お客様利益と著者様(作り手)利益、両立しないと商売は成り立ちません

商業出版である以上、 編集として、 お客様である読者様の利益、 著者様の利益、 その両方がなりたつように考えます。 続きを読む
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切り取り線 @kiri_tori

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2011-02-22 18:00:00
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

んで、外食でも、ラーメンやさんとおすし屋さんで特性が違い、それぞれ別個のお客さんがいるように、出版社にも、自分たちのお客さんがいます。買う人が版元名を見てないだけで、売ってるほうはお客さんのことをよーく見ています。

2011-02-22 13:38:55
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

版元(のほうが書きやすい、出版社のこと)には、それぞれ得意分野がある。去年の統計で、4万社だったかな、4だけ覚えてるんだけど、「へえ、こんなにあるの」って驚いたんだから、4000社ではない、4万か40万、ごめんファクトじゃなくて、でもいっぱいある。

2011-02-22 13:39:55
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

ぜんぶが同じビジネスモデルじゃない。たとえば、宝島さんは、いま話題になったことを、1ヵ月後には別冊宝島として店頭に並べる。ぶっちゃけ、本てのは印刷入って店頭まで、標準では2週間かかるので、特殊な体制を用意しないと不可能。

2011-02-22 13:40:49
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

でも、宝島さんの方法が、別に唯一じゃない。話題をおいかければ、本の賞味期限は短くなるし、バクチ性も高くなる。逆に、「堅実に5年以上 売れる本」だけ出す版元だってある。ディアゴスティーニさんみたいなところも。音楽専門のところも。それぞれ得意分野が違う。

2011-02-22 13:41:45
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

特殊な例を出せば、点字の本、目が見えないかたの専門の版元だってある。で、それぞれが それぞれのお客様と著者さんの利益が最大になるように工夫して、その結果 おこぼれをいただいている。

2011-02-22 13:42:20
切り取り線 @kiri_tori

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2011-02-22 17:00:00
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

となると、デジタルブックちうても、それぞれの版元の「お客様」の利益にならなきゃ、当然出さない。だから、突然ぜんぶがパラダイムシフトなんてしない。点字の版元のお客さんは目が見えないわけで、デジタルブックに顧客利益がない。

2011-02-22 13:43:04
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

「え、マルチメディアで読み上げれば、利益じゃないの?」と思うかもしれませんが、それはとっくに、点字とかの専門の版元さんは、PC向けにそういうソフトやコンテンツを出してるし、朗読CDも出してる。ニーズがあれば、お客様の利益を最大限にするため、きっちり努力をとっくにやってます。

2011-02-22 13:43:56
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

点字は、極端で分かりやすそうだから、挙げただけ。自分は実際には点字の業界に所属してないから、実際にデジタルブックをどうしてるかは知らないです。ノンファクト。でも、既存のPCソフトや朗読CDを超える利便がお客様にどう提示するか、部外者の私では想像できない。

2011-02-22 13:45:08
切り取り線 @kiri_tori

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2011-02-22 15:59:59
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

自分のお客様の利益が説明できないなら、いまのところビジネスにはできない。ニーズがはっきりしない。それは、「デジタルでマルチメディアでなんでもできる!」ていう煽りかたで、妙なふうに状態をあいまいに広げてしまった扇動屋さんがいるから。

2011-02-22 13:46:09
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

たとえば、どういうものが欲しいのだろう。ゲームみたいなものなら、それはゲーム屋さんの仕事であって、出版社のビジネスじゃない。というか、うみねこ や ひぐらし、あれはお客様にとってはゲームなの、デジタルブックなの? いまんところ、認識はゲームですよね。でも実態、あれはデジタルブック

2011-02-22 13:46:57
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

デジタルブックをやってないわけじゃなくて、ニーズが明確なところから、お客様の利益のために、順番にやってる。マルチメディア展開もしてる。サウンドノベルや電子辞書はとっくに存在するし、Web新聞やWeb動画ニュースもある、ustreamもある。それと違う「お客様利便」はなんだろう?

2011-02-22 13:48:09
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

謎の「まだ存在しない、すごいもの」は、たぶんふつうの出版社の仕事の範囲じゃない。それこそ、角川レベルの、総合で、内部に映像もアニメもなんでも部門を持ってるところじゃないと作れない。でもそれ、映画とか になっちゃうような気もしたり。具体的にお客様は何が欲しいのだろう?

2011-02-22 13:49:15
切り取り線 @kiri_tori

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2011-02-22 15:00:00
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

ただたんに、紙の本のリプレースでいいなら、そんなに難しいことじゃない。で、そうなると、リキッドやリフローとかフォーマットの議論をしてる理屈もよくわからない。たとえば、マンガに対してリキッド・リフローを要求するお客様はいないよね? 1つのフォーマットで全対応する必要はない。

2011-02-22 13:50:14
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

DVDの書き込みの規格が乱立したとき、「どれが勝つか」てな話になったけど、まずはドライブが全対応して、お客様に損がでないようにしたよね。仕様はそのあとお客様が選ぶ。で、コンテンツに対して最適な提供方法を考えたほうがいいのに、声の大きなひとはあんましそれをいわない。

2011-02-22 13:51:31
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

1994年とかのInternetでは、「理屈はいい、動くコードを書け、検証しろ、バグを潰せ。そのあとRFCにしろ」で、生き残ったものが仕様になった。それでいいことのはずなんだけども、なんかこう、HTML4とCSS2以降、異常なほどに「標準」にこだわるひとが増えてしまった。

2011-02-22 13:52:43
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

スタンダードには2種類あって、デジュア(ええと、翻訳なんだっけ、ん?)とデファクト(事実上の)。ふつうはデファクトでいい。というか、デファクトをあとで正規の規格にすればいい。ていうのがInternetスピードのはずだったんだけどなあ。

2011-02-22 13:53:37
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

ま、そんだけInternetがふつーのものになった、てことだろう、とは思います。1994年なんて、大学と一部の企業にしか いまいうInternetはなかったんだし。家庭向けは、えーと1994年て何ボーだ、思い出せない。28kbpsあったっけ? ないか、96? いま100MB。

2011-02-22 13:54:40
切り取り線 @kiri_tori

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2011-02-22 14:00:00
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

(まとめ用資料)実態として、先行してるアメリカや欧米では、ぶっちゃけ「統一規格」なんてない。ePubはデジュアであって、スタンダードとして本当に意味があるのかは、わたしはちょっと懐疑的。だって、ビジネスで回ってるのはKindleだし、独自フォーマットで困ったりしてない。

2011-02-22 22:51:53
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

あー、「異常なほど規格にこだわる」って、責任の1つは私(たち)にもあるのか。当時はほんとに混乱してたからこそ、警鐘ならしたんだけど。http://bit.ly/eh1hOP 1998年ですら、HTMLの本に嘘・間違いだらけって、2011年だと想像つかないやね。

2011-02-22 13:56:58
kentarou sumi@愛知 @ks1234_1234

んでも、私(たち)は「プロは守れ」であって、別にエンドユーザーが厳密に守らないといけない世界を予想したわけじゃないんだけどなあ。http://www.asahi-net.or.jp/~jy3k-sm/css1/2003maki/index.html

2011-02-22 13:57:44
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