ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド感想 まとめ【Botw】
- Aloha_Tengu
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ゼルダブレスオブザワイルドの感想を書く。 レビューや評価ではない。感想だ。 このゲームを系統立てて全体を俯瞰して語ることはもはや俺の言語能力を超えている。
2017-05-06 15:54:58例えば世界を回った旅人がいる。 彼は砂漠を越え、 海を渡り国々を訪ね歩いたが、しかし彼に「地球は丸い」と語り得ただろうか? 俺も同じだ。だから個別の感想について散発的に語るしかできない。とりとめもない話だ。 しっかりした分析は電ファミか開発者インタビューを読んでくれ。
2017-05-06 15:55:56俺は人生のそれなりの割合をゲームという趣味に注ぎ込んでいる。 歳を取るにつれ、中々言えないセリフがある。それでもこう言わずにはいられない。史上最高のゲームだ。
2017-05-06 15:57:06それほどゼルダの大ファンという訳ではない。もちろん、神々のトライフォース以降の据え置き機のシリーズは大体プレイしているし(風タクは除く)、携帯機ゼルダもそれなりにやっているが、これはある程度のゲーマーにとっては”たしなみ”のレベルだ。
2017-05-06 16:12:31例えばトライフォース三銃士やゼルダ無双のような外伝や小規模作品はスルーしているし、複雑極まる時系列論議に参加する気もない。適度な距離感って奴だ。
2017-05-06 16:12:51もちろん俺は、レトロフューチャーで、ブラックユーモアと暴力たっぷりで、オープンワールドで、ポストアポカリプスというチートタイトルなフォールアウト3が最もハマったゲームだし、瞬間風速のアドレナリン量では魂斗羅シリーズやデビルメイクライ(初代)の方が上だろう。
2017-05-06 16:18:59正直にいうと、wiiUの性能でこれが実現できているのは全く信じられない。 スケール感は圧倒的だ。遥か彼方の山で蠢く超巨大な古代ロボ、瘴気に飲まれたハイラル城、雄大な大自然、ただの平野ではないこうしたダイナミズムに溢れたハイラルの諸々がどこからでも違和感なく一望できる。
2017-05-06 17:08:32では近づくとどうか?都市や集落のディテールはバリエーションに満ちており全く飽きることがない。凄まじいのは自然で、大地の高低差、川のうねり、植生の変化…
2017-05-06 17:08:37特徴的なのが、このゲームでは、ほんのささいな箇所まで「〇〇平原」「〇〇川」「〇〇大地」というような地名が偏執的につけられている。これは惰性で作られた箇所が全くないことの証明だ。そしてどこに行っても、新しい驚きと、発見と、それに見合った報酬がある。
2017-05-06 17:08:52曖昧な表現だが、空気感のある映像だ。輝度の高さ故だろうか?晴れた日のハイラル平原の空気は胸一杯に吸い込みたくなるような清浄さがあるし、雨の日のそれは湿度まで感じる。刻々と場所・時間帯で変わる天候はいずれも美しい。ゲーム全体に、明け方の大気のような清涼さが満ちている。
2017-05-06 17:09:02誰しもと同様、俺はこれまでのゼルダシリーズと全く異なるゲーム構造に面食らった。これが…ゼルダ…?』と俺の心の中の範馬刃牙が囁くたびに、『任天堂がやっているのだ ゼルダ以外の何ものでもない』と私の心の中の烈海王が答えてくる。もうマジ郭海皇。
2017-05-06 17:09:30プレイフィールとして一番近いゲームを挙げれば…やはりベタだがスカイリムだろうか。どこにいっても何らかの発見やイベントがあり、探索がゲームの本質となっている点は、従来のゼルダよりも近い。
2017-05-06 17:09:47だが、『どのゲームが近いか?』という思索は適当ではなかった。本質的な問いは『どの体験が近いか?』ということだ。 俺の場合は…小学生のとき、通学路から離れて二駅離れた隣街まで冒険に行った時のそれだ。
2017-05-06 17:09:58俺はいい歳をこき、舌が肥え、すり切れ、乾き、やさぐれてしまったゲーマーだ。 その俺がまるで7歳の少年のようにわくわくとした気持ちでハイラルを駆け巡っていた。全くもって信じられない。
2017-05-06 17:10:16これまでのゼルダにおいては、重厚長大なダンジョンがメインの遊び場であり、フィールドは各ダンジョンへのハブ兼サブイベント置き場という構成だった。 (スライドは5分で作ったのでクオリティは勘弁してほしい) pic.twitter.com/7F8eEsJMhK
2017-05-06 17:13:23今作では大きく舵を切って、フィールドの探索そのものが遊びの中心となっている。 pic.twitter.com/4eB6izWa8h
2017-05-07 06:11:24巨大ダンジョンは大きくその数を減らした一方、祠と呼ばれるミニダンジョンは世界に大量に存在し、それぞれが楽しい謎解きや挑戦を与えてくれるし、祠を探すこと自体が何より楽しい。
2017-05-06 17:14:00これまでのメインダンジョンに相当するのは四体の神獣となるが、これも従来のダンジョンから長さこそ減じているものの、謎解きの密度は十分すぎるもので、ダンジョン全体を使ったダイナミックなスケール感のパズルが楽しめる。
2017-05-06 17:15:36唯一ケチをつけるならボスバトルで、今作のボスもギミック豊富で楽しいことは楽しいが、見た目や戦い方のバリエーションが豊富だとはやや言い難い。従来作のアイテムギミック中心の戦闘からの転換は一長一短だが、過去作のような個性あるボスたちがいれば、更に素晴らしいゲームとなっただろう。
2017-05-06 17:17:35神殿のボス戦よりもむしろ、ハイラルを探索している途中に不意に遭遇する強力なユニークモンスターの方が見た目や戦法に大きな違いがあり、何より戦っていて面白い。
2017-05-06 17:17:53しかしこちらも基礎4種✖亜種複数なので、もう少し種類が多くても良かったというところは本音だ。ここはDLCなどによる拡張に期待しよう。
2017-05-06 17:18:06