Erotic Love 〜 case F 〜 芙美香・父と二人の小学生時代

【R18】 Erotic Love 〜 side T / S 〜 からのスピンオフ。 時司家家政婦・澤名芙美香の過去。 続きを読む
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夢乃 @iamdreamers

エプロンをかけて台所に立っていると、後ろから声をかけられました。 「芙美香」 私は振り返りました。 「お父さん、おはよう」 裸のまま寝てしまった父は、もう部屋着を着込んでいました。 「ああ、おはよう。・・・その、お父さん、夕べ、芙美香に何かしなかったか?」 #twnovels

2017-06-20 12:22:36
夢乃 @iamdreamers

「お父さん、やっぱり覚えてない? 大変だったのよ。玄関で寝ちゃうし」 「いや、そうじゃなくて・・・それもなんだが・・・夜中、芙美香に変なこと、しなかったか?」 父も気付いているようです。裸だった上、布団にも、父のペニスにも、私の血がこびり付いていましたから。 #twnovels

2017-06-20 12:22:59
夢乃 @iamdreamers

本当にあの夜は、その後も大変でした。父は、私と繋がったまま、私の上で眠ってしまったのですから。 あの後まず、私は自分の中から父の逸物を引き抜きました。また鋭い痛みが走り、目からは涙が溢れましたが、無理矢理引っこ抜きました。 #twnovels

2017-06-20 12:23:19
夢乃 @iamdreamers

あまりの痛みに少しの間、動けませんでした。それから、父の身体の下から這い出して、自分の身体を確認しました。膣からは血液が流れ出し、太腿と布団を濡らしていました。父は、掛布団の上で眠ってしまっています。季節は冬、そのままにしておいては風邪を引きかねません。 #twnovels

2017-06-20 12:23:41
夢乃 @iamdreamers

隣の私の布団から掛布団を剥がし、苦心して父を私の布団に転がし、その夜は布団を交換して寝ることにしました。父に布団を掛けましたが、私はそのまま眠る気にはなれません。股間が痛くて、そのままでは眠れそうにありませんでした。 #twnovels

2017-06-20 12:24:02
夢乃 @iamdreamers

半纏とパジャマを脱いで狭い風呂場に入り、シャワーで全身を、特に女性器付近を、丹念に洗い流しました。膣からの出血はもう止まっていましたが、股から太腿にかけて、その名残りを見て取れました。石鹸も使って太腿を綺麗に洗い流し、股間にシャワーを当てます。 #twnovels

2017-06-20 12:24:24
夢乃 @iamdreamers

(あっ) 感じてしまいました。それがどういうことか、当時の私はよく理解していませんでしたが、気持ちよくなってしまったことを覚えています。シャワーヘッドでしばらく性器を刺激していました。私にとって、初めてのオナニーでした。 #twnovels

2017-06-20 12:24:43
夢乃 @iamdreamers

翌日が休みだからといって、いつまでも起きているわけにはいきません。適当なところでシャワーを切り上げて風呂から出た私は、寝間着を着て、食べられなかった夕食を冷蔵庫にしまい、いつもは父の使っている布団に入ったのでした。 #twnovels

2017-06-20 12:25:28

夢乃 @iamdreamers

「お父さん、わたしをお母さんと思っていたみたい。わたし、そんなにお母さんに似てきたかな?」 私の言葉を、父は半分ほどしか聞いていないようでした。 「それじゃ、夕べ、芙由子と・・・していたのは夢じゃなくて、芙美香と・・・?」 #twnovels

2017-06-20 12:26:13
夢乃 @iamdreamers

父が何と言おうとしているのか、その時の私にはよく解りませんでしたが、どんなことを伝えようとしたのかは解りました。私は頷いて、少し俯きました。と、父は突然、部屋と台所の間に正座すると、私に向かって頭を勢いよく下げました。父の額が床にぶつかって音を立てました。 #twnovels

2017-06-20 12:26:35
夢乃 @iamdreamers

「すまんっ」 床に頭を押し当てて謝る父に、私は少し戸惑いました。 「お父さん、どうしたの? いきなりそんなことして」 「・・・お父さん、夕べ、芙美香を襲ってしまったんだろう・・・? 本当に、すまん」 「お父さん・・・」 #twnovels

2017-06-20 12:26:56
夢乃 @iamdreamers

私は父の前まで行って膝をつきました。 「お父さん、頭を上げて。わたしは気にしてないから。ううん、私も嬉しかったよ。わたしでも、お父さんを慰められて」 父はゆっくりと頭を上げました。 「許してくれるのか? 芙美香に取り返しのつかないことをしてしまったのに」 #twnovels

2017-06-20 12:27:57
夢乃 @iamdreamers

私は父の頭を小さな胸に抱き寄せました。 「お父さん、お母さんが死んじゃってからずっと寂しかったんでしょう? わたしでよかったら、お父さんをいつだって慰めてあげるから。遠慮しないで」 「・・・俺は最低だな。娘の処女を奪った挙句、その娘に憐れまれるなんて」 #twnovels

2017-06-20 12:28:19
夢乃 @iamdreamers

私は父を抱きかかえ、子供をあやすように頭を撫でながら言いました。 「そんなことない。わたしだってお母さんが死んじゃって寂しいもの。お父さんと一緒だよ。夕べは嬉しかったよ。わたしも、お父さんに満たして貰って。これからも、お互いに助け合っていこうよ」 #twnovels

2017-06-20 12:28:41
夢乃 @iamdreamers

「・・・すまん」 これまでに見たこともない程に恐縮した父でしたが、私は幻滅したりしませんでした。寧ろ、私でも父の癒しになれるという喜びが大きかったのです。 「さ、お父さん、ご飯にしよ。その前にシャワー浴びるでしょ。その間に用意しておくから浴びちゃって」 #twnovels

2017-06-20 12:29:19
夢乃 @iamdreamers

私は立ち上がって明るく言いました。父ものろのろと起き上がり、風呂場の前で服を脱ぎ始めました。風呂場に入るとき、父はもう一度、「すまん」と言いました。その間にも、私は部屋の布団を片付け、卓袱台を出して遅い朝食を摂る準備を始めました。 #twnovels

2017-06-20 12:29:42

F-4. 一周忌の夜

夢乃 @iamdreamers

そのことがあってからというもの、父は酒を断ちました。母の生前も稀にお酒を嗜んでいたのですが、一滴も呑むことがなくなっていました。それほどに、娘と交わってしまったことに罪悪感を覚えてしまったようです。私は、父が悦んでくれるなら何度でもしていい、と思ったのですが。 #twnovels

2017-06-22 12:21:11
夢乃 @iamdreamers

母の死後、お酒の量が増えたのは悲しみを紛らわすためだったのだと思います。その、悲しみを忘れるための酒を断ってしまって、父は大丈夫でしょうか? そんな私の心配をよそに、父は断酒を続けました。おじさまとの会食の席でも呑まなかったのには驚きました。 #twnovels

2017-06-22 12:21:33
夢乃 @iamdreamers

そのときくらいは嗜んでも良いのに。けれど、父の決意は固いようでした。私も、折に触れてそれとなく勧めはしましたが、その決意は変わることなく、私もそこまで強く勧めることはありませんでした。 #twnovels

2017-06-22 12:22:26

夢乃 @iamdreamers

季節は巡り、私は五年生になりました。それから一月ほど経った頃から、父の仕事は忙しくなったようです。今までになく遅く帰る日が続くこともあれば、徹夜で働いて朝になってから帰り、昼に寝ていることもしばしばでした。それまで一度もなかった休日出勤もするようになりました。 #twnovels

2017-06-22 12:23:28
夢乃 @iamdreamers

「お父さん、最近無理してない? 大丈夫?」 時々、私は父に尋ねました。そんなときの父の答えは決まっていました。 「大丈夫だよ。芙美香は何も心配する必要はないよ」 父は笑っていましたが、その笑顔は弱々しかったことを覚えています。 #twnovels

2017-06-22 12:23:48
夢乃 @iamdreamers

「来週は、お仕事休めるの?」 母が亡くなって一年、間も無く一周忌を迎える頃でした。 「大丈夫。その日は休むことを、もう会社にも連絡してあるから。それより、芙美香の方こそ大丈夫か? お寺さんとの連絡とか、ほとんど任せてすまんが」 #twnovels

2017-06-22 12:24:11
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