司法試験論文18ヶ条
- ponikitiai
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(解説) ①取り違えると、まさに零点、評価は「G」。一科目でも取り違えると絶対に合格しない。 ②実際には、当該科目の試験が終了するまでに試験官に取り違えを申告すれば救済されるから、終了までに一度チェックすれば良い。
2016-09-22 10:01:43(解説) ①「素直な答案」作成のための大前提は「素直な構成」。 ②「A及びBについて論ぜよ」とあれば、「Aについて」と「Bについて」を別々に論じる。 ③「AとBの関係を論ぜよ」とあれば、「Aについて」、「Bについて」さらに「AとBの関係について」として論じる。
2016-09-22 10:03:29論文一発通過奴 ↓ 問題文がすべて。勝手に足さない、引かない。 わざわざ条文配ってくれるんだから使う。知らない条文は現場で読み解く。 無駄な事を書かない。実務家採用試験に学説バトルはいらない。実務は判例で動く。 一読で伝わる構造と文章。 文字は大きく、美しくなくても読みやすい字。
2016-09-22 10:03:40④「AとBを比較して論ぜよ」とあれば、「Aについて」、「Bについて」さらに「AとBの比較について」として論じる。
2016-09-22 10:04:06司法試験で問いと関係なく知っていることを書くのがよくないのは問題に応えていない以上当たり前なんだが、短期間で答案を読んで採点しなければならない立場で考えたら、忙しいのにいらいらさせやがって、でも読まないと、という精神状態に追い込むので、採点者に負担がかからない答案のほうが好まれる
2016-09-22 10:05:07(解説) ①まず「こんな論点書く必要ない」と思うことから始める。その後、(これは必要な論点か?)(ウン、必要)(だって、~だから)と頭の中で確認する。 ②余分な論点を書くことで、その法律自体の理解が疑われ、点が引かれる。「知らない」ことより、「理解していない」ことを恐れるべし。
2016-09-22 10:05:15③試験委員は、「理解しているか否か」により評価するのであって、決して「知っているか否か」により評価するわけではない。
2016-09-22 10:05:43(解説) ①思い浮かんだ論点が必要かどうかわからなかったり、必要でないと思われるが自信がない場合には、原則として論述しない。
2016-09-22 10:06:42②論点落としを気にしてはならない。不要なことを書いて「理解」を疑われるよりも、必要なことを書かずに「知識」は少ないが、「理解」はできていると思われる方が、合格には近い。
2016-09-22 10:07:06(解説) ①思い浮かんだ論点が必要かどうかわからない場合に、当該論点がたまたま理解十分であったりすると、色々書きたくなるのが人情。
2016-09-22 10:08:13②そうすると、出題意図を決めつけた上で、「これは必要な論点なのだ」ということを自分自身に納得させるために、何とかして必要な論点であることの理由をこじつけることになる。 ③これは、明らかに「素直な答案」というコンセプトから外れる。
2016-09-22 10:09:48④理由を「こじつけ」ていることに気が付いたら、自分は「迷って」いると認識し、もはや論述しない勇気を持つ。自分が熱くなってしまうと、「こじつけ」ていることすらわからなくなってしまうことに注意。
2016-09-22 10:10:16(解説) ①刑法であれば必ず時間の流れに従う。これは簡単。 ②憲法では前提論点が必ず(ほぼ)存在するから、まず始めに確実に押さえる。 ③他の科目でも「当事者が何を主張するか」を考え、その順序で論述していけばミスは減る。
2016-09-22 10:11:23①特に一行問題において、やみくもに総論を書いても「素直な答案」にはならない。 ②総論を書く意味があるか、総論としての役割を果たしているか、を確認する。
2016-09-22 10:12:46③「総論を書く意味」とは、各論とリンクしているか、各論を貫く視点が示されているか、ということ。これができていない総論は書く意味がない。むしろ書いてはいけない。 ④「総論としての役割」とは、土俵の設定(各論の射程範囲の決定)のこと。
2016-09-22 10:13:27⑤すなわち、各論において論じる内容がどこからどこまでなのか(土俵)が示されていること。 ⑥この土俵の外にあることは各論で決して書かない。 ⑦こう見てくると、総論を書く前にまず各論を考え、その内容を決定してからでないとまともな総論は書けないことがわかる。これが「素直な答案」に繋がる
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