艦これアニメ考察:4話で一瞬挿入される吹雪の回想から推察されるW島攻略作戦の真相(ネタばれあり)
- ryu_halfspin
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私は提督の夢は文字通りの夢ではなく、吹雪との過去の思い出を「夢」として封印し、今後は艦隊司令として勝利のために吹雪を活用するという決意表明と捉えている。しかしもとより記憶のない吹雪は別のとらえ方をしたかもしれない。
2016-12-05 01:30:07その後も何かにつけて「提督の言葉には意味がある」と言う吹雪が、この時の提督の言葉を「夢に注意しろ」という意味だと受け取ってもおかしくはない。
2016-12-05 01:30:14あるいは如月も夢を見ていたのかもしれない。後にAFを棲地MIと信じて疑わなかった長門も、夢の影響を受けていたのかもしれない。しかし吹雪に関しては、他の艦娘よりさらに夢を重視する事情があったのだ。
2016-12-05 01:30:24提督の話に戻ろう。提督は恐らく、当初は如月をW島に出撃させないという形で運命のくびきを回避しようとしたのではないか。しかしその結果睦月が沈んだので、単に運命のくびきの対象艦娘を出撃させないというのは無意味だと悟ったのではないか。
2016-12-05 01:30:31その後提督は、吹雪が運命のくびきを突破する鍵になりえると気づいた。そこで提督が考えたのは、如月は出撃させてもW島からは離しておき、一方睦月には吹雪の援護をつけることで両方の轟沈を回避しようという策だ。そしてそれは一度失敗し、睦月が沈んだ。それがアニメ4話の吹雪回想だ。
2016-12-05 01:30:47それでアニメでの提督は、W島攻略作戦までに吹雪の練度を上げることに注力したのではないか。史実にはいない神通と那珂を加えた第三水雷戦隊による特訓に加え、自身が直接激励し、さらに赤城にもそれとなく吹雪を見守るように伝えた。
2016-12-05 01:31:08ついでながら、3話前半の時点で睦月轟沈の可能性を吹雪が念頭に置いていたとすると、その後の赤城、睦月との会話の印象がかなり異なってくる。吹雪が「睦月に何もお礼ができていない」と言い出した気持ちもよく分かる。これは是非ご確認いただきたい。
2016-12-05 01:32:15結果として吹雪は援護に成功し、睦月の轟沈は回避された。しかし今度は外洋にいたはずの如月が爆撃によって轟沈した、というのがアニメ3話だ。「運命のくびき」の突破はやはり容易ではなかったのだ。
2016-12-05 01:32:23提督が大鳳の入手に奔走することを決意したのもこれが原因ではないか。史実で可能な手段を反映した工夫では運命のくびきを打ち破れない、したがって史実のミッドウェー時点で就役していない大鳳を投入することにより局面の転換を図ったのだと思う。
2016-12-05 01:32:41アニメ3話のW島攻略作戦に至るまでに提督がどれほど試行錯誤したか推察してみたが、恐らく他の戦いでも同様の苦闘があったのだろう。過去のループで提督と艦娘たちにどのような物語があったか、そこには膨大な想像の余地がある。
2016-12-05 01:32:54She was splendid like our flagship But it's all in the past She never gave up the hope even till the end Only the sea knows
2016-12-05 01:33:34以前のサイクルで吹雪が提督の傍らで最後まで希望を捨てずに闘い、幾つもの悲しみと海を越え、全てが過去に消えたことがあったはずなのだ。いつかその物語が描かれることがあるのだろうか。
2016-12-05 01:34:18