哲学を…

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MR. BIG @Kazuma_Kitamura

ルソーは社会生活に秩序を求め、それゆえ人々は規則を守らねばならないと考えた点では、ホッブズやロックに似た社会契約論者だが、決定的に違うのはそのために自由の一部を手放すということが許せないほどに自由に絶対的な価値を置いていた。

2011-12-28 16:53:56
MR. BIG @Kazuma_Kitamura

そこで個々人が自由を完全に行使しながらも、同時に社会生活におけるルールを遵守する、という矛盾した状況の可能性を追求せねばならなかった。

2011-12-28 16:56:31
MR. BIG @Kazuma_Kitamura

ルソーにとって、社会の秩序を可能ならしめるルール遵守は不可欠であったが、それによっていかなる自由も制限されることは許されなかった。そこで、ルソーは個々人が自由に意志し、選択する行為がそのまま社会秩序へとつながるという状況が存在しなければならないと考えた。

2011-12-29 03:45:01
MR. BIG @Kazuma_Kitamura

そこで、ルソーはこの難題の解決策を、個々の構成員の真の自己から構成される一般意志に求めたわけである。人は実際生活の中で様々なことを望むかもしれないが、人間にとって行うべき正しい行為というものが存在する限り、人間の内なる声はそれを意図し、望むはずである。

2011-12-29 03:50:18
MR. BIG @Kazuma_Kitamura

仮に人がそういったことを意識の上では望まないということがあっても、それは人為的な影響によって害されているからであり、本来の願望ではない。むしろ、そのような本来の願望ではないもの、本来の意志とは言えないものに従って行動するということは、真の自由を制限されているということを意味する。

2011-12-29 03:52:33
MR. BIG @Kazuma_Kitamura

むしろ、社会の共通善に向かい、本来の意志に従って行動すること、つまり、彼らが様々な要因に害されることなく自然の内なる声に従っていたとすれば当然意図するであろうことを行うことは、それが表層上の願望にいかに矛盾することであっても諸々の影響からの解放、自由の獲得を意味するのである。

2011-12-29 03:55:16
MR. BIG @Kazuma_Kitamura

このようにルソーは個々人の意識の上での意図や願望ではなく、「真の自己」が意図するであろうものを行うことこそ、文明、教育、環境といったものに塗り固められ歪んだ表層的自己からの解放を意味するという点で、自由であるとみなした。

2011-12-29 04:01:33
中島 智 @nakashima001

技芸(Art) はほぼ暗黙知でできている。すなわち、言語化・分節化できない知識でできている。つまり技芸以外の言語によってそれを復元することはできない。

2016-10-19 19:30:48
ArbiL @Alice_Hut8

ヘーゲル: 弁証法論理学が有名 テーゼ(命題)とアンチテーゼを競わせ、暗黙的な矛盾を明確にして本質的に統合した命題(ジンテーゼ)にアウフヘーベン(止揚)させることで命題をさらなる高みに上げる方法論を提唱した

2016-10-20 00:37:21
ArbiL @Alice_Hut8

ウィトゲンシュタイン: 今まで哲学者が論じてきたことはすべて言語をこねくり回して遊んできただけだと主張。 この考えが後に言語ゲームや私的言語論へと発展していく。 有名なのが生得言語を提唱したノーム・チョムスキーもこの発展上にいる。

2016-10-20 00:47:29
ArbiL @Alice_Hut8

ハイデッガー: 基本的には存在とは何なのかを考えていた人。 人間が存在するためにはないが必要とか無とはどういう状態なのか、考えていたらしい。 ナチスに協力したため、戦後は公職を追われた。因みにここまでのドイツ哲学を牽引してきたハイデルベルク大学を壊した原因はナチスである。

2016-10-20 00:58:43
ArbiL @Alice_Hut8

ミシェル・フーコー: 構造主義とポスト構造主義を考えていた点でとても審美眼が優れたいた人ともいえる。 友人サルトルの実存主義に閉塞が生まれたときに、それを打ち破る別の手段として構造主義が提唱され、建築学から転用する形でポスト構造主義が生まれた…らしいです。

2016-10-20 01:01:51
ArbiL @Alice_Hut8

フーコーの偉大な点はサルトルが実存主義を実践するのとは別に構造主義やポスト構造主義を現実社会でどう当て嵌まるのか多くの資料(ただし西洋が主流)から分析、考察、論理だって説明しようとした点にあります。

2016-10-20 01:04:52
ArbiL @Alice_Hut8

以上は現在の個人的な印象です。(まともにフーコーは考察したことはないです)

2016-10-20 01:06:10
ArbiL @Alice_Hut8

@moroQma ご指摘の通り私的言語論は写像理論と間違えています。チョムスキーはウィトゲンシュタインから発達したプラグマティズムの否定の意味で書きましたが誤読を招く書き方でしたね。

2016-10-20 11:32:16
諸隈元シュタイン @moroQma

@Aliss_ilA 念のため。 ・写像理論は彼の前期の哲学です。後期では否定されます。 ・プラグマティズムは米国発祥です。彼の前期哲学に影響されたウィーン学団の面々が渡米し、プラグマと結びついて分析哲学(主に人工言語学派)に発達。それをチョムスキーが否定した、ってことですかね。

2016-10-20 16:41:00
諸隈元シュタイン @moroQma

@Aliss_ilA 念のため。 ・写像理論は彼の前期の哲学です。後期では否定されます。 ・プラグマティズムは米国発祥です。彼の前期哲学に影響されたウィーン学団の面々が渡米し、プラグマと結びついて分析哲学(主に人工言語学派)に発達。それをチョムスキーが否定した、ってことですかね。

2016-10-20 16:41:00
ArbiL @Alice_Hut8

@moroQma 返信ありがとうございます。 元の文を直すなら”言語ゲームや写像理論で有名”と書くべきでしたね。 チョムスキーの生成文法はウィトゲンシュタインの言語ゲームが背景にあったので入れていましたが、140字で収めるにはここまで書くと何も知らない人には全く理解できませんし続

2016-10-20 17:52:17
ArbiL @Alice_Hut8

@moroQma 哲学を学んだ人には誤解を招く文章になるとおもいますので削除しようと思います。

2016-10-20 17:53:26
諸隈元シュタイン @moroQma

@Aliss_ilA ちょちょっと待った! ヴィトゲンシュタインは『探究』をアウグスティヌスの引用で始めています。その言語観が誤っている、と言いながら何故か。その理由は「偉大な精神の人がそう主張したとすれば、その概念が重要なものであるから」です。誤解が理解に通じることもあります!

2016-10-20 18:08:06
ArbiL @Alice_Hut8

@moroQma プラグマティズムは米国発祥ですが、思想的にはイギリス経験論を引き継いでいる点と当時の言語学がウィトゲンシュタインに影響を受けていたため何らかの繋がりがあるのではないかと「推測」し、最初のツイートを説明するために間違いを承知でツイートしました。

2016-10-20 18:11:32
ArbiL @Alice_Hut8

@moroQma 生成文法が言語ゲームに直接関係あるように断定したのはまずかったですね… 文章で書かれていたのか自分の考えなのか記憶が曖昧ですが、言語が後天的に獲得していくという考えはウィトゲンシュタインが元になっていて、チョムスキーはそこから論理を出発した、と読んだ記憶が…

2016-10-20 18:36:31
ArbiL @Alice_Hut8

ウィトゲンシュタインの言語ゲームとチョムスキーの生成文法との繋がりは時間をかけて考えてみますか

2016-10-20 19:03:46
ArbiL @Alice_Hut8

何かを発明する事とは、既存のものの改良が殆どです。 本当にゼロから作られたものは、天才の仕事とそれが以前に発明・発表されていない運……だと思いますね、それもten to oneで…

2016-10-20 19:15:54
ArbiL @Alice_Hut8

(恐らく私的仮説) 1.ウィトゲンシュタインの言語ゲームは哲学だけではなく言語学まで直接的(言語と人間の関係)と間接的(行動主義や人口言語学派)にまで影響を与えたのではないか。 2.チョムスキーは直接、テキストからウィトゲンシュタインの言語ゲームを学んだ上で、言語とは何かを説明続

2016-10-20 20:52:43