エレン先生が読む国語教科書(小3-6)

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uroak_miku @Uroak_Miku

51)いいかえれば服を場にあわせて着替えさえすれば、多少ぶしつけなことを口走っても許されてしまうわけです。例えば「エレン先生はおいくつですか?」は失礼な質問なはずですが敬語なので大目に見られてしまう。

2017-06-17 22:27:30
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52)英語はスーツの使い分けがないぶん、質問内容には気を遣う。「エレン先生は20代なんですよね?」(Perhaps you're in your 20s, aren't you?)という聞き方なら許される。聞かれる側はイエスかノーかを答えればそれで済むから。

2017-06-17 22:29:55
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53)しかし「おいくつですか?」(How old are you?)では年齢までデジタルに答えを相手に問いただしているわけだから、失礼ですよね。だから英語ではぶしつけと判断されます。

2017-06-17 22:31:00
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54)これはマナーの問題です。言語が違うとマナーも違ってくる。めん類をずるずる音を立てて食べるのは西洋料理ではぶしつけだけど、日本ではむしろ礼節とされる。めんを作ってくれたひとに聞こえるようにして食べてあげることで「おいしいです」と感謝の気持ちを伝える。

2017-06-17 22:32:45
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55)小五の国語で敬語のしくみを教える(気づかせる)のに合わせて、小五の英語でも英語ならではのマナーのしくみを教えてあげられるといいのだけど。

2017-06-17 22:36:25
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56)和語、漢語、外来語のお話。これも日本の歴史と深く関係する。しかし小五では日本史を教えないので踏み込んだ説明ができない。 pic.twitter.com/DL0ytetmnT

2017-06-17 22:38:36
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57)これ、中三の英語で習う関係代名詞の前哨戦的なお話です。どうしてもっと国語科と英語科を連動させないのだろうと思いますね。 pic.twitter.com/qbhPM1kE7N

2017-06-17 22:40:26
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58)作文の添削。これを応用して、外国人のおかしな日本語を皆で添削してあげる授業をできないか。 pic.twitter.com/KBNEKR2VGF

2017-06-17 22:42:16
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59)これもハイコンテクスト、ローコンテクストの考え方を教える導入部になるのではないか。 pic.twitter.com/qqgK090HLW

2017-06-17 22:43:29
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60)「飛び上がる」などの複合語の紹介。「飛んでいく」との違いを教えるべきではないか?英語でいう動名詞やTo不定詞の予告編になるはず。 pic.twitter.com/WARwmZBUIS

2017-06-17 22:45:27
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61)方言と共通語のお話。これも明治期のことばの動乱を語るいい枕になるはずなのだけど。ことばは国家が作るという歴史的事実を生徒たちに教える機会にもなるのに。 pic.twitter.com/YUGuSpMqyT

2017-06-17 22:48:14
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62)ここまでが小五の国語です。

2017-06-17 22:48:59
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63)「国語」から「日本語」に子どもたちを導くカリキュラムが要る。しかしそのためには明治期の混乱について話をしないといけない。それって歴史の授業になる。日本史は小六からだから、どうしよう。

2017-06-17 22:53:24
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64)国語科で日本史のイロハを前倒しで教えるのがいい。学習指導要領で禁じられてはいないと思うし。日本史と地政学を半々にした日本語史を英語科で語るのはどうか?

2017-06-17 22:54:51
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65)小学校で英語を教えるのであれば、このくらい深く広く思考を積み重ねていってしかるべきです。ところが文部科学省の委員会の議事録を読むと、全然深度が足りない。

2017-06-17 22:57:13
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66)小3~4のうちに耳で英語に慣らしておけば、中学で習う英語を小5まで前倒しできるだろういう安直な期待で議論が進んでいる。

2017-06-17 22:58:49
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67)とんでもない。真に論ずるべきなのは国語科と社会科と英語科のクロスオーバーをどう成り立たせるか、なのに。

2017-06-17 22:59:48
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68)小六です。再び敬語の話題です。 pic.twitter.com/Ar9hdFTdFf

2017-06-17 23:53:29
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69)イラストに注目。小六にしてようやく外国人が登場する。国語ではなく日本語が論じられる。 pic.twitter.com/rork8uJrkC

2017-06-17 23:59:41
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70)話し言葉と書き言葉の違いがようやく論じられる。日本はかつて話し言葉と書き言葉の乖離がとても大きくて、それをあの手この手で明治期になんとかしようと試行錯誤されたいきさつは語られないのだけど。 pic.twitter.com/ijQO3a7FZw

2017-06-18 00:02:15
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71)話し言葉と書き言葉の中間言語として取り上げられるのが、スピーチ。 pic.twitter.com/bpeGxcBDPV

2017-06-18 00:03:20
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72)実は小一でもうやっているのです。 pic.twitter.com/PPeswr9isl

2017-06-18 00:04:13
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73)小一と小六。しかし「です・ます」が使われている点は同じ。スピーチという書き言葉、話し言葉の中間言語においては「です・ます」が重宝される。

2017-06-18 00:05:36
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74)小一前半から。同級生どうしなのに「です・ます」で会話している。これ、話し言葉から書き言葉への移行の前振りです。ウォーミングアップ。 pic.twitter.com/YwKyzfWvC0

2017-06-18 00:07:14
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75)私たちは小一から「です・ます」で教育される。話し言葉は小学校に入る前に全員がマスターしているわけだから、「です・ます」で話すよう指導すれば、そのまま書き言葉への入門になる。

2017-06-18 00:08:52