魔王の一幕も示唆的で、これが何を言っているのかかなり頭をひねっていました。そういうのも楽しかったですね。 今でこそ色々と想像がつく部分が増えましたが、初読当時は雲を掴むような気分だったのを覚えています。 #オーフェン読書会 #魔王
2017-07-29 10:33:48#オーフェン読書会 #魔王 ブラウニング家の世界書は、イスターシバが世界図塔によって召喚した結界外の情報を書物という形状にしたもの。では戯曲「魔王」は果たして実際にあった出来事なのか?(人間に知覚できない光景を変換したものという線もあろう)
2017-07-30 23:08:24貴重な黒魔術の三大秘奥こと物質崩壊の出番。というかまともに効いたのこれが最初で最後だったような…… 人間相手にはオーバーキルすぎ、ドラゴン種族相手には威力が足りないという帯に短したすきに長しを地で行く魔術 #オーフェン読書会 #魔王
2017-07-31 02:14:32我が聖都を濡らせ血涙
狼~魔王のあたりもとても好きなんだけど、血涙~背約者と二部最終盤はなんていうか、もう、叫びたくなるほどツボでもう……中二心をくすぐる的な意味でもそうだけど筆致の冴えかたというか要所の描写の見事さというか #オーフェン読書会 #血涙
2017-07-24 22:17:21"だが苦悩と絶望が抜け落ちた彼女の肖像に、なんの意味があろう?" "「わたしたちを産み出しました……」「そんなものは断じて罪ではない!」" こういうとこ! こういうとこ!(落ち着いて) #オーフェン読書会 #血涙
2017-07-24 22:18:16#オーフェン読書会 #血涙 舞台はいよいよキムラック。 オーフェンの世にも珍しい白衣装。 オーフェンが遂に一線を越えてしまう。 常人の狂気と狂人の正気。 バーのマスターはいったい何者だったんだ…。
2017-07-24 22:19:48「空飛ぶこともできないくせに崖から飛び降りるか? 生き返らせる方法もないくせに人を殺すか? わかるか? 今のお前なら、そいつをやりかねねえんだよ。この怖さが分からねえってんなら、今からでも遅くねえから《牙の塔》にでもなんでもとっとと帰れ」 #オーフェン読書会 #血涙
2017-07-24 22:20:10"嵐の中で歌うようなものだ―― と、男は胸中でつぶやいた。歌は誰にも聞こえない。自分にも聞こえない。 それでも歌っているのだ! 聞いてもらうために!" のあたりもですね。あれだ。もう。大好き。 #オーフェン読書会 #血涙
2017-07-24 22:23:28あと魔王のマジクも不憫だけど、血涙のマジクも大概だ。オーフェンが寝ぼけてマジクを殴り倒したあげく華麗にフライングキックをかますシーン、マジク………… #オーフェン読書会 #血涙
2017-07-24 22:24:36あと、秋田さんの作品の中でしばしば垣間見える、人がそれぞれに抱えるどうしようもない孤独というものの手触りが、この巻から濃度を増した気がする。というか、孤独感の描出がすごい。 #オーフェン読書会 #血涙
2017-07-24 22:27:28"あなたはわたしを殺したのだから。" "自分自身の顔は自分には見えない。自分自身の声は自分には聞こえない。誰もなにも答えてはくれない。" #オーフェン読書会 #血涙
2017-07-24 22:27:59そうなんだよなあ…「魔王」~「背約者 上」のあの薄暗い断絶感…でも、それはわたしもずっと感じている普遍的な孤絶だから、重苦しくても、なじむんだよな…そして「背約者 下」の開放感へと向かう。 #オーフェン読書会 #魔王 #血涙
2017-07-24 22:47:01ひとりきりで刃を見つめて夜の中にたたずむアザリー。初めて人を殺したという事実におののいて暗闇に立ち尽くすオーフェン。自分が認めてもらえないのはおかしいと独り言を言いながら気を失ったクリーオウをひきずって歩くマジク。対峙するチャイルドマンとイスターシバ。 #オーフェン読書会 #血涙
2017-07-24 22:29:25#オーフェン読書会 #血涙 アザリーさんって人のことですか、というマジクの台詞から察するに、やっぱりオーフェンは事情を説明してないままっぽいですよぬ。 twitter.com/kisadalog/stat…
2017-07-24 22:31:56情景描写も凄いんだけど、この「理解しあえなさ」の描写が強烈だからこそ、あとあとでキャラクターどうしの関係性が胸に迫る感じある…… #オーフェン読書会 #血涙
2017-07-24 22:37:32メッチェンといえば、4部の校長夫人のセリフを考えるに、幻の3部できっといろいろあったんだろうなあ……3部いつか読めたりしないんですかね…… #オーフェン読書会 #血涙
2017-07-24 22:41:28#オーフェン読書会 #血涙 「子供のころ、黄病に三度罹った。結婚はできなくなったけど、かえってよかったかしら」という台詞、最初に読んだときは意味がわからなかった。わかったときは、せんせい悪趣味では…とちょっと戦慄。
2017-07-24 23:02:35章タイトルの法則と回想の挿入具合からして、本来「血涙」と「背約者 上」は一緒の巻にされる予定だったんだろうな。 #オーフェン読書会 #血涙
2017-07-24 23:18:12各章の最後に挿入される謎めいた男女のやりとり。その最後の一文が次の章タイトルとなる。それにより本編はそのやりとりの残響音の中で行われるように感じられる。目の前で進んでいるのに、どこか突き放されている。映画的な感触も受ける。詩的だ。 #オーフェン読書会 #血涙 pic.twitter.com/aHS6MyQs5p
2017-07-24 23:36:09下手なお説教からの流れがマジクの反抗期を招くというのが、オーフェンさん本当人にものを伝えるのがどへたくそ。 #オーフェン読書会 #血涙
2017-07-24 23:41:46#オーフェン読書会 #血涙 サルアのことを「坊や」呼ばわりするカーロッタだが、彼女の言うようにサルアは坊やなんだよなあ…。リアルタイムで読んでいるときはわかっていなかったが。
2017-07-24 23:44:51血涙って、「ここがどう」「あそこがこう」というより全体に不穏な方へ動き始める胎動という雰囲気にしびれるので、呟きにくいところはあるな。 #オーフェン読書会 #血涙
2017-07-24 23:55:57