大戦中の日本機が欧米の一流国機に劣っている点は、一言で言えば基礎的工業力の不足によるものです。
元より貧乏な国が国家予算の半分を軍備に注ぎ込み、国民を赤貧にあえがせ、あらゆる犠牲を払って完成した「技術の粋」があの程度だからな。そこんとこだけでも痛々しいとしか言いようがない。 pic.twitter.com/iUP6ykBKzK
2017-05-12 22:50:11菜穂子の喀血は、そうした「あらゆる犠牲」のメタファーである。 twitter.com/kabutoyama_tar…
2017-05-12 23:00:48「風立ちぬ」で、零戦がもたらした例えば重慶爆撃が描かれてないのは云々との批判があったが、あまりに浅薄というか、歴史を象徴的に描く作品にそんな具体的描写を求めるほうが頭悪杉。 菜穂子はこの「産業革命」の犠牲となった全ての人々のメタファーであり、喀血は流された彼らの血に決まってる。
2015-07-06 13:13:31@kabutoyama_taro @simanekomama こんにちは。 横から、すいません。 非常に重要なご指摘だと思います。 リベラルの立場ですが、飛行機好きです。 戦争を肯定するつもりは、微塵もありません。 その上で、 ゼロ戦に限らず、「無かったコトにする」のは「無批判に賛美する」のと同罪な気がします。(1)
2017-05-13 10:52:19@kabutoyama_taro @simanekomama 敗戦当時、政府も軍部もあらゆる重要な資料を、廃棄しました。 設計図まで。 ドイツでは違ったように、思います。 コレは、ストレートに戦後の国の方向とリンクします。 ご指摘の通り、リベラルサイドには、「悲惨な戦争をイメージさせるモノは全て悪」で、あってはならない風潮があります(2)
2017-05-13 10:58:08@kabutoyama_taro @simanekomama おそらくは、 リベラルの重要な担い手である、女性にとって不得手で未知のジャンルであることも、あるのでしょうが、なかなか理解はされないように思います。 すこし、歯痒い、おっサンでした。 失礼しました。
2017-05-13 11:04:00@abarthmen @simanekomama あってはならないとまで考えているわけではないでしょうが、なにせ「称揚・礼賛=飛ばす」vs「批判的=飛ばさせない」という単純二項図式で、「批判的=あえて飛ばす」つまりまさに負の遺産として(むろん現実には負だけでなく両義的なのですが)飛ばすという第三項がスコーンと抜けてるんですよね。
2017-05-13 11:25:57で、おそらく実際には飛んじゃうだろうし、ドイツの事例を見ても飛ばすこと自体を否定しきるのは困難でしょうから、そうすると「称揚・礼賛」だけが勝って「批判的」な意味づけは負けたってことになっちゃうんですよね。つまり最初っから負ける論争をしている。@abarthmen
2017-05-13 11:35:06@kabutoyama_taro 正に。 どうも、術中に嵌まっちゃってます。 おそらく、ココは、我々のウイークポイント。 こういった、直接的に思想に関わらない事態に、(いや、そう受け取れないんだろうなぁ)安易な反対表明は、却ってキケンな部分も。
2017-05-13 11:39:41@abarthmen 「飛ばすこと」自体の是非ではなく、あれが当時の日本の科学技術の粋で比較論としても優れた機体だったというような日本スゴイ論を潰すこと(例えば朝日新聞だってそこのツッコミはまるで足りない)にこそ戦線を集中しなければならないのに、まるっきりダメですわ…。
2017-05-13 11:44:50@kabutoyama_taro 特にエンジン、ですよね。 全くダメだったコトは、あまり知られてない印象があります。 液冷は自立で開発できず、MBのライセンス生産すらままならず、話題の三式戦の稼働率は低いまま。 ゼロ戦だって千馬力出せないエンジンじゃ、防弾板なんて積めない。 負の部分を、論理的に示すべき。
2017-05-13 11:54:55昔、栄エンジンを積んだ零戦が龍ヶ崎でショーをやった頃は、「涙が出そう、英霊が帰ってきた」なんて馬鹿なことを言えば、「うわ、こいつヤバい」って感じだったんだ。 今は臆面もなくそういうことを言う輩がいるから気持ち悪いんだ。 (´・ω・`)
2017-06-07 20:29:11@abarthmen @MasaMZP @kabutoyama_taro 大戦中の日本機が欧米の一流国機に劣っている点は、一言で言えば基礎的工業力の不足によるものです。 たとえば、工作機械が自前で作れないため、零戦などは非常に製造性の低い設計になっています。 これは設計が悪いのではなく、機械化できていない製造現場に合わせてあるのです。 ( ˘ω˘ )
2017-06-08 21:51:13@abarthmen @MasaMZP @kabutoyama_taro 三式戦のエンジン不具合は、製造も苦労していますが、前線整備士にきちんと教育やマニュアルが与えられていなかったことが原因です。 製造元ではエンジン不具合はなかったのですが、前線に整備技術が行き渡っていなかったのです。 これも基礎工業力の問題といえるかも知れません。 ( ˘ω˘ )
2017-06-08 21:56:13@booskanoriri @MasaMZP @kabutoyama_taro ご教示、ありがとうございます。 m(_ _)m そう、工作機械の遅れは致命的ですよね。 三式戦については、液冷エンジンの生産が全く追い付かず、首無しの機体が余っていたとの話もありますね。 それを利用したのが、五式戦だと、聞きました。
2017-06-08 22:00:17@abarthmen @MasaMZP @kabutoyama_taro そのとおりで、エンジン生産の遅れから三式戦の機体だけがたくさん各務原の工場周辺に並びました。 僕の父は学徒動員で三式戦の製造ライン、叔父は五式戦のラインで働きました。 ( ^ω^ )
2017-06-08 22:03:48最近改めて思うんだ。 デジカメの普及で写真を撮る飛行機マニアが激増したんだけど、そのおかげで飛行機マニアが精神的に幼児化したっていうことは確かだと思うんだ。 (・ω・)
2017-06-08 23:20:00川崎航空機の元工員さん曰わく 「材料がなかった、って言うけどよ、材料はあるんだよ。工作機械がねえの。輸入品の工作機械を虎の子のように使ってたんだ。材料がないんじゃねえんだよ。」 twitter.com/t_wak/status/8…
2017-06-09 00:41:36戦争を始めたら工作機械の輸入がストップしたんだけれど、自前で出来るようにはなっていないんだ。摩耗の早い国産の粗悪な機械と切れない刃で能率が上がらず、切削油も戦前に輸入したストックが切れたら万事休したんだ。他人にこのあたりの話を振りたいのだったら、技術史を少しは学んだ方がいいよ。 twitter.com/crazypierrot_0…
2017-06-07 19:48:32こいつもバカ twitter.com/Mossie633/stat…
2017-06-09 00:52:29戦争の悲惨さや責任って、使われた兵器をその「象徴」として、兵器に押しつけていいのか?兵器を隠して、兵器を遠ざければ、戦争の責任を感じることになるのか?
2017-06-07 13:12:36
ゼロ戦里帰り計画のページ見て、ああ確かにこれはダメだと思った。本邦製造業飛躍の原点は米軍相手に物を納め始めた戦後です。ゼロ戦の頃に戻ったら安物買いの銭失いと言うか、ちょっと前の中国製兵器、今のインド製兵器になっちゃうよ。 zero-sen.jp/about/
2017-06-07 18:50:34ゼロ戦里帰りと称して本邦製造業をインド製兵器並の惨状に陥れんとする悪の陰謀に対抗するには、ひたすらゼロ戦が飛ぶ横で"些細な理由で使いこなせなかった空中電話""旧式化しても退役NG""飛行場まで牛車で運搬"などと言った悲惨な話を喚き続けるしかない。女学生さんのやっつけ仕事でも良い。
2017-06-07 18:54:35ゼロ戦拝むぐらいなら、まだPC9801とか74式戦車とか、ゆき型護衛艦を拝んでた方が絶対良い。本邦製造業が本当に光り輝いてた時代のプロダクトとは、こういう物なんですよ。
2017-06-07 18:58:13ゼロ戦も意外と海外セールス(?)が弱くて戦後に中国とインドネシアで使われたぐらいで、中国と朝鮮は言わずもがな、満洲やタイにインドネシア、フランスまで使われた隼の方がセールスとしては成功している感がするんだ。こんなに色んな国で使われた和製航空機って他にあるんだろうか?
2017-06-07 19:11:04