は、秀次切腹前から重臣や秀次の子二人を殺し、重臣の首を「あの阿呆関白に見せよ」と突きつけた後、秀次は切腹しました。その後、残る重臣や妻子を殺しました。

2016-07-17 21:00:10
HI @tateita_HI

ちなみに、秀次は秀吉の命で高野山に向かう途中、見舞いや随身する多くの者がいたので、「これでは秀吉の疑いが晴れない」として、帰るように命じた書状が有り、これが最後の秀次書状になりました。

2016-07-17 21:02:14
HI @tateita_HI

秀次が自分の意志で切腹したとする説は、言わば秀吉を「英雄だが普通の人間である」とおう願望が根底にある気がする。英雄には魔物になったとしか思えない行動をする者が、しばしばいるという認識は必要なのである。 偉人の全ては普通の人と、全ては特別な人は表裏一体の過小・過大評価。

2016-07-17 21:11:14
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