フランシス・フクヤマ『政治の秩序と政治の衰退』読書メモ(セルフまとめ)

フランシス・フクヤマの『政治の起源』の続編『政治の秩序と政治の衰退(Political Order and Political Decay)』を読みながらつぶやいたツイートのセルフまとめ。内容の重複が多いが気にしない。誤字脱字も気にしない。
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  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-20 20:44:49
    フランシス・フクヤマの分厚い本を読むのを再開した…。さすがに全部は読んでいられないので、発展途上国とかマイナーな国について書かれている部分は読み飛ばす予定だが。 pic.twitter.com/h00O8T3jmJ
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  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-20 21:58:53
    フランシス・フクヤマの『政治秩序と政治の腐敗(Political Order and Political Decay)』は、前著の『政治の起源』から続く大作で、世界各国の政治制度において「国家」「法の支配」「説明責任」という要素がいかに発達したかといことを論じているのだが…
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-20 21:59:35
    …プロイセン(=ドイツ)やイギリスでは参政権が拡大して民主主義が発達するよりも先に官僚制が発達したので政府が充分に機能して色々と良かったが、アメリカでは官僚制よりも先に民主主義が発達してしまったので官僚制や政府の機能の発達が他の国よりもずっと遅れてしまった、という話が印象的。
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-20 22:03:21
    前作の『政治の起源』では人類の歴史において「国家」→「法の支配」→「説明責任」という要素が順次的に発達していた様子が描かれているのだが、新興国であるアメリカには「法の支配」も「説明責任」も存在していたが「国家」が弱かったために現在にまで通じる諸々の問題が生じてしまった、という議論
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-20 22:06:13
    現在にまで通じる諸々の問題というのは、利益誘導型とか縁故主義とか政治党派の派閥争いとか、あとチェック&バランスや国民への説明責任が重視されすぎるために政府や官僚がフレキシブルだったりスピーディに動けなかったりして諸々の政策の実行や改善などが遅れてしまう、ということなど。
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-20 22:09:16
    官僚の力が強くなり過ぎることの弊害ももちろん書かれていて、アメリカでは公務員らは民主党の票田となっているので民主党政権では官僚制度の改革が行いづらいらしい。
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 10:18:40
    『政治の秩序と政治の腐敗』、12章はナショナリズムの成立過程についてのまとめで、デュルケームやアンダーソンやアーネスト・ゲルナーやエルネスト・ルナンの議論が取り上げられる…。目新しいことは言っていないが簡潔にまとめられているのがよくて、大学の授業を思い出す感じ。
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 10:21:59
    エルネスト・ルナンの「歴史的忘却/記憶喪失( Historical Amnesia)」の議論は覚えておきたいな。
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 10:24:23
    大体の発展途上国は、20世紀までのアメリカと同じく、(外国や国際社会の力もあって)民主主義や法の支配は備わっていても肝心の政府や官僚の力が弱いので色々と機能不全になってしまう、縁故主義や贈賄や政治腐敗などがはびこってしまう…という話。
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 10:26:52
    国家というものはそもそも縁故主義や身内贔屓や部族主義を抑えつけて社会を回すためのものとして発達していったのだが、民主主義だけ発達して国家(政府や官僚)の力が弱くなってしまうと、国家が抑えつけるはずだった縁故主義や身内贔屓や部族主義が復活してしまう、という矛盾がある。
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 10:31:28
    アメリカは出自によらないナショナリズムが強固だったおかげで、親族や民族の一員としての意識や親族や民族に対する忠誠よりも、「アメリカ人」としての意識やアメリカに対する忠誠を国民が持つことができたので、なんとか国を結びつけて20世紀以降には国家の力をある程度までは強くすることができた
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 10:32:27
    発展途上国とかではナショナリズムも未熟で親族や部族や民族意識のほうが強くなってしまうのも縁故主義や政治腐敗の一員なのでナショナリズムが必要、みたいな。
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 10:38:59
    19世紀には西部出身で民主主義や私的所有権に対する意識が強いジャクソンが大統領になったりしたおかげで国家の力が強くなるのが遅れたが、20世紀にはセオドア・ルーズヴェルトに代表されるような北東部出身でヨーロッパの伝統に馴染み深い昔ながらのエリートが改革を行い国家の力を強くした、など
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 11:25:01
    ナショナリズムの他にも政府に対する信用や期待、社会内での信頼や社会資本、ピューリタン的な道徳意識などがなければ、政府の腐敗を糾弾したり改革を求めるための社会運動が起きなくて、アメリカやイギリスなどには上記の条件があったの改良運動を行うことができたが…
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 11:25:23
    …イタリアやギリシャは社会資本がロクに存在しなくて親族主義が蔓延した低信頼社会なので、国家制度に対して人々がそもそも信用や期待をしていないので改良運動もなかなか成功せずに、マフィアなどの私的で非公式な組織がはびこってしまって社会の腐敗が進行してしまう。
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 11:28:05
    社会的地位の固定化が解除されて流動的になることや、経済が発達して中産階級の力が伸びることは、国家や政府に対して改良を求める運動が起こることの必要条件ではあるかもしれないが、充分条件ではない。
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 11:30:55
    プロイセンでは戦争に勝って生き延びるために国家制度(官僚)の発展が最優先されて民主主義的な説明責任などは後回しにされたが、結果的にはそれが現代のドイツにおける良質な民主主義につながった。
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 11:33:03
    日本は官僚は腐敗していないけど自民党の一党支配が強過ぎるせいで利益誘導がひどいことになっている、ということが少しだけ触れられている。
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 11:48:29
    図でも説明されていたり pic.twitter.com/CX21HhiVdt
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  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 11:51:19
    フクヤマの本は師匠であるハンティントンの『変革期社会の政治秩序』で論じられていることを念頭に置いて書かれているんだけど…
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 11:52:40
    …ハンティントンが論じたように「まず政府の発達が先にあるべきであり、その後に民主主義が発達するべきだ。順次的に発達させるべきだ」とまでは言わない。
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 11:54:52
    既に民主主義が根付いている発展途上国に対して、その方が効率的だからといって民主主義を取り除いて政府の発達を強制させようとすることはそもそも非現実的だし、非道徳的。民主主義的な政治参加は人々にとって大切なことだし、一度その価値を知った人々はそれを取り除かれることに強く反対するだろう
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 11:56:37
    軍事的紛争に鍛え上げられつつ政府の力を発展させていく…と言うプロイセンの発達過程を現代で模倣することは非現実的
  • デビット・ライス @RiceDavit 2017-01-21 12:01:48
    まあ既存の政治制度において漸進的に改善していくしかない、みたいな

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