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「ロックンロールはラテン音楽の一種である」というテーゼ再考

音楽文.com 第3回入賞・阿部幸大さん「Out of the Pocket――「ネオ・ソウル」再考、あるいは複数化するグルーヴ」批評から始まりT・レックス「マンボ・サン」に到る。 「ジャズもまたラテン音楽の一種」とするtogetter『高橋健太郎による「2017年夏の20世紀初頭アメリカ音楽史再訪」』(https://togetter.com/li/1140179)も参照あれ
楽器 音楽 チャック・ベリー ルンバ スカ Tレックス ハネ ロックンロール アール・パーマー スネア
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音楽文.com
第3回 入賞 | 2017年2月27日
阿部幸大 (29歳)
Out of the Pocket――「ネオ・ソウル」再考、あるいは複数化するグルーヴ

ROOTSY @rootsy
面白く読んだ。細部に批判は思いつくけど、どこかで会えたら楽しくひと晩語れそう。こういう語り手、どんどん登場してほしい。 Out of the Pocket――「ネオ・ソウル」再考、あるいは複数化するグルーヴ – 音楽文.com ongakubun.com/archives/223
kentarotakahashi @kentarotakahash
読んでみた。「「ズレ」という概念は、その「ジャスト」の発明の瞬間に、その対立項として、構造的に存在を開始」という論は悪くないと思うが、2、4のスネアに拘泥し過ぎて、リズムの基本構造にある「ハネ」についての考察が全く欠けているな。 ongakubun.com/archives/223
kentarotakahashi @kentarotakahash
「音楽の時間芸術的側面がもっともマクロな次元においては「物語」として現れるとすれば、もっともミクロな次元において看取されるそれは「グルーヴ」である」というテーゼも良いんだけれど、すると、小節単位よりももっとミクロな8分や16分の音符の中にジャストから外れた「ハネ」がある。
kentarotakahashi @kentarotakahash
でもって、歴史的には、この「ハネ」を増大させる/減少させるという方向性が、多くの音楽ジャンルの発生と関わっているのだ。ジャズもロックンロールもそう。スカなども、そこがキモだった。あるいは、ディアンジェロ登場前夜のR&B界を席巻したニュー・ジャック・スウィングなんかもそうだよね。
kentarotakahashi @kentarotakahash
16分のハネを係数として厳格に決定し、それで全てにクォンタイズをかけて、グリッド(但しイーヴンではない)に強固にロックしたニュー・ジャック・スウィングは、ディラやディアンジェロのズレたグルーヴの「対立的な」生みの親なんじゃないかな。
kentarotakahashi @kentarotakahash
あと、「Dillaが機械で発明した「気持ち悪さ」を人力で再現してみせるQuestlove」と書かれているが、クウェストラヴにはそういう印象はないな。クリス・デイヴはディラのズレを解析して、ポリリズム(orハネ)の観点からグリッドに打ち直し、連続演奏できるようにした感があるけど。
岸田繁 @Kishida_Qrl
@kentarotakahash 実際の演奏で留意している部分であり、MIDIでは目視で判る部分ですが、発音のタイミングと、その音が鳴り終わるタイミング…つまり休符についての記述があれば分かりやすいかも知れませんね。ドン、とドッ、は随分違いますからね。
kentarotakahashi @kentarotakahash
@Kishida_Qrl あ〜、そうですね。グリッドとは別に、アーティキュレーションの問題というのもグルーヴに深く関わりますね。
岸田繁 @Kishida_Qrl
15年ほど前「HOW TO GO」のドラムトラックをMIDIで打ち込んでいた時、ドンタンドドタンというシンプルなパターンをどのようにグルーヴィーに聴かせるか、ということに四苦八苦した。もっくん脱退後、いちばん悩んだことだ。
岸田繁 @Kishida_Qrl
その時出した答は、3拍ウラのキックを32分休符ぶん後にズラすことと、強拍のあとは16分休符、弱拍のあとは半拍休むことだった。それでも、生のドラムのグルーヴには敵わないので「ハネ」を演出するためにゴーストノートを付加したりもしたけど、結局休符の方が重要だった。
kentarotakahashi @kentarotakahash
結論のあたり。「80年代から90年代にかけてサンプラーが普及するに至り、「ジャスト」というものが実体として出現し、それと同時に、「非ジャスト」としての「ズレ」が構造的に生じることになった」。これは事実的に誤り。サンプラーではなく、MIDIで「ジャスト」が示された。
kentarotakahashi @kentarotakahash
なので、サンプラー以前に「ジャスト」との拘泥は始まっていた。YMOなどにおいてもそう。サンプラーの場合は基本、オーディオの起点しか調整できないから、レコード・サンプルの一小節ループを作っても、2、4のスネアはジャストには来ないしね(その後、スライスしてハメるようにもなったが)。
kentarotakahashi @kentarotakahash
結論部分。「本稿が「ポケット」を問題視してきたのは、それがわれわれの「快楽」のありかたを唯一的に決定する排他的な制度だからである」。そもそもラテン音楽などには2、4のスネアは入らない。なので、「快楽」のありかたを唯一的に決定されてきた「われわれ」とは誰?という話になってしまう。
kentarotakahashi @kentarotakahash
ちなみに、僕の『ポップミュージックのゆくえ』には「制度としてのスネアドラム」という文章がある。これは2、4のスネアに批判的なもので、ちょっと似ているんだけれど、「「ポケット」を問題視」というのは前提として2、4を疑問なく受け入れてしまっているから、出てくる視点ではないかな。
kentarotakahashi @kentarotakahash
というあたりがサクッと読んで気になったけれど、でも、この企画面白いですね。誰でも音楽について文章書ける媒体があるというのは良い(最近、そういう話をしていたところだった)。 ongakubun.com
kentarotakahashi @kentarotakahash
クウェストラヴは影響されたのではなく、同時に発明したのだと言っていたような。 twitter.com/ohhhholy/statu…
kentarotakahashi @kentarotakahash
これは1995年。 D'Angelo - Me And Those Dreamin' Eyes Of Mine youtube.com/watch?v=h3y2aP…
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kentarotakahashi @kentarotakahash
だけど、1995年には僕は『悪名』作ってて、ヤスくんとかケンセイくんとかがすでにズラしたビートを作るのを見てたな。あの頃はプレミアの影響が強くあったような気がする。
岸田繁 @Kishida_Qrl
@kentarotakahash チャック・ベリーとかの初期ロックンロールのスネアの位置は1オモテ、2裏、4オモテ。それをイントロで茶化しながら2、4スネアの雛形を作ったのがZEPのロックンロールではないかと思ってます。
岸田繁 @Kishida_Qrl
ベンチャーズとかのドンパパドンパンとかは、その過渡期なのかも知れません。ジャンルとしてのロックンロールを演るときにいつもジレンマに感じてしまう点です。2、4の呪縛から逃れたいけど便利やからなぁ。でもノリは8分で3、3、2なんよねぇ。。 twitter.com/kishida_qrl/st…
kentarotakahashi @kentarotakahash
最近考えてたのは「ロックンロールはラテン音楽の一種である」というテーゼでした。 twitter.com/Kishida_Qrl/st…
kentarotakahashi @kentarotakahash
当然ながら、これは油井正一先生の「ジャズはラテン音楽の一種」に倣ったものなんだけれど、あらためて、ロックンロールとラテンの関係を考え出したきっかけは、次号のサンレコ連載に書いてある第二次大戦中のラテン・ブームなんだよね。
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コメント

Z.O @little_BigMuff 2017年3月23日
まとめようと思ってたので助かりました!ありがとうございます!
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