Erotic Love 〜 case F 〜 芙美香・父と二人の小学生時代

【R18】 Erotic Love 〜 side T / S 〜 からのスピンオフ。 時司家家政婦・澤名芙美香の過去。 続きを読む
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夢乃 @iamdreamers

母が亡くなってから、他にも様々な変化があり、苦労することも数多くありましたが、なんとか父娘二人の生活が軌道に乗り、家だけでなく生活全般にも慣れてきた頃、再び大きな変化が起こりました。 #twnovels

2017-06-13 12:39:15

F-2. 喪失

夢乃 @iamdreamers

父は、もともとアルコールの類をそれほど呑む人ではありませんでしたが、母が亡くなってから、時々お酒を呑んで帰ってくるようになりました。それほど深酒をするわけでもなくほろ酔い程度でしたし、家計への負担も僅かでしたから、それに対して私は特に異議を唱えませんでした。 #twnovels

2017-06-15 12:16:37
夢乃 @iamdreamers

母が亡くなった悲しみを酒で紛らわすことができるなら、身体を壊さない程度に嗜むことになんの異論もあろうはずもありません。父も、自分の限界をわきまえていたようで、決して酒に飲まれるような呑み方はしませんでしたし、私の前で呑むこともありませんでした。 #twnovels

2017-06-15 12:17:16
夢乃 @iamdreamers

ところが、その日は、そんな父が足元も覚束ないほどに酔い潰れて帰ってきました。 いつも、遅くなっても私と夕食を共にする父がその日に限って連絡もなく、夜が更けても帰ってきませんでした。何かあったのだろうか?と、私は気を揉みながら待っていました。 #twnovels

2017-06-15 12:17:53
夢乃 @iamdreamers

狭い台所の食卓に並べた、すっかり冷めてしまった夕食を前に、いつの間にかうつらうつらとしていた私は、玄関のドアが閉じた大きな音にはっとしました。父だろうか? いつも聞こえる帰宅の挨拶がありませんが、他には考えられません。 #twnovels

2017-06-15 12:18:27
夢乃 @iamdreamers

私が急いで玄関に出ると、果たして、そこには俯せになった父の姿がありました。 「お父さんっ!?」 私は思わず跪き、父を抱え起こしました。母の亡くなった時のことが思い出されました。父にまで倒れられたら、私の涙は枯れてしまうかもしれません。 #twnovels

2017-06-15 12:18:54
夢乃 @iamdreamers

そんな思いで抱きかかえた父からは、これまでに嗅いだことのないほど強い酒の臭いが漂っていました。 「お父さん、しっかりしてっ」 私は抱きかかえた父を揺すりました。父はうっすらと瞼を開き、焦点の合っていない瞳で私を見上げました。 #twnovels

2017-06-15 12:19:20
夢乃 @iamdreamers

「ふゆこ〜、あいひてうよ〜」 呂律の回らない口で言った父は、そのまま私にもたれるようにして寝息を立て始めました。父のその姿を見て、酔っているだけで身体を壊したわけではない、と私はようやく気付きました。取り敢えず安心した私は、父の重い身体を床に横たえました。 #twnovels

2017-06-15 12:20:00
夢乃 @iamdreamers

(お父さん、お母さんのこと、まだ思っているのね・・・) 父が呼んだのは私の名前ではありませんでした。亡くなってまだ半年。普段はあまり母のことを話題に出しませんが、未練を断ち切るにはまだ短すぎる時間です。私も同じ思いでしたから、父の気持ちは痛いほどに解りました。 #twnovels

2017-06-15 12:20:48
夢乃 @iamdreamers

いつまでも玄関の床に父を寝かせたままにしておくわけにもいきません。玄関の鍵がかかっていないことに気付いた私はまず鍵を閉めて、父を揺すりました。 「お父さん、起きて。こんなところで寝たら風邪ひくよ」 #twnovels

2017-06-15 12:21:12
夢乃 @iamdreamers

すっかり寝入ってしまったように見えた父でしたが、私の呼びかけに応じるようにまた目を開けて私を見ると、今度は床を見て、手をついて身体を起こそうとしました。私の言葉は届いていたようです。それでも、かつてないほどに酔った父は、立ち上がることもままなりません。 #twnovels

2017-06-15 12:21:37
夢乃 @iamdreamers

私は自分の身体を父の下に入れて片腕を持ち上げ、肩を貸すようにして父が歩くのに手を貸しました。もう遅かったので、部屋にはすでに布団を敷いておいていました。その上に倒れこむように、父は仰向けに寝転がりました。 #twnovels

2017-06-15 12:22:43
夢乃 @iamdreamers

上着とズボンくらいは脱がさないと。私は四つん這いになって、父の上着のボタンを外し始めました。全部外して脱がせようとしたとき、父と目が合いました。眠ってはいなかったようです。突然、父は寝転がったまま、私を抱きしめました。 #twnovels

2017-06-15 12:23:11
夢乃 @iamdreamers

「ちょっと、お父さん、やめて」 突然のことに私は慌ててもがきましたが、次の父の言葉で身体の力を抜いてしまいました。 「芙由子〜、寂しかったよ〜、前みたいに抱いてくれよ〜」 父は、私を亡くなった母と見間違えているようでした。 #twnovels

2017-06-15 12:23:34
夢乃 @iamdreamers

抱きしめられたまま、腕を伸ばして父の頭を抱えました。父からは、お酒と埃の混じったような臭いがしました。父は、私を抱きしめていた腕を離すと、私の顔を両手で優しく包んで持ち上げました。父と目が合いました。でも、父の見ているのは私ではなく、母なのでしょう。 #twnovels

2017-06-15 12:24:00
夢乃 @iamdreamers

父が私の顔を自分に近付けました。私は逆らいませんでした。目を閉じました。唇が触れました。父は私の身体と頭に腕を回して強く抱きしめます。私も寝転がっている父の頭を抱きかかえます。私の唇を割って、父の舌が入ってきました。 #twnovels

2017-06-15 12:24:28
夢乃 @iamdreamers

一瞬、拒むように身体が反応しましたが、それを抑え付けて私は父の舌を受け入れました。母が亡くなってからも、父はずっと母だけを想っていたのでしょう。悲しみを抱えて。それを少しでも和らげることができるなら、少しくらいは我慢しよう。 #twnovels

2017-06-15 12:24:58
夢乃 @iamdreamers

それに、寂しいのは私も一緒でした。私も父に慰めて貰いたかったのだと思います。私も父の口に舌を入れました。舌と舌が絡み合い、唾液が交じり合いました。父の舌と口の中は、お酒の味がしたように思います。臭いから連想しただけかもしれませんが。 #twnovels

2017-06-15 12:25:24
夢乃 @iamdreamers

父は私の口腔を犯し、私も父を犯しました。始めはお酒臭くて気持ち悪かったのですが、時間が経つうちに気分が高揚している自分に気付きました。それに、父への愛しさも高まってきます。いつまでもそうしていたいと感じるほどでした。 #twnovels

2017-06-15 12:25:48
夢乃 @iamdreamers

濃密な口付けを交わしながら、父が身体を横に起こし、私と入れ替えました。 (っ!?) あっと言う間に私は仰向けにされ、父が上に跨った状態になりました。私は父の頭を抱きしめたまま、父の唇を求め続けました。 #twnovels

2017-06-15 12:26:08
夢乃 @iamdreamers

父が腕を布団について、私から身をもぎ離すように身体を起こしました。父とのキスに酔っていた私は、(もうおしまい?)という想いを込めて、父を見つめました。父は、酒に酔っているとは思えない優しい瞳で私を見下ろしていました。 #twnovels

2017-06-15 12:26:33
夢乃 @iamdreamers

父の両手が布団から離れました。本当に終わりなの?と思いましたが、それは間違いでした。父は私の肌蹴た半纏の下の寝間着に手をかけると、一息に左右に開きました。 「あっ」 寝間着のボタンがいくつか弾け飛び、最近膨らみ始めた私の小さな胸が露わになりました。 #twnovels

2017-06-15 12:27:05
夢乃 @iamdreamers

「芙由子、いつも綺麗だね・・・」 父が私を見て言いました。顔だけでなく、母とは比べ物にならない幼い身体を見ても気付かないほどに酔っているのでしょうか。剥き出しになった私の膨らみに父の両手が添えられました。そっと父の手が動きます。私の胸を揉むように。 #twnovels

2017-06-15 12:27:48
夢乃 @iamdreamers

手の動きがだんだん強くなります。 「いたっ」 思わず、私は声をあげてしまいました。 「ごめん」 父は短く謝ると、手の力を弱めました。父の手、いえ、指が私の乳首を摘んだとき、初めて心地よさを感じました。 「あ」 #twnovels

2017-06-15 12:28:13
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