恐竜の日特別セミナー「恐竜の巨大化」講師:関谷 透さん2017年4月16日/ 須田葦也さんの福井県立恐竜博物館(FPDM)紀行
Q2.鼻からだけしか呼吸しなかったのか? 肺までの距離が長く、抜けきらなかったのではないか? A2.1回の呼吸のスパンを長くする(4分くらい)でちゃんと空気を送り込める。
2017-04-23 18:44:35Q3.(孫がこの仕事に就きたいとのことで)関谷先生のようになるにはどんな勉強をしたらよいか? A3-1.恐竜博物館の研究員では、海外留学した人、していない人、院の専門も恐竜、亀、鳥の脳等様々だが、共通しているのは ・大学院で修士号を取ること ・30~40人の応募者の1番になること
2017-04-23 19:02:51文字数制限でこういう書き方になりましたが、「応募者の1番になること」とは「他の応募者に無い、自分が1番という何かを持っていること」という意味です。
2017-04-23 20:54:38Q3-2.関谷先生が持っておられる、誰にも負けない1番は何? A3-2.中国の大学院で学んだため、 ・中国語が話せる ・中国の研究者との人脈がある ・中国のいろんなところを見てきている
2017-04-23 19:07:15Q3-3.(たまたま質問者の近くにおられた)薗田先生が持っておられる、誰にも負けない1番は何? A3-3.外に放り出してもらえれば、必ず何か見つけてくるのが強み(笑)
2017-04-23 19:08:51Q5.竜脚類の高温性を保つ循環器系はどうであったか? A5.成長の早さを見ると哺乳類並みに早い。よって哺乳類並みに熱を作り出せるような生き物だったのではないかと思われる。
2017-04-23 19:12:43Q7.小さい卵をたくさん産んで、子育てはしたのか? A7.カメもたくさん卵を産んでいたが、子育てはしない。 マイアサウラは子育てしたといわれているが… (ここでたまたまのぞきにいらした卵専門の今井先生にいきなり振られる) →獣脚類でも子育てしており、例えばトロオドンなど。
2017-04-23 19:20:46Q8.これ、どうなんですか?(私の質問) A8.驚きの発表であり、これが正しいということになると恐竜博物館の展示も並び替えなければならない。が、この論文も然るべき検証をされて出てきているので、認められた根拠はあるはず。 pic.twitter.com/pAqIS7H1bv
2017-04-23 19:25:44以上で今回の特別セミナー再録は終了です。 そのうち、博物館カレッジ「なぞの恐竜を研究しよう」「恐竜の脳を科学する」についても再録したいと思います。 pic.twitter.com/yrSXZCi8Jo
2017-04-23 19:30:27一連のツイートを読んだ人の感想
Q3.(孫がこの仕事に就きたいとのことで)関谷先生のようになるにはどんな勉強をしたらよいか? A3-1.恐竜博物館の研究員では、海外留学した人、していない人、院の専門も恐竜、亀、鳥の脳等様々だが、共通しているのは ・大学院で修士号を取ること ・30~40人の応募者の1番になること
2017-04-23 19:02:51恐竜研究者になるためのこの具体的な提示嬉しいですよね。個人的には某試される大地にいる先生の「うちの研究室においで」が一番わかりやすくて、子ども達もモチベーションが上がる気がする
2017-04-23 19:22:51ワニ研究者 福田雄介さん
おもしろいなあ。去年一昨年とイリエワニの大腿骨を輪切りにして見てみたけど、ティラノサウルスと一緒。成長が止まる時期はワニの場合は冬にあたる乾季だった。寒くなると代謝がガクンと落ちる。野生のワニは年輪はっきり見えるんだけど、水温が管理されている養殖場のワニにはほとんど見えなかった。 twitter.com/sudaashiya/sta…
2017-04-23 23:57:433.成長の早さ 骨の化石を輪切りにして顕微鏡で成長線(年輪のようなもの)を見てみると、 ・ティラノサウルス・・・成長線がはっきりしている→成長が止まる時期がある ・竜脚類・・・成長線が見えにくい→常に成長を続けている 同じ年齢のティラノサウルスより大きくなることができる。 pic.twitter.com/9e5u1uFsYh
2017-04-23 17:16:27養殖場のワニに年輪がなかったのは水温が安定してるので、一年通して成長しっぱなしと言うこと。3メートルくらいまでは実際に養殖個体は野生のより成長が倍以上速い。つまりこの例だと養殖ワニはブラキオサウルスと同じだね。ブラキオサウルスはなんで成長止まらなかったんだろ?
2017-04-24 00:03:41@GingaCrocodylus なるほど。ブラキオサウルスなどの竜脚類、幼い時は常にアロサウルスなどの肉食恐竜に狙われやすかったため、1日でも早く大きくなる必要があったために常に成長していたと思います。また、大飯食らいだったのも営業しております。
2017-04-24 12:44:50@GingaCrocodylus ギラファティタン(“ブラキオサウルス”)等の骨組織学の論文にはこの様な物がありますが、 ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P… researchgate.net/publication/40… stuartsumida.com/BIOL622/Sander… researchgate.net/publication/26…
2017-04-24 16:06:35@GingaCrocodylus どの竜脚類も小さな亜成体の化石は少なく、大型の竜脚類が生息した地域・時代には様々なサイズの捕食者も多く生息したので、彼らの速い成長スピードは生存率を高める効果があったと考えられます。
2017-04-24 16:29:01@GingaCrocodylus ワニも養殖と天然で育ちかたが違うとは面白いですね。来月も恐竜博物館のセミナー受けに行く予定なので、ブラキオサウルスの件聞いてみましょうか?
2017-04-25 12:05:01@sudaashiya 養殖場では人工的に常夏状態を作り出すので年輪はほとんど見られませんでした。恐竜の巨大化を可能にしたのは食べ方と呼吸の方法にも依るとのツイート拝見しました。とても興味深かったです。
2017-04-25 23:33:02@sudaashiya ありがとうございます。当時は冬など季節があったのか?あるのならそこで成長を遅らせずにすんだ仕組みは何なのか?など、もし機会がありましたらご教示いただければ幸いです。現生ワニ以外のことは何も知らない門外漢ですが、これら古生物の話は大変に興味深いです。
2017-04-25 23:39:30