司法試験論文18ヶ条

55期の夫が作成した、「素直に聞かれていることに答えた、分かりやすく読みやすい」司法試験論文を書くための指針です。前提とする問題形式は新司法試験と違う面もありますが、本質は今も妥当すると思います。
法律
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中村剛(take-five) @take___five
今日、受験生から「どういう人が司法試験に落ちるタイプか?」と聞かれて、ちょっと考えたけど、「素直じゃない人」が落ちやすいな、と思う。 問題文に素直に答えずに変な論点を探そうとする人、合格者等の指摘を素直に受け入れず、「いや、でもこの点は」と話し始める人は落ちる可能性が高い。
中村剛(take-five) @take___five
最近ある司法試験受験生の書いた起案を見て思ったけど、事案を見て自分が「これは何だ!?」と思った争点があるのに、そこは何となくお茶を濁して、自分が知ってる話を延々と書くのは、評価は低くなってしまうよね。 争点から逃げちゃダメ。試験でも実際の事件でもそこに真正面から立ち向かわなきゃ。
中村剛(take-five) @take___five
別に難しい話を書けってんじゃないのよ。自分が知ってる話から、自分の法的思考力をフル活用して、自分が思う結論を導けばいい。出題者はそれを期待している。 いくら自分が知ってることを丁寧に書いても、聞いてもいないことを答えられても点はあげられない。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
旧試の頃と「聞かれていることにだけ、読みやすくわかりやすく、形式的にも問いに対応して答える」ことが大切、って論文の本質は変わらないよね。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
聞かれていることそのものに自信がないと、つい、「知っている関係しそうなこと」を書いてしまうけどそれはダメで。聞かれてないことをたくさん書いてあっても、読む側はウンザリするだけで書き賃はない。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
私は、択一受かるのは早くて受験一回目から連続して合格できたけど。受験途中で結婚の問題等で悩んでマトモに勉強できない時期があって。論文は2000番代くらいでずっと停滞してた。特定の科目が苦手というんじゃなく、何かの科目でやっちゃう。AもあればGもあり、トータルで2000番代。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
私の場合、何が足りなかったかと言うと、本番の環境下でも、考えたことのないような問題が出た時でも、「聞かれていることにだけ、読みやすくわかりやすく、形式的にも問いに対応した答えを書いてくる」ことを意識したアウトプットのトレーニングだった。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
受験生最後の年は、結婚1年目の新婚で、当時修習生だった夫との勉強合宿でした。その時、「過去問の準答案くらいの答案構成を時間と書く量に縛りをかけてやる。時間内なら基本書は確認OK。聞かれていることにだけ読みやすくわかりやすく答えているかは徹底的に意識して作成」という勉強をしました。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
インプットの復習もしつつ、メインはアウトプットのトレーニングみたいな勉強だったのですが、この時、夫が作った論文の答案作成のための注意事項リストのようなものを側に置いてました。で、その内容、 @take___five 先生のツイートの内容とほぼ同じで。本質は変わらないなあ、と。
中村剛(take-five) @take___five
@ponikitiai 新司法試験になって問題文が長くなって科目数は多くなりましたが、大事なことは変わってないと思います。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
@take___five 変わらないですよね。採点側は大量に読む訳で、聞かれていることにだけ読みやすくわかりやすく書いてある答案はどれだけありがたいか。先生のツイート、本当に夫が作った注意事項リストと同じ内容だったので、後で引っ張りだしてつぶやいてみます。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
夫が作成していて、私が受験生最後の年に参考にした「司法試験論文18ヶ条」を連ツイします。もともと私が以前作っていたサイトで公開していたものですが、そのサイトは閉じてしまったので。私は57期ですが、@take___five 先生のツイートと本当に被ります。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
第1編  総則 第1条  「素直な答案」が合格答案である。   2  「わかり易い答案」が合格答案である。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
(解説) ①司法試験に合格してもすぐに資格が与えられるわけではない。裁判官の採用に繋がるとしても、一定期間の「司法修習」が予定されている。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
②これは司法試験によって、「修習において教育し易いヤツ」を採用しようとしているものと理解すべきである。そして「教育し易いヤツ」とは「素直なヤツ」である。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
③「読み易い答案」、「流れのある答案」とはすべて「素直&わかり易い答案」である。 ④ここではいかにして「素直&わかり易い答案」を作成するか、について検討する。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
第2編  素直に読む 第2条  問題文は素直に3回読み、ていねいに分析する。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
(解説) ①問題文を理解できるまで読む。そして、素直に読む。 ②読んでいる最中に「何か」を思い出そうとしてはならない。 ③「何か」とは、例えば、「ああ、これ構成したことあるや。どうだったけな~」ということ。 ④こんなこと思い出し始めたら、もう「素直なヤツ」とは言えない。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
第3条  まずは当事者の主観を無視して外形的事実に注目する。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
(解説) ①最初の素直な判断は、外形的事実のみによって行われる。 ②当事者は外形的事実に対応した意思を有しているものと推定することがもっとも素直であり、まずは単純にその外形的事実を条文に当てはめる。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
第4条  当事者の気持ちをつかむ。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
(解説) ①次に、当事者に感情移入し、当事者の関係を図示しながら、自分が、「甲」だったら、「A」だったら、・・・どうしたいか、何を言いたいかを素人の立場から、素直に考える。 ②問題文を深読みする必要はない。ヒネくれて重箱の隅をつつく必要もない。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
③どういう気持ちになるのか、わからない時は判例の知識を使う。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
第5条  自分が「鋭い」と思ったことは大抵「鋭く」ない。
aiko/鈴木愛子 @ponikitiai
(解説) ①問題文から「これは○○が論点だな」とか「○○が出題意図だな」と気付いた場合、それが「鋭いな~、オレ」とか「こんなこと他のヤツは書かないだろうな」と思う内容であればあるほど、出題意図を外している場合が多い。
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コメント

aiko/鈴木愛子 @ponikitiai 2016年9月22日
まとめを更新しました。
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