『デジタルコンテンツ白書2016』発刊セミナーのまとめ

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境氏:ネットメディアもいい加減なことをやっていると淘汰されるという雰囲気になってきた。一方でnoteで(有料の)コンテンツが読まれるようになってきた。新しい動きが出てきている。 #dcaj

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境氏:C Channelの話を取り上げたが、今つくる力がまた必要になってきたと考えている。ニュースメディアがたくさん出ている中でちゃんとつくらなきゃいけないという話が出てきている。当たり前の話がようやく出てきた。 #dcaj

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加藤氏:いろいろ切り口はあるが、どういう体験に対価を使ってもらうのか、あるいは広告モデルなのか、ちょっと引いた目で客観的に見ていきたい。 #dcaj

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石松氏:テレビはどちらかというとピークをつくる。オンデマンドに対するライブの伸びはここでした体験できないということでテレビに似ている。多面展開する中でのプラットフォームの役割は #dcaj

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福冨氏:初音ミクのライブはデジタルじゃないかと思う。そこはクロスしてくるのでは。そろそろ締めたいと思うので一言ずつ #dcaj

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福冨氏:単にメディア消費するより経験的なものを通じると息が長くなるというのは白書の統計データからもわかる。 加藤氏:デジタル化していない部分を残しておいた方が全体は大きくなるのでは。 #dcaj

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中野氏:(動画を)ユーザーから挙がってくるものだけじゃダメという考えはマンガも似ている。出版社の力が強く、マンガは遅れている分野。電子書籍で売れているのは古いマンガ。縦スクロールを紙にするととても読みにくい。そうした問題に取り組もうとしているところ。 #dcaj

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福冨氏:マンガはどうか? 客席の中野氏:ネットマンガは最初は編集者はいらないという考えだったが、最近は編集を入れてネームを切らないとまずいという考えが出てきた。 #dcaj

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境氏:それをうまくやったら、どんなメディアでも新しい道が開ける。それと海外をもっと意識しなければならない。90年代は日本のドラマが海外で売れていたという話がある。ネットと海外を意識すれば映像も新しい道が開けるのでは。 #dcaj

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境氏:今までと違うツールを使わなきゃいけないしそれは大変だが、特にネットで出したら反応が返ってきて次はこう書こうというのは自分に取って大事な経験で、それをみなさん小刻みにやらなければならなくなる。 #dcaj

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加藤氏:時間軸の長いコンテンツコンテンツ体験が市場を大きくしていくのでは。 石松氏:BSが始まったとき、フジテレビは3波体制と言っていた。そこにネットが加わり、劇場が加わったりした。周辺的なものも含めて立体的にするのは放送にも通じるところではと思う。#dcaj

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境氏:Amazonも自分でコンテンツをつくっているし、C Channelもコンテンツをつくる。プラットフォームがコンテンツをつくることを前向きに捉えていいでは #dcaj

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境氏:うちの娘は映画好き。僕がテレビを見ていると娘がHuluに勝手に変えちゃう。Huluを通じてキューブリックが好きと言い出した。プラットフォームも捨てたモンじゃなく、育つ人は育つ。 #dcaj

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石松氏:Amazonプライムのようにコンテンツに対してお金を払うことが意識されないでコンテンツを消費するのは由々しき問題なので、どうカウンター的な行動が取れるかは課題だと思う #dcaj

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加藤氏:いま、プラとフォームで新しい動きが出てきている。いままでコンテンツのファンの人はコンテンツに対してお金を払っていたが、NetflixやHuluといったサービスの中でひたすら時間を費やす人が出てきた。サービス主導で新しいコンテンツが生まれてくる動きに注目したい #dcaj

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福冨氏:エヴァンゲリオンは日本のテレビアニメで初めて製作委員会方式でやった。だからシン・ゴジラも庵野さんでできたのでは。 (教授):いまの製作委員会は既得権益者の集まり。製作委員会は日本だけの極めて特殊なモデル。 #dcaj

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(客席の城西国際大学教授)ヒットライダーとそうでない小さい部分がある。小さい映画の市場があるのは日本だけだが、そちらはマネタイズできない。コストパフォーマンスで時間を使いたいというのはつまらない人間が増えたということ #dcaj

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境氏:放送中心からなかなか離れにくいのでは。踊る大捜査線も信長協奏曲も放送をやって映画。映画をやっているテレビの人はやっぱりテレビが好き。そこをフラットに、客観的に見る必要があるのでは。 #dcaj

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石松氏:テレビのキモはリアルタイムの追求が柱中の柱。 福冨氏:テレビ局はメディアコングロマリット化が意外と上手くいっていない。そこに思うところはあるか #dcaj

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加藤氏:放送局も夏にイベントをやるなど努力をしている。ひとつのメディアサービスにかけられるお金のキャップは1万5000円だと考えている。ドラマのDVDを買おうとすると1万5000円だが、舞台化すると使うお金が増える。 #dcaj

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加藤氏:可処分時間が減る中で、傷ついてもいいからコンテンツを開拓しようとする人とそうでない人の差が大きくなっているのでは。 福冨氏:コンテンツ消費のリスクヘッジをしている。「アナ雪」もライブ。放送の世界ではどうなのか? #dcaj

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福冨氏:ライブや映画との絡みで何か言えないか。 境氏:発生可能上映がTwitterにあれだけ影響したのが驚いた。「ヒットライダー」と言う言葉が気になる。視聴率が話題になるのも「ヒットライダー」的では #dcaj

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加藤氏:「自分でやってみた」ことはSNSでシェアされる率が上がる。ダラダラとオンデマンドで流しているとヒットしているように見えないが、ライブなどイベントを入れるとヒットが作れる。 #dcaj

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福冨氏:ネットは細かく測定していたが、それが一周回って戻ってきたのでは。基準メディアが何になるのか? 加藤氏:コンテンツファン消費行動調査。ヒッとしてるものに後追いで乗る人たちを「ヒットライダー」と名付けた。こうした人が視聴率の20%を持っている #dcaj

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石松氏:いま想定しているタイムシフト視聴率は一週間以内に再生されたものを考えている。コンテンツのリーチしとして考えると、一週間以内に再生されたもので考えてもらうのが望ましい #dcaj