真田丸　第28回「受難」長文考察系まとめ

くろま @kuroma_9

確かに秀次の行動はなんだかなと思うところもあるが、度重なるプレッシャーにより欝状態だったと考えるとまあ納得できる。普通の精神状態では気にならないような事も欝状態では圧迫となって精神の迷路にはまってしまうから。 #nhk #真田丸

ﾏﾒ @mamesanpo000

秀次が吉利支丹だったら本来は自害はできないのだけど、信之との会話で生まれ変わったら〜の件を深読みすると「もし生まれ変わっても秀吉の甥になったらと考えたら生まれ変わりたくなどない」の意思で吉利支丹を捨て寺での自害を選んだのだとしたら高野山に来た時点で覚悟はしていたのか #真田丸

とくぞうだったんですよ @sv_g8

秀次公の妻妾皆殺しについてはだいぶソフトにやってましたが……　「俺が悪いわけじゃない」って思うために妻子を皆殺し、家臣も連座、聚楽第を叩き壊した秀吉が泣いてるシーンはゾッとしましたよ……　わが子を自殺に追い込んだ後、『愛が通じなくて子にしなれた自分』を哀れんで泣く親　#真田丸

とくぞうだったんですよ @sv_g8

しかし秀次様はキリシタンだったとしたら、「伴天連だと自殺は地獄に落ちる」も知ってたはずで、それも斟酌すると追い詰められっぷりがますます切ない。きりちゃんに対しては本当に、癒しを感じてたんだろうなあ……マリア像を渡す姿がさあ……　#真田丸

とくぞうだったんですよ @sv_g8

今回は秀次様と秀吉のすれ違いをクローズアップして『秀次事件編』をやってたけれど、おそらくは違うんだろう。あれは秀次様にとっては「生まれてからずっとああだった」ってことを画面に写されただけだったんだ。今までもそうだったし、たぶんこれからもずっとそう。そりゃ疲れ果てるよ…　#真田丸

とくぞうだったんですよ @sv_g8

悪いが私は今回に限っては「秀吉は悪くなかった」は認められない。どう考えてもあのサイコパスが悪い。他人への理解と共感の努力を欠いて、周りの忠告も無視して、最期の最期に最悪の結末を招いてもなお反省しない。これだけ可哀想だから自分は悪くない、と思ってる奴は、最悪の悪人だと思う #真田丸

とくぞうだったんですよ @sv_g8

あー今回のタイトルの『受難』は、秀次様がキリシタンだったのにもかけてるのですか。『受難（パッション）』は人の子イエスが罪を受け、十字架の上で死ぬことで「あらゆる人の子の罪を背負った」ことを示す神学用語です。しかし秀次様の死は誰もすくわなかった。あまりに軽い命。　#真田丸

とくぞうだったんですよ @sv_g8

そして、大坂編はもっとコミュニケーション取ろうぜって思うのは事実ですけど、病気で死んだら「今しにやがって！」って葬式も出されない、捨の悪口を落書きしたら関係者が皆処刑される、そんな環境で「素直に思ってることを言う」とかできる…？　ねえ、できるの……？　#真田丸

とくぞうだったんですよ @sv_g8

マッマと弟に関しては愚痴の対象にならなかった兄上が今回の癒し。あの瞬間に「信繁が来る」といわれた瞬間の秀次様が、初めて、兄上との間に距離というか差というかを感じて我に返った気がしました。秀次様の孤独が深い……　#真田丸

とくぞうだったんですよ @sv_g8

今回の脚本で何が一番凄まじかったかというと、秀次の妻妾を皆殺しにした後で「孫七郎を一人前の男にしてやりたかった」と泣く秀吉。そして、初めて秀吉を見たときのような恐怖の目でそれを見ている信繁。あの秀吉は本当に恐ろしかった。サイコパスとはこのことかと思い知りました。　#真田丸

とくぞうだったんですよ @sv_g8

今回、秀次様に共感しすぎて泣きたくなったり分かる…俺でも死ぬ…となった人は自分が落ち込んだ時には立ち止まってうつ病か環境の変化を検討するべきだし、弱すぎないか？秀吉も悪くないだろ、と思った人は部下や子どもの元気が無いときにはまず自分を振り返ってみようという教訓になる　#真田丸

とくぞうだったんですよ @sv_g8

三谷さんは本当に世の中で実際にありふれてよく起こる事態を書いてたんだなーと、ある意味で感想が秀吉派と秀次派に分かれているという事態を見て思わずにはいられないっす。誰が良いとか悪いとかでなく、良くある話。本当に、どこにでもある、よくある悲劇。

とくぞうだったんですよ @sv_g8

まったくその通り、というか、まったく分からない人がいるんだったらそれはそれで幸せなことだからもう良いんだろうな。……と打ちながら、こういうコメントが出てくる時点で既に色んな意味で『そういうこと』なのでしょうねえ。理解されることを諦める情況てものがある。＞ＴＬが二つに割れる丸

とくぞうだったんですよ @sv_g8

あとまあＴＬが二つに割れてる件については、それこそ今回の秀次様のような情況をちょっとでも体験したことがある人の「目の前の人に何をいっても無駄だし、努力するほど状況が悪化していくし、この先何かが改善するとはとても思えない」という特有の感覚を知ってるか否かがやっぱり大きい気がする……

とくぞうだったんですよ @sv_g8

無力感からどんどん欝状態に陥っていく人に対して、周りは介護する疲れからどんどんトゲトゲしくなっていくし、「なんでこんな苦労しないといけないの？」「なんでコイツにだけ気を使わなきゃいけないの？」という苛々は如実に出てくる。だから欝な人はさらに萎縮する。なんで三谷さんこんなリアルなの

とくぞうだったんですよ @sv_g8

真田丸は「家族の物語です」と言いながら、家族ってものの持ってる頼もしさだの優しさだのだけじゃなく、どうしようもない地獄だのディスコミュニケーションだの、虐待だのコンプレックスだの維持するための途方も無い努力まできっちり書いてる誠実さがすごいなーと思うの。

とくぞうだったんですよ @sv_g8

家族だからって無条件に何もかもがうまく行くわけじゃなく、真田家だって絆を維持するためにぶつかったりすれ違ったり努力したりをみんなしてるし、豊臣家みたいに全員にとってほぼ生き地獄と化してる家族もあるんだよな。それをちゃんと描く『家族モノ』って、すごい。

とくぞうだったんですよ @sv_g8

秀次様は出家して家を追い出されて何年か高野山でひっそり暮らした後、御伽衆的な何かとして上杉に小禄で召抱えられてつつましく漢籍や文献の管理や師匠をして過ごせばよかったんじゃあ……

とくぞうだったんですよ @sv_g8

実際にね、真田丸には出て来てないんですが秀秋の兄に木下勝俊って人が居て、関ヶ原の戦いで失態をおかすとかまるで武将にむいてない性格で途中で武士をやめてるんです。でも後に和歌で大成して、一般的には『長嘯子』の名前のほうが有名です。あの時代そういう人はけっこういたのよ。

とくぞうだったんですよ @sv_g8

ちなみに秀吉を関白にするために、元々は関白になるはずだったのが追い出された人で近衛信尹って人もいます。この人も秀秋と親しかったし武士に憧れてたってちょっと変わった人だった。でも関白位を追い出されて秀吉に薩摩に流されて心の病にまでなるけど、後に関白となり文人として名を残してもいるよ

とくぞうだったんですよ @sv_g8

織田有楽斎とか今川氏真とか、名家に生まれたけど家が滅びたって人の中には江戸時代までどうにか生き残り一芸に秀でていれば家康にお家復興をしてもらって高家として名を残した、って人はけっこう多い。秀次様も仮に生きてたらそのルートかな？って思うんですよね……

とくぞうだったんですよ @sv_g8

秀次公が自主的な自害なのかそれとも賜死なのかは分からないけれど、あちこちの大大名にパイプを持ち、本人も芸事に素養のある人だっただけに、常識的な処理（出家につきお家断絶）で済んでればきっと違う人生もあったものを、とつくづく思いますのよ…丸の秀次様は特にな……

とくぞうだったんですよ @sv_g8

ちなみに木下勝俊は関ヶ原の戦いのときに伏見城を守れといわれていたにも関わらず、鳥居元忠に脅された結果、身一つでスタコラサッサと逃げ出してるのに結局死んでないからむちゃくちゃ強い　#強さとは

とくぞうだったんですよ @sv_g8

これで小早川秀秋のお兄ちゃんですよ…その後伏見城に篭城してた三河衆は総員玉砕状態になったにも関わらず、結局生き延びてる図太さがすごいよ……　死んだら裏切り者だのなんだの後世むちゃくちゃ言われるもんなんだから、やっぱり戦国時代は死んじゃあなんねえなあ

とくぞうだったんですよ @sv_g8

今日つくづく思ったんですけど、いじめの加害者だのＤＶ親父だの毒親だのが被害者に糾弾されると「こんな目に会う俺ってなんてかわいそうなんだろう」って思ってるのはすごくリアリティあるよね　本当にそう思ってるんだろうなって思うもん　こんなかわいそうな俺を責めるなんて！って