丹生谷貴志ツイートまとめ(2016年8月)

丹生谷貴志さんの2016年8月のツイートをまとめました。
0
nibuya @cbfn

至極幼稚な話。地球から二千五百光年ほど晴れた星から超高性能望遠鏡で見れば僕は野原を歩くソクラテスを見ることができるし、一万光年の星なら望遠鏡の中で、ソクラテスは七千五百年後に生まれることになる。要は、宇宙単位では「私は無数に永遠に存在する」というブランキの想像は正しくはあるわけだ

2016-08-02 23:15:30
nibuya @cbfn

プレイアード版全2巻のフーコー全集が出てからそればかり。『臨床医学の誕生』第8章をいつもながら超微速度で読む・・・無性に「あかるい気分」になり続ける奇妙な感じ。この種の「あかるさ」を持った文章は・・・誰を思い出させるだろう・・・時折のスタンダールとか?・・違うか・・・誰?・・誰?

2016-08-03 13:50:44
nibuya @cbfn

山田登世子さんが亡くなった。もう二十年以上前、或る本を一緒に作ろうとし、こちらの未熟で意思が噛み合わず失敗した苦い思い出。声の柔らかさ・・・。さて・・・置き場なく、手元にあったというだけのこと、無意味にフランク・ザッパの『モンタナ』をヘッドホンの大音量で鳴らし続け・・・

2016-08-10 23:31:08
nibuya @cbfn

屋内の暑さは苦手だが屋外の暑さは平気なので、盆直前、タカをくくって用事を済ませに須磨。小突いた程度の事故でも大渋滞は起きる。小一時間もあれば着くはずが二時間余。海に感動する感性がないので水族館越しに淡路に広がる海の煌きを見ても、何もない。須磨海岸は私には貧弱な砂場にしか見えない。

2016-08-10 23:42:04
nibuya @cbfn

「La vie est ce qu'elle est, c'est-à-dire peu de chose.」・・・フランス語の復習、アルベール・カミュ! おお、なんとまあ・・・

2016-08-10 23:51:40
nibuya @cbfn

・・「夏の午は暑すぎて、ネコは出てこない、幽霊ネコは暑くないから、それでも、たくさん出てくる」、と意味不明の啓示が口をついて出て、詩だ! いや、ひどすぎる、あまりのことに・・軽い熱中症・・しかし、最近なぜかドアの前でセミが狂い死んでいることが続く。近所の子供の悪戯ではなく・・

2016-08-11 00:02:45
nibuya @cbfn

フーコー『ルーセル』は作家論ではなく「フーコー的視線」の完全な実践の凝縮、『知の考古学』より重要。「歴史」が彼に於てルーセル的機械と同視されるべきことが明らかとなる。逆に言えば「西欧史」はそこにおきてルーセル的なものと化し、笑いの中で「肯定され」偏愛されもしよう「機織機」と化す。

2016-08-15 10:18:47
nibuya @cbfn

メモ。ルーセルの『新アフリカの印象』は僕の能力では全く読み込めないが、その無際限に介入する括弧群を天満商店街通過でランダムに聞こえて来る話し声の切れ端の群れと思ってみるという苦し紛れの解決策。天満商店街、或いはカッコよく(?)ビュトールの『サン・マルコ』の錯乱錯綜版みたいに・・・

2016-08-22 10:56:34
nibuya @cbfn

・・・必要があって深夜バスで東京。池袋西口公園に早朝に着く。如何にも散らかった公園に徹夜明けのナチュラルハイで騒ぐ「少年少女」の荒涼とした荒廃感、と言うと凄そうだが要はあまりの平凡さに起因する退屈さ。むしろ退屈さに動かされて騒いでいるような感じ。ま、退屈そうに見えるのはお互い様か

2016-08-29 17:43:55
nibuya @cbfn

・・・「植物がお互いに仲が悪いのは周知のことなのである。例えばオリーブの木と葡萄の木がキャベツを嫌っていることはよく知られているはずである」というフーコーの引用の一節にしばらく笑いが止まらない。そうでなければならない!

2016-08-29 18:18:25